※この記事は、2022年5月に更新しました。
2018年に公開され、カンヌ映画祭で最高賞・パルムドールを受賞した『万引き加家族』。海外でも高く評価されたこの作品が、地上波テレビ放送されます。
この記事では、『万引き家族』の簡単なストーリーとキャストについてご紹介します。
※なお、ネタバレはしません。ご紹介している相関図も、あくまで序盤のストーリーを理解するためのものです。
- 『万引き家族』地上波テレビ放送(2022)はいつ?
- 『万引き家族』簡単なあらすじ【ネタバレなし】
- 松岡茉優の仕事は? 【(序盤の)相関図付き】『万引き家族』登場人物&キャスト
『万引き家族』地上波テレビ放送(2022)はいつ?
『万引き家族』は2018年の日本映画。
生計を支えるために“万引き”を続ける最下層の家族を通して、日本社会の病巣を浮かび上がらせる人間ドラマです。
映画『万引き家族』概要 | |
---|---|
英語タイトル | Shoplifters |
製作年 | 2018年 |
ジャンル | 人間ドラマ |
上映時間 | 120分 |
興行収入 | 45.5億円 |
監督・脚本 | 是枝裕和(『そして父になる』) |
出演 | 安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、樹木希林 |
受賞歴 |
カンヌ映画祭パルムドール、日本アカデミー賞最優秀作品賞 |
映画『万引き家族』の地上波テレビ放送は、2022年6月11日(土)。フジテレビ系列『土曜プレミアム』にて。
21:00 ~
📣情報解禁#是枝裕和 監督最新作『#ベイビー・ブローカー』公開記念✨
— 【公式】フジテレビムービー (@fujitv_movie) May 21, 2022
6/11(土) 夜9時〜『#万引き家族』を放送🎬(※一部地域を除く)
カンヌ国際映画祭パルムドール〈最高賞〉受賞!
第91回アカデミー賞®外国語映画賞ノミネート!
世界が絶賛した衝撃の感動作!! pic.twitter.com/BIqaWZXrwF
関連:犯罪を美化?『万引き家族』公開時に巻き起こった批判は、なんだったのか?
『万引き家族』簡単なあらすじ【ネタバレなし】
万引きで生計を立てる家族、社会の底辺で生き延びる5人
東京の下町。さびれた一軒家に、ある家族が暮らしていました。
日雇い労働者の父ちゃん、柴田 治。
クリーニング店ではたらく母ちゃん、信代。
女子高生見学店でバイトする、娘の亜紀。
(=女の子が制服姿で、マジックミラー越しにパフォーマンスをするお店)
息子の、祥太。
年金暮らしのおばあちゃん、初枝。
家族5人のおもな収入は、ばあちゃんの年金と、父ちゃん・母ちゃんの安月給だけ。これだけでは、とても暮らしが成り立ちません。
そこで、治(父ちゃん)と祥太(長男)はたびたびスーパーで万引きをして、なんとか生きながらえていました。
困っている人を無視できない性格! 治の“優しさ”が転落をもたらす?
ある日のこと。
治と祥太は、通りがかったアパートのベランダで、一人の女の子・ゆりが寒さで震えているのを見つけます。ゆりの両親は毎日のようにケンカをくり返し、その度にゆりは、外に追い出されていたのです。
見かねた治は、ゆりを連れて帰り、晩ごはんを与えます。
翌日。
治と信代(母ちゃん)は、ゆりを返しに行こうとします。ところが、家の中からはまたも口喧嘩する声が・・・
しかも、母親の
「(ゆりを)生みたくて、生んだんじゃない」
という声まで聞こえてきます。
2人は仕方なく、ゆりを連れて帰りますが・・・
松岡茉優の仕事は? 【(序盤の)相関図付き】『万引き家族』登場人物&キャスト
柴田家
柴田 治(しばた おさむ)・・・リリー・フランキー
柴田家の大黒柱。お父ちゃん。日雇い労働者として、ときには祥太と万引きをして、家計を支える。
柴田 信代(しばた のぶよ)・・・安藤サクラ
家族、という文字に響きに、私も社会も縛られているのかもしれない。本当のつながりって、私にとってはなに?どこにある?とつきつけられた。
— 映画『万引き家族』公式 (@manbikikazoku) June 18, 2018
有働由美子#万引き家族コメント #有働由美子 pic.twitter.com/3VQ5UtVXiE
クリーニング工場でパートの仕事をする。お母ちゃん。
柴田 亜紀(しばた あき)・・・松岡 茉優(まつおか まゆ)
是枝監督の作品はいつも、私たちの人生や大切なあなた、そして私自身の写し鏡のよう。
— 映画『万引き家族』公式 (@manbikikazoku) June 28, 2018
もしも、そんなものは見たくない、と思っていたとしても、グッと引き込まれるホンモノのエンターテイメント。
多くの人に観てほしい。
岸田繁(くるり)#万引き家族コメント#岸田繁#くるり pic.twitter.com/CSF0ZEZlnU
JK見学店でこっそりバイトする、お姉ちゃん。
「JK見学店」とは、女の子が女子高生のかっこうをして、お客さんの前でサービスをするお店。マジックミラーで仕切られていて、女の子側からはお客の顔は見えません。
亜紀がこのお店で使っている、源氏名は『さやか』。
柴田 祥太(しばた しょうた)・・・城 桧吏(じょう かいり)
今を生きる子供たちが大人になるまで残したいと思う映画です。
— 映画『万引き家族』公式 (@manbikikazoku) June 27, 2018
二十年後、この映画がもう一度祝福されることを願ってやみません。
坂元裕二(脚本家)#万引き家族コメント#坂元裕二 pic.twitter.com/pcFtljhdln
小学校に通う年齢だが、学校には通っていない。お兄ちゃん。治といっしょに、スーパーで万引きをする。
凛(りん)/ゆり・・・佐々木 みゆ
治が連れて帰った少女。治と祥太がたずねた時は、「ゆり」と名乗っていた。
柴田 初枝(しばた はつえ)・・・樹木 希林(きき きりん)
この度の樹木希林さんのご逝去のお知らせを受けましていつまでもお元気でいてくださると思っていましたので、驚きと同時にただ悲しみにたえません。在りし日のお姿を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。
— 映画『万引き家族』公式 (@manbikikazoku) September 18, 2018
樹木さん、作品を通して素晴らしい日々を共に過ごさせて頂き本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/QHp1SD6tEd
年金受給者。おばあちゃん。夫とは、離婚している。
パチンコ店で、他のお客のドル箱を盗むこともある。
【万引き家族 人物の相関図】
※『万引き家族』ではストーリーが進むにつれ、本当の血縁関係、ともに暮らすようになった経緯が語られてゆきます。ここでは、ネタバレはしません。
その他の登場人物
4番さん・・・池松 壮亮(いけまつ そうすけ)
亜紀がバイトする、「JK見学店」の常連客。亜紀をよく指名する。
言葉に障害がある。
北条 保(ほうじょう たもつ)・・・山田 裕貴(やまだ ゆうき)
「ゆり」の本当の父親。娘を虐待していた。
北条 希(ほうじょう のぞみ)・・・片山萌美(かたやま もえみ)
「ゆり」の本当の母親。育児放棄していた。
前園 巧(まえぞの たくみ)・・・高良 健吾(こうら けんご)
警察官。祥太や治を事情聴取する。
宮部 希衣・・・池脇 千鶴(いけわき ちづる)
警察官。亜紀や信代を事情聴取する。