梅雨どきや夏場になると、キッチンの排水口からイヤ~なニオイが出るようになります。放っておくとコバエが発生したりするので、やっかいです。
消臭スプレーは化学物質だから、なるべく使いたくない・・・そんなときに便利なのが氷です。
この記事では、台所に臭いが出る原因と、ニオイを出さないようにする生ごみの処理の仕方をご紹介します。
台所のニオイの原因は、排水口の雑菌
キッチンのニオイの原因になっているのが、排水口で繁殖したバクテリア(雑菌)です。
バクテリアは、温度・湿度・栄養素という、3つの条件がそろうと繁殖しやすくなりす。
温度
雑菌の種類にもよりますが、一般的には、20℃~30℃でカビが発生しやすくなり、30℃~40℃でバクテリアが発生しやすくなります。
夏場は、キッチンの温度が、バクテリアの発生条件を満たしやすいのです。
対策 ⇨ 排水口が30℃~40℃にならないようにする
湿度
バクテリアは、湿度60%をこえると発生しやすくなり、70%をこえると更に繁殖しやすくなります。
対策 ⇨ 排水口の汚れやぬめりをこまめに取る
栄養源
生ごみや食べ物のカスは、雑菌にとってエサとなります。
対策 ⇨ 生ごみを三角コーナーに置きっぱなしにしない
氷が、排水溝のニオイをとってくれる
臭いの原因となるバクテリアは、30℃~40℃の環境がつづくと繁殖しやすくなります。そこで、キッチンの排水口がこの温度にならないようにします。
熱いお湯と氷のコンビネーションで、消臭!
まず、熱いお湯をかけ、排水口にたまったバクテリアを殺菌します。その後、排水口に氷をいれて、ただちに冷やします。
(⇦ ただし、100℃に近い熱湯をいきなりかけると、キッチンのシンクにダメージを与える可能性もあります。すこし冷ましてから使用したほうが良いでしょう)
寒暖の差が、バクテリアの勢力を弱めます。台所中に充満していた嫌な臭いも、ビックリするほどなくなります。
夏場は、毎日ねる前にこの作業をやっておけば、翌朝、快適にキッチンを利用できます。
三角コーナーをこまめに変える
三角コーナーも、排水口に次ぐニオイの発生元です。ここにも氷をまいておくことで、雑菌の繁殖をおさえることができます。
ただ、夏場は雑菌が育つ30℃~40℃を満たしやすくなります。
三角コーナーはどうしても底に臭いがこびりついてしまうので、『三角コーナーいらず』という商品がおすすめです。
『三角コーナーいらず』は上部の枠だけを固定しておき、そこから水切り袋をぶら下げる仕様になっています。外枠がないので、悪臭が残りにくくなります。
生ごみは、冷蔵庫に入れておく
春や冬なら、生ごみは新聞紙にくるんで捨てておけば、そうそうニオイは出ません。ところが、梅雨時や夏場は、そのまま放置しておくと菌が繁殖して、ニオイの発生元となってしまいます。
(⇦ わたしは、ゴミ袋の中でコバエが発生し、えらい目に遭いました)
ゴミ箱(またはゴミ袋)の中が、バクテリアにとって快適な温度となるからです。そこでゴミ出しの日まで、生ごみをビニル袋に入れて、冷蔵庫に置いておくのもひとつの方法です。
冷蔵庫の中の温度は10℃以下なので、雑菌が繁殖できません。
製氷皿の代用には、卵パックがおすすめ!
製氷皿はビールやジュースの氷を作るために使う。あるいは、そもそも冷凍庫に製氷皿がついていない。という場合には、卵パックの容器がおすすめです。
わたしが良く使用しているのは、6個入りの卵パック。透明なプラスチック製のものです。
この容器のフタの部分に水を入れて、冷凍庫に置いておきます。
(⇦ 卵が入っていた部分は、氷が大きくなりすぎるので)
3~4時間もすれば、氷は完成します。作った氷を排水口や三角コーナーにまいておけば、消臭効果が期待できます。
卵パックの容器を使う利点は、できた氷をとり出しやすいこと。ふつうの製氷皿だと、ガッチガチに氷が貼りついて、外れないことも珍しくありません。
卵パックなら下から軽く押すだけで、すぐに氷がとり出せます。