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2分で『スカーレット』30話あらすじ!あめ玉と離婚届

チャーハン

けーちゃん。さんによる写真ACからの写真

《第29話までのあらすじ》 

 喜美子は、ジョージ富士川のサイン会場で、草間さんと再会します。

 

草間さんは、奥さんと小さな飯屋をひらくのが夢でした。奥さんは生きていました。

 

しかし、戻ってくるのが遅すぎたのか、奥さんはすでに別のパートナーを見つけていました。その相手と、飯屋をひらいていたのです。

 

※今回は、小道具を用いたシナリオの巧さについても、考察しています。

 

 第30話の、詳しいあらすじはこちら!

www.entafukuzou.com

 

 

 

朝ドラ『スカーレット』第30話あらすじ!11月2日(土)放送分・・・草間さんの奥さんに会いに

 

 

 

 

喜美子(戸田 恵梨香)は、草間さん(佐藤 隆太)を連れ出そうとします。

 

喜美子「行きたいところがあります。ええですか?」

 

草間「どこ?」

喜美子「草間さんの奥さんがやってる店です。一度話したほうがええです」

 

草間「声かけたって、しょうがないだろ!」

喜美子「なんも言わんままで、ええんですか? ずっとずっと探してたことも? それでええ訳ない! 草間流柔道に反します!

 

草間「勝ち負けじゃないだろ」

喜美子「心に負けてます。お互い向き合って、礼!」

 

草間「わかった、行くよ。でも、ぶん殴るかもしれない。これは夫婦の問題だ」

 

 

 

 

 

2人は、草間さんの妻・里子(行平 あい佳子=ゆきひら あいか)がやっている、小さな飯屋にたどり着きます。

 

奥さん「いらっしゃいませ・・・」

 

草間さんと奥さんは、しばし見つめ合います。

(⇦ あきらかに、お互いを認識した!)

 

草間さんはだまってカバンを置き、席に座ります。喜美子はどこに座ってよいか、あたふたして、草間さんと背中合わせの席に座ります。

 

奥さん「なんにしましょう?」

草間「やき飯」

 

奥さん「なんにしましょう?」

喜美子「やき飯」

 

 

『スカーレット』第5週「ときめきは甘く苦く」30話・・・あめ玉と離婚届

 

 

草間さんは、だまってやき飯を食べます。奥さんは、喜美子に近寄ると、あめ玉を1つくれます。

 

奥さん「あめちゃん、食べる? (ふだんは)子どもさんに渡してるんやけど・・・」

 

奥さんは思い出したように、もう1個、喜美子にあめ玉を渡します。

 

草間さんはスッと立ち上がると、会計に向かいます。喜美子も、そばにゆきます。

 

 

奥さん「ご一緒でよろしいですか? 90円になります。10円のおつりです」

 

草間さんがおつりを受け取っていると、常連さんでしょうか、子連れのお母さんが店内に入ってきます。

 

常連客「つわりはどう?

奥さん「まだよ、まだ。今日はなんにしましょう?」

 

 

奥さんは新しいパートナーとの間に、赤ちゃんを授かっているようです。草間さんはショックを受けたまま、店を出ます。

 

 

 

飯屋の店内。

 

奥さんは、草間さんの座っていたテーブルに、あるものが置かれているのを発見します。離婚届です。離婚届には、メッセージが添えられていました。

 

幸せに 宗一郎

 

奥さんはそれをみて、涙します。(⇦ “宗一郎”は、草間さんの下の名前)

 

 

 

ふたたび、店の外。

 

草間さんは、黙って歩いています。喜美子は、奥さんからもらったあめ玉を1個、草間さんのカバンに押しこみます。

 

草間さんはあめ玉をとると、喜美子のバッグに入れ返します。喜美子はあめ玉を渡そうとすると、草間さんはすかさず、あめ玉を放り投げます。

 

草間「はははは~

 

喜美子はあめ玉をキャッチ! 草間さんに投げ返します。

 

草間「おっ!」

 

草間さんはあめ玉を受け取ると、口の中にいれます。

 

 

 

草間さんは、喜美子に連絡先を書いた紙を渡します。

 

喜美子「また会えますか?」

草間「会えるよ。元気で頑張っていれば」

 

喜美子「ほな、ハガキ・・・手紙出します。おやすみなさい。さいなら」

 

喜美子は別れを告げ、駅のほうへ向かおうとしますが、なにかを思い出したように戻ってきます。

 

喜美子「先生に礼!」

草間「お互いに礼!」

 

喜美子&草間「ありがとうございました!」

 

2人は、清々しく別れたのでした。

 

 

 

 

 

その夜。【荒木荘】の喜美子のもとへ、電話がかかってきます。相手は、父・常治でした。

 

常治「おう、喜美子か・・・お母ちゃんな、倒れた!

喜美子「えっ!?」

 

それは、突然の知らせでした。

 

                       第31話へつづく。

 

 

 

 

 

考察(シナリオ論)・・・小道具の使い方がウマい!

 

 

 第30話は、セリフのとても少ない回でした。通常、セリフが少ないと感情のやり取りが難しくなります。

 

それを、あめ玉1個でうまく表現していました。

 

① 草間さんの奥さんの優しさ(⇦ あめ玉をくれる)

② 喜美子が、落ちこんだ草間さんに話しかけるきっかけ(⇦ あめ玉をカバンに押しこむ)

③ 喜美子と無邪気なやり取りをするうち、草間さんが元気を取り戻す(⇦ あめ玉のおし付け合い)

④ 奥さんと、草間さんの心の交流(⇦ 草間さんが、あめ玉を口にいれる)

 

④は、

奥さん ⇨ 喜美子 ⇨ 草間さん

のように、奥さんのくれたあめ玉を、結果的に草間さんが受け取ります。喜美子でワンクッション挟んで、奥さんと草間さんの心のキャッチボールを描いているわけです。

 

草間さんは、奥さんに向けて離婚届にメッセージを残しています。

 

二人は、言葉では感情の受け渡しをすることはできませんでした。でも、あめ玉やメッセージを通して、それを成し遂げたのです。

あめ玉:奥さん ⇨ 草間さん

メッセージ:草間さん ⇨ 奥さん

草間さんと奥さんは、一方通行ではなく、お互いに感情を届けたことになります。

 

 

こんな小道具の使い方の巧いドラマ、久しぶりに観ました。