《第10話までのあらすじ》
家出した照子は【丸熊 陶業】の陶工さんに発見され、無事に戻ってきます。
信楽(しがらき)の子供たちに柔道を教えてくれた草間は、奥さんの行方を探し、東京へ旅立ちます。喜美子10歳の冬は、終わりを告げます。
第10話の、詳しいあらすじはこちら!
『スカーレット』第11話あらすじ!10月11日(金)放送分・・・今日もかわいい“お嬢さん”
喜美子「たのし~」
自転車で、勢いよく坂をかけおりる喜美子(戸田 恵梨香)。その様子を、信作(林 遣都)は心配そうに見守ります。
昭和28年(1953年)2月。喜美子は、15歳になっていました。
今日の放送で5年後のきみちゃんが登場しましたね!
— 朝ドラ「スカーレット」第2週 (@asadora_bk_nhk) October 10, 2019
第1週のプロローグで #戸田恵梨香 さん演じるきみちゃんが、窯の炎と向き合うシーンの撮影リポートが公開されているので、ぜひこの機会にご覧ください👀
🔥第1回"スカーレット窯"シーン撮影リポートhttps://t.co/5vKcbZ31pM#スカーレット
信作くんも15歳になりました。ご立派になられました…👏#中村謙心 → #林遣都#スカーレット pic.twitter.com/OrXSucShfR
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喜美子は中学卒業後、照子の父が経営する【丸熊 陶業】で働くことになっていました。喜美子は照子の家にやってくると、はやくも従業員のような口ぶりで照子に接します。
喜美子「照子“お嬢さん”。いってらっしゃいませ」
照子「『今日もかわいいな~』って、言うてくれる?」
喜美子「(他の従業員たちから)『かわいい』って言われるのは、ウチのほうかも知れんで」
照子お嬢様への「かわいい」の声かけは、勤務内容に含まれていなかったようです🤣
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お二人とも、とってもかわいいですよ~😊#スカーレット pic.twitter.com/rjVImlkkfz
日本の火ばちのほとんどは、ここ信楽(しがらき)で生産されていました。【丸熊 陶業】はその中でも1、2を争う大きな会社です。
(⇦ 火ばちとは、陶磁器でできた器具。中に炭を入れて、暖房やお湯を沸かすために使います。このページの上部の写真が、火ばちです)
喜美子は、照子の父・熊谷 秀男(坂田 マサノブ)に呼ばれていました。秀男は、妙にかしこまった態度です。
秀男「せっかく来てもろたんやけど、この話(=就職話)なかったことにしてもらいたいんや」
喜美子「なんでですか!」
秀男「男ばかりの職場で、15歳の女の子を働かせるなんて・・・“きみちゃんには厳しい”いうのが、皆の意見や。ほんま、堪忍な。きみちゃん」
が~ん!
どたん場になって、就職が取り消されてしまいました。もう2月。小さな町で、別の就職先がかんたんに見つかるはずありません。喜美子はくら~い気持ちで家に戻ります。
11話あらすじ!第2週「意地と誇りの旅立ち」・・・苦し~!内定取り消されたなんて、言い出せない
川原家では、若い兄弟とその家族が、常治(北村 一輝)あいさつにきていました。どうやら、常治は独立して商売を起こしたようです。
本当は余裕がないのに、知り合いの息子二人を雇ってあげようとしています。
常治「娘は、春から【丸熊 陶業】で働くことになってるんですよ」
マツ「娘のかせぎを当てにするようで情けないんですけどね・・・」
常治もマツも、喜美子が就職すること前提で話を進めています。喜美子は困ってしまいます。内定が取り消されたことを、言い出せません。
陽子「こんにちわ~」
信作の母・陽子(財前 直見)とその友だちが川原家にやってきます。陽子は、持ってきた布を喜美子の体にあてがい、寸法を測ります。
マツ「あんたのブラウス作ってくれるんやて」
陽子「ブラウス担当、スカート担当。手分けしてつくるんや」
喜美子「そやけど、これ、なんで?」
陽子「きみちゃんの就職祝いに決まっとるやろ! 就職おめでとう!」
みんな「おめでとう!」
喜美子「うわああああああ」
陽子「わっ。あんな喜んどる」
喜美子は申し訳なさに耐えられず、泣き出してしまいます。ようやく母に、就職が取り消されたことを打ち明けます。
いっぽう。父・常治も飲み屋で【丸熊 陶業】の若い陶工さんに、真相を打ち明けられます。ショックを受けたのか、常治はしばらく家に帰ってきませんでした。
照子の父・秀男は、改めてお詫びのあいさつに訪れます。秀男はお詫びの印に、お酒やお菓子の詰め合わせをくれます。
事情がわからない直子(安原 瑠那)と百合子(稲垣 来泉)は、喜んでいます。
直子「キャラメルぎょうさん入っとるで!」
百合子「わあ! お金払わんでええの?」
お詫びの品はこんなに豪華でした…😶
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直ちゃんとゆりちゃんは大喜びですね!#スカーレット pic.twitter.com/MOSDLVYN5P
翌朝。喜美子が外で洗濯をしていると、照子がやってきます。
照子「ウチが時間かけて、(父や従業員を)説得したるさかい、待てるか?」
喜美子「・・・いま、お父さんもいいひんからわからん」
照子「他の働き口だってないやろ。待っとき!」
その数日後。しばらく帰ってこなかった父・常治が家に戻ってきます。
喜美子「就職なくなって、すみません」
常治「ツメが甘かったんや。今度は一筆かいてもろた」
マツ「働き口、見つけてくれたんやて!」
喜美子「【荒木 商事】・・・ようこんな会社見つけ・・・大阪?」
常治「そうや。春からお前は大阪に行け!」
常治がしばらく帰ってこなかったのは、喜美子の就職口を見つけようと、あちこち探しまわっていたからなんですね。
第12話へつづく。