《第72話までのあらすじ》
【川村屋】にやって来たなつは、演出助手の坂場とバッタリ会います。坂場は絵が描けないものの、フランスのアニメーションに憧れてこの業界に入ったと明かします。
そんなとき、雪次郎が「【川村屋】を辞める!」と言い出したことが判明します。雪次郎は、菓子職人の修行中なのにそれを放り出して、劇団のオーディションを受けていたのです。
『なつぞら』第73話あらすじ!6月24日(月)放送ぶん
第13週「なつよ、“雪月”が大ピンチ」
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年6月23日
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なつは、雪次郎をおでん屋【風車】につれてきます。雪次郎の、役者をめざすという決意は固いようですが・・・
なつ「いいの? 家族を裏切って? たった1人の跡取りでないの?」
雪次郎「オレの魂は、もう演劇に向かってるんだ!」
なつ「それなら、真っ先に、帯広の家族に相談すべきでしょう!」
雪次郎は、しゅんとなってしまいます。
雪次郎は【川村屋】に戻り、シェフ長の杉本に相談します。しかし、シェフ長は猛反対!
シェフ長「役者? そんなつまらないことで、人生を棒にふってどうするんだ! オレはおやじさんから、お前をあずかっているんだぞ!」
そこへマダムがやってきます。マダムは、雪次郎に声をかけます。
マダム「まずはあなたがお父さんに連絡して、話してちょうだい」
マダムは、雪次郎の気持ちは尊重してあげたいけど家族の許しを得るべきだ、と主張します。
いっぽう。なつは下山から、手直しされた原画を渡されます。演出助手の坂場から修正を頼まれた絵。馬に乗った牛若丸が、がけをかけ下りるシーンです。
なつは、下山が描いた原画をもとに、動画に描き改める仕事をまかされます。なつは、下山の原画をみて、思わず笑顔になります。
なつ「おもしろ~い。馬が抵抗して、馬と牛若丸がたたかっている」
しかし、作業は難航します。ダイナミックな馬の動きを、想像だけで描くのは難しかったのです。
第13週「なつよ、『雪月』が大ピンチ」73話・・・『耳をすませば』オマージュ?
先日、広瀬すずさんが21歳の誕生日を迎えました。よっちゃん役の富田望生さんも駆けつけ、スタジオでお祝い♪去年6月の北海道ロケで20歳の誕生日をお祝いしてから1年。いつも元気な笑顔で現場を明るくしてくれる広瀬さん。
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なつは、廊下の階段でよつんばいになって、ゆっくり下りてゆきます。そこへ、坂場が通りかかります。なつは、ガニ股で階段を下りるという、恥ずかしいかっこうを見られてしまいます。
坂場「?? なにか落としたんですか?」
なつ「・・・馬の体重移動や、足の動かし方を研究していたんです」
坂場「・・・ごくろうさまです」
そのまま立ち去ろうとする坂場を、なつは引き止めます。昨日、聞けなかったことがあったからです。
なつ「教えてください。アニメーションにしかできない表現、ってなんだと思います?」
坂場「それは、あなたが自分で考えたほうが良いかと。それが、アニメーターに対する敬意だと思います。
あなたが本当のアニメーターならば」
なつは、最後のひと言にカチンときます。まるで、半人前だと言われたような気がしたからです。
なつ「やなヤツ、やなヤツ、やなヤツ・・・」
(⇦ 『耳をすませば』の主人公・雫(しずく)のセリフですね!)
なつはぶつぶつ文句を言いながら、自分の席に戻ります。机に置いてある鏡には、なつの怒った顔が映っています。
その日のよる。【風車】では、なつたちが、雪次郎の件について話をしていました。
咲太郎「親の許しがなきゃ、お店を辞められないのか? 雪次郎は20歳。大人だぞ!」
亜矢美「まあ、役者は厳しい世界だからね」
咲太郎「たしかに、芝居で食えるヤツはほとんどいない。だけど、それで不幸だ、ってヤツもいない。
人の幸せは、他人に決められるものじゃない」
めずらしく名ゼリフを言う、咲太郎。しかし、口では妹のほうが上のようです。
なつ「だったら、お兄ちゃんにも決められないでしょ!」
第74話へつづく。