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地上波放送!『万引き家族』あらすじと原作は? 松岡茉優などキャストも紹介

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2018年に公開され、カンヌ映画祭で最高賞・パルムドールを受賞した『万引き加家族』。海外でも高く評価されたこの作品が、地上波テレビ放送されます。

 

この記事では、『万引き家族』の簡単なストーリーと原作、キャストについてご紹介します。

 

 

 

 

地上波テレビ放送は、ノーカット?

 

放送日時は、2019年7月20日(土)。フジテレビ系列『土曜プレミアム』にて。

 

21:00 ~ 23:30

 

土曜日の、よる9時からです。

 

『万引き家族』の劇場公開時の上映時間は、120分。

 

この週の『土曜プレミアム』の放送枠は、150分。CMや予告などの時間が、およそ20分。ギリギリ収まるかどうか。

 

番組公式ツイッターでも、本編ノーカットを告知しています。

 

 

 

 

 

犯罪を美化? 是枝監督は半日? 『万引き家族』公開時に巻き起こった批判は、なんだったのか?

 

関連:なぜ『万引き家族』は批判される?是枝監督がバッシングされる理由

 

 

 

 

『万引き家族』簡単なあらすじ【ネタバレなし】

 

 

 万引きで生計を立てる、貧乏な疑似家族

 

 

東京の下町。さびれた一軒家に、ある家族が暮らしていました。

 

日雇い労働者の父ちゃん、柴田

クリーニング店ではたらく母ちゃん、信代

女子高生見学店でバイトする、娘の亜紀

(=女の子が制服姿で、マジックミラー越しにパフォーマンスをするお店)

息子の、祥太

年金暮らしのおばあちゃん、初枝

 

この5人の家族には、秘密がありました。それは、血のつながりのある本当の家族ではなく、さまざまな事情で同居するようになった、疑似家族であるということ。

 

 

誘拐? 1人増えて、家族は6人に・・・

 

 

ばあちゃんの年金と、父ちゃん・母ちゃんの安月給だけでは暮らしは成り立ちません。そこで、治(父ちゃん)と祥太(息子)が、たびたびスーパーで万引きをして、なんとか生きながらえていました。

 

ある日のこと。治と祥太は、通りがかったアパートのベランダで、一人の女の子・ゆりが寒さで震えているのを見つけます。ゆりの両親は毎日のようにケンカをくり返し、その度にゆりは、外に追い出されていたのです。

 

見かねた治は、ゆりを連れて帰り、晩ごはんを与えます。

 

翌日。

 

治と信代(母ちゃん)は、ゆりを返しに行こうとします。ところが、家の中からはまたも口喧嘩する声が・・・

 

しかも、母親の

「(ゆりを)生みたくて、生んだんじゃない

という声まで聞こえてきます。

 

2人は仕方なく、ゆりを連れて帰ります。ゆりの体には、そこらじゅうアザや火傷(やけど)の跡がありました。どうやら、両親から虐待されていたようです。

 

ゆり自身が

「(家には)帰りたくない」

と発言したこともあり、当面のあいだ、柴田家におくことに・・・一家は、6人家族となります。

 

 

つかの間の幸せ! 転落の予感

 

 

 

 

そんなある日のこと。日雇い労働者の治が、現場で足を怪我してしまいます。労災も降りずに、一家は大事な収入源を失ってしまいます。

 

さらに、信代がはたらくクリーニング店は不景気のため、従業員の一人をクビにすることに・・・信代と同僚の、どちらか一人が辞めることになります。

 

ところが同僚は、信代が女の子を誘拐しているところを見た、と発言。

「黙っていてほしかったら、あんたが辞めて」

と、信代をおどすのです。

 

仕方なく、信代はクリーニング店を辞めます。かせぎ頭の2人が、無収入となってしまった柴田家。一家の生活を支えるのは、ばあちゃんの年金。そして、万引きで得た食品や生活雑貨でした。

 

そんな中、ばあちゃんがなくなってしまい・・・

 

 

 

『万引き家族の』原作はある? 映画との違いは?

 

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『万引き家族』は、さきに原作小説があって、映画化されたわけではありません。その代わり、是枝裕和 監督が映画と同時進行で書き下ろした小説が発売されています。

 

映画の公開と同時に、シナリオを小説化したノベライズが刊行されることがありますが、それに近いイメージですね。

 

 

それでは、映画と、小説版『万引き家族』に違いはあるのでしょうか?

 

 

映画では語られなかった台詞が、明らかに

 

 

映画では、極力、よけいな説明を省いています。「そのとき人物がなにを考えていたのか?」は、セリフではなく表情で語られることが多くなっています。

 

いっぽう、小説版では、心情が言葉で語られる箇所があります。

 

たとえば、柴田家のみんなが海水浴に行く場面。映画では、砂浜を見ながら、おばあちゃんが何かをつぶやきますが、聞き取れません。

 

小説では、このときのセリフが、明確に言葉にされています。

 

 

疑似家族の過去

 

また、映画では、5人の疑似家族がどのように誕生したのか、そこまで細かくは描かれていません。

 

・信代(母ちゃん)は、治(父ちゃん)とどのように知り合ったのか?

・亜紀(お姉ちゃん)は、本当の家族とどのような確執があったのか?

(⇦ 特に、優秀な妹との関係について)

 

・初枝(ばあちゃん)の夫と、夫がよそで作った家族のその後は?

 

初枝の旦那さんは、初枝を捨てて、別の女性と結婚します。そして長男が生まれます。映画では、この家族のことは詳しくは描かれていませんが、小説ではもう少し掘り下げて描かれます。

 

そして、亜紀(お姉ちゃん=松岡茉優)が、ばあちゃんを慕う理由についても明らかになります。

 

万引き家族【映画小説化作品】

 

 

 

 『万引き家族』登場人物&キャスト・・・偽名の付けられた理由も【一部ネタバレあり】

 

 

 

柴田家(血は繋がってないが、家族のように暮らしている)

 

柴田家の5人(のちに6人)は、いわば疑似家族。さまざまな事情で、同居するようになった元は他人同士です。登場人物は、基本的には偽名ということになります。

 

ただし、その偽名はなんとなく付けられたものではなく、家族の願いや絆を示すものとなっています。

 

 

 柴田 治(しばた おさむ)・・・リリー・フランキー

 

柴田家の大黒柱。お父ちゃん。日雇い労働者として、ときには祥太と万引きをして、家計を支える。

 

本名は、榎 勝太(えのき しょうた)。

 

『治』という偽名は、初枝(=ばあちゃん)の本当の息子の名前から取られています。ばあちゃんは、息子夫婦とうまくゆかず、別居したという過去があります。

 

「ばあちゃんの息子代わりになってあげよう・・・」

という、勝太の意志を感じる偽名です。

 

 

柴田 信代(しばた のぶよ)・・・安藤サクラ

 

クリーニング工場でパートの仕事をする。お母ちゃん。

 

本名は、田辺 由布子(たなべ ゆうこ)。偽名である『信代』は、ばあちゃんの息子の奥さんの名前です。

 

由布子自身には、本当の母親から愛されなかった、という過去があります。

「あんたなんか、生まなきゃ良かった」

と言われたことがあるのです。

 

この経験が、同じような境遇のゆりを助けることに繋がります。

 

 

柴田 亜紀(しばた あき)/さやか・・・松岡 茉優(まつおか まゆ)

 

 

JK見学店でこっそりバイトする、お姉ちゃん。

 

「JK見学店」とは、女の子が女子高生のかっこうをして、お客さんの前でサービスをするお店。マジックミラーで仕切られていて、女の子側からはお客の顔は見えません。

 

 

亜紀がこのお店で使っている、源氏名の『さやか』。これは、彼女の実の妹の名前です。亜紀は、血の繋がっている妹に嫉妬していました。妹のほうが優秀で、両親から可愛がられていたからです。

 

「JK見学店」であえて妹の名前を使っている理由は、いかがわしいサービスを妹の名前で行なうことで、間接的に「妹に復讐している」と捉えることができます。

 

しかし、ゆりに対する態度を見ていると、本当は『さやか』とも姉妹の関係を築きたかったのではないでしょうか?

 

 

柴田 祥太(しばた しょうた)・・・城 桧吏(じょう かいり)

 

小学校に通う年齢だが、学校には通っていない。お兄ちゃん。

 

治といっしょに、スーパーで万引きをする。

 

偽名である『祥太』は、治(=父ちゃん)の本名:『榎 勝太』の漢字を一字かえたもの。

 

治は、幼い頃に両親から名前を呼んでもらえなかったことが推測されます。子どもの頃に呼んでもらえなかった『しょうた』を口に出すことで、愛されなかった自分自身を救おうとしていると考えられます。

 

 

柴田 初枝(しばた はつえ)・・・樹木 希林(きき きりん)

 

 

年金受給者。おばあちゃん。夫とは、離婚している。

 

パチンコ店で、他のお客のドル箱を盗むこともある。離婚した夫には、別の女性と作った息子がいる。

 

 

凛(りん)/ゆり・・・佐々木 みゆ

 

治が連れて帰った少女。治と祥太がたずねた時は、「ゆり」と名乗っていた。

 

本名は、「北条 じゅり」。本当の両親からは、虐待を受けていた。「じゅり」の境遇に同乗した信代は、凛(りん)と名づけ、一家の末っ子として育てようとする。

 

 

その他の登場人物

 

4番さん・・・池松 壮亮(いけまつ そうすけ)

 

亜紀がバイトする、「JK見学店」の常連客。亜紀をよく指名する。

 

言葉に障害がある。

 

 

柴田 譲・・・緒方 直人(おがた なおと)

 

亜紀の本当の父親。

 

 

柴田 葉子(しばた ようこ)・・・森口瑤子(もりぐち ようこ)

 

亜紀の本当の母親。

 

 

柴田 さやか・・・蒔田 亜樹(まきた あじゅ)

 

亜紀の実の妹。高校2年生。優秀で、両親から可愛がられている。

 

 

北条 保(ほうじょう たもつ)・・・山田 裕貴(やまだ ゆうき)

 

「ゆり」の本当の父親。娘を虐待していた。

 

 

北条 希(ほうじょう のぞみ)・・・片山萌美(かたやま もえみ)

 

「ゆり」の本当の母親。育児放棄していた。

 

 

 

前園 巧(まえぞの たくみ)・・・高良 健吾(こうら けんご)

 

警察官。祥太や治を、事情聴取する。

 

 

宮部 希衣・・・池脇 千鶴(いけわき ちづる)

 

警察官。亜紀や信代を、事情聴取する。