《第138話までのあらすじ》
なつは、仲さんに退社の意志を伝えます。仲さんは、なつの選択に理解を示してくれます。
なつはその年の3月まで作画監督を務めたあと、【東洋動画】を退社することになります。
『なつぞら』 第139話あらすじ!9月9日(月)放送分・・・なつの退社に花束を
第24週「なつよ、この十勝をアニメに」
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) September 8, 2019
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昭和49年(1974年)3月。なつは、18年つとめた【東洋動画スタジオ】を退社する日を迎えます。
まずは、《作画課》の同僚たちにあいさつ。なつは、みんなから花束を贈られます。
堀内「なっちゃん、これからもがんばれ!」
なつ「皆さんも、頑張ってください」
制作担当の荒井もやってきます。
荒井「わしもこれで定年や。最後まで仕事できて、楽しかった」
なつ「キツかったの間違いじゃないですか!」
荒井「アホ! それが楽しいいうことやないか!」
きらーん! 荒井は、なぜかサングラスを外します。
次に、なつは役員室に向かいます。
佐藤 部長「あなたの退社は、たいへんな痛手です。ただ、あなたに対する敬意はかわることはありません」
すると、佐藤部長はなつに殴りかかるフリをします。なつは、キックジャガーのように華麗なステップで、部長のパンチをよけます。(⇦ なに、このじゃれ合い?)
井戸原「忘れないでもらいたい。奥原なつは、我々と同じ【東洋動画】出身のアニメーターであることを!」
なつ「忘れません」
仲「なっちゃん・・・」
なつ「仲さん。ありがとうございます」
仲「君をこの世界に誘って、よかったんだね?」
なつ「仲さんに出会えなかったら、私は私になれませんでした」
白蛇姫、牛若丸、ヘンゼルとグレーテル・・・なつの脳裏には、仲間たちと作った数々のアニメ作品が、浮かんでは消えてゆきます。
なつは、晴れやかな気分で【東洋動画】を去ります。そして、咲太郎の声優プロダクションに優を迎えにゆくと、2人で手をつないで帰るのでした。
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第24週「なつよ、この十勝をアニメに」139話・・・みんなでロケハンじゃ!
いっきゅうさんは、なつの労をねぎらってくれます。
いっきゅう「長い間、ご苦労さまでした」
なつ「ああ! 幸せな日だった」
いっきゅう「君は、ちゃんと作品を成功させたからね」
なつ「そうじゃなくて、あの会社に入ってどれだけ幸せだったか、ってことをみんなが感じてくれたんだと思う」
数日後。なつは、すぐに【マコ・プロダクション】に加わります。マコ、下山、ももっち、かみっち、そしていっきゅうさん。懐かしい仲間たちとの仕事が始まります。
いっきゅう「企画は、『大草原の少女 ソラ』 。ソラは、開拓者一家の娘。主人公の名前です」
下山「ソラか・・・和風でもあり洋風でもある名前だね」
いっきゅう「時代は、大正から昭和にかけて。どこの国でも起こりえるように感じられる作品をめざします」
マコ「スポンサーは一社。放送枠は、《ミルコス まんが劇場》に決まりました」
いっきゅうさんは、それぞれの役割を説明します。演出はいっきゅうさん。色指定と仕上げは、ももっち。なつは、すべてのキャラクターデザインと作画監督を引き受けます。
美術監督は、天陽くんの兄・陽平さんが担当することになります。陽平さんも、【東洋動画】から移籍してきたのです。
その陽平さんは、すでに背景画を準備していました。十数枚の十勝の風景をボードに貼ってゆきます。
陽平「参考になるかわからないけど、記憶の中にある風景を描いてみたんだ」
なつ「とても素敵。ここまで十勝の空気を出せるのは、陽平さんしかいないわ」
いっきゅう「それじゃ、北海道にロケハンに行きましょう!」
(⇦ ロケハンとは、ロケーション・ハンティングのこと。映画やドラマの制作において、撮影にふさわしい場所を探すことです)
マコ「えっ!? そんな予算、どこにあるのよ!」
ピコーーーン!
なつはひらめきます。
なつ「十勝なら、交通費だけでなんとかなるかも」
なつたちは、開拓者家族の取材をするため、十勝に向かうのでした。取材に協力してくれそうな一家といえば・・・
第140話へつづく。
編集後記
ロケハン。自主映画を撮っていたころ、私もやりました。これが一番楽しいんですよ。なぜって? 撮影に入る前は、まだみんな遠足感覚で和気あいあいとしてるから。
ひとたび撮影に入ると、喧嘩したりトラブルが発生したり、場の空気が殺伐としてくるものです。