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2分でわかる『なつぞら』97話あらすじ!テレビ漫画は、アニメではない?

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acworksさんによるイラストACからのイラスト

《第96話までのあらすじ》 

短編アニメ 『ヘンゼルとグレーテル』のアフレコ作業が終了。

 

休みをもらったなつ達は、みんなでピクニックに出かけます。森の中で、マコは大きな決意を語ります。アニメーションの現場からいったん身を引き、恋人とイタリアへ行くというのです。

 

「・・・また、戻ってきますよね?」

なつの問いかけに、マコは笑顔で応えるのでした。

 

第96話の、詳しいあらすじについては、こちら!

www.entafukuzou.com

 

 

 

『なつぞら』第97話あらすじ!7月22日(月)放送ぶん・・・雪次郎と蘭子は、歳の差カップル!?

 

 

 

 

 昭和38年、夏。北海道から上京してから、7年。なつは、26歳になっていました。

 

【東洋動画】で初めて原画を担当した女性アニメーターとして、なつは雑誌の取材を受けていました。

 

記者「これからの夢、って何ですか?」

なつ「すてきな漫画映画を作ることです。わたし自身、漫画映画に夢中だった子どもの頃のように、夢を見続けることです

 

 

 

数週間後。

 

なつのインタビューが、見開きで週刊誌に掲載されます。おでん屋【風車】には、なつの載った号が山積みにされています。

 

亜矢美「北海道のご家族でしょ、ノブさん・・・あと、誰に(雑誌を)送る?」

なつ「千遥(ちはる)にも送れたらいいんですけど・・・」

 

 

店内に貼られた漫画映画のポスターには、『原画 奥原なつ』と記載されています。

「いつかポスターのスタッフ紹介に、名前を載せたい!」

【東洋動画】の入った頃のなつの目標は、すでに達成されていました。

 

 

 

いっぽう。

 

雪次郎は、吹き替えの仕事で、あたり役を得ていました。アメリカの(※)シチュエーション・コメディ、『ビューティフル・ナンシー』のさえない旦那役で人気が出たのです。活発な奥さん役は、蘭子でした。

 

 

※シチュエーション・コメディとは、笑い声の入った30分程度のテレビ番組。

※『ビューティフル・ナンシー』は、など、実在のドラマではないようです。

 

 

アフレコで息のあったかけ合いを見せる、蘭子と雪次郎。劇団では、2人の恋の噂が広がっていました。そこでなつは、直接、雪次郎本人にたずねます。

 

雪次郎「オレは、早くあの人に追いつきたい。芝居が好きなように、蘭子さんが好きなだけだ」

なつ「安心した。雪次郎くんは、昔のように雪次郎くんだ」

 

どうやら、恋愛感情ではなく、役者の先輩として尊敬しているだけのようです。雪次郎は、なつのインタビュー記事が載った雑誌をみて、ボソッとつぶやきます。

 

雪次郎「写真のほうが美人だな・・・

 

 

 

第17週「なつよ、テレビ漫画の幕開けだ」97話・・・坂場くんの言う「アニメーションではない」とは?

 

 

 

数日後。

 

【作画課】のみんなは、週刊誌に載った写真でお面を作って、なつを出迎えます。

 

堀口「(なつの真似をして)夢を見続けていたいんだ」

(⇦ 完全に悪ノリです)

 

 

 

 

さて。

 

なつと茜(渡辺 麻友)は、作画課長となった仲さんから、会議室に来るように言われます。

 

なぜ呼び出されるのか? 2人には見当もつきません。

 

下山「あれじゃないの? そーらーをこえてー ラララ ほーしのかーなたー」

 

突然、『鉄腕アトム』の主題歌を歌う、下山。どういうことでしょうか?

 

 

なつと茜は、会議室に向かいます。室内には、仲さん、井戸原、山川所長らが集まってす。

 

仲「『鉄罠トム』の大ヒットは知っているね? そこでウチもテレビ漫画を作ることになった。なっちゃんには原画、茜さんには動画を担当してほしい」

井戸原「君たちには、テレビ漫画に専念してもらいたい」

 

さらに、これから作るテレビ漫画で、坂場くんの演出家デビューも計画されていました。作品のタイトルは、『百獣の王子 サム』

 

ライオンに育てられた人間の男の子・サムが、はじめは動物たちからも差別を受けながらも、やがて“百獣の王”として皆から認められるようになる・・・というお話です。

 

企画を考えたのは、アニメーターの猿渡(さるわたり=新名 基弘)です。

 

 

長編映画を作ってきたなつや坂場くんは、戸惑いを隠せません。2人は、仲さんに疑問をぶつけます。

 

なつ「【東洋動画】のテレビ漫画は、『鉄腕アトム』とは違うやりかたで作れ、ってことですか?」

仲「いや。アトムと同じやりかたでなければ、ヒットはさせられないだろうね」

 

坂場「仲さんは、あれがアニメーションだと認めているのですか? 僕は、『鉄腕アトム』の手法がアニメーションのつくり方だとは思いません!」

(⇦ テレビ漫画は、動きを簡素化しています・・・詳しくは、下段⇩

 

仲「確かに、アトムはフルアニメーションではない。それでも作る価値がある」

 

 

                           第98話へつづく。

 

 

テレビ漫画の手法、『リミテッドアニメーション』とは?

 

 

 当時の【東洋動画】は、90分の劇場長編アニメを作るのに、350人ものスタッフが動員されていました。年1本を作るのが限界です。

 

いっぽうで、テレビ漫画は30分番組を年50本。低予算、少人数のスタッフが、前提となります。

 

それが可能だったのは、フルアニメーションではなく、リミテッドアニメーションという手法が用いられたからです。

(⇦ リミテッド=限られた)

 

 

リアルな動きを追求するのではなく、動きを簡略化して、セル画の枚数を減らしたのです。次のような例が挙げられます。

 

・キャラクターはそのままで、背景だけ動かす。

・キャラクターの体の向き・輪郭はそのままで、目や口だけ動かす。

・複数のキャラクターのうち、1~2人だけが動く。

・複数のキャラクターが、まったく同じ動きをする。

 

 

動画を一部分だけ動かすことによって、セル画を使い回すことができます。このような工夫で、1秒間に使う動画の枚数を減らしていったのです。