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全部で何作?『インデペンデンス・デイ』シリーズは偽物に気をつけろ!

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全部で何作?『インデペンデンス・デイ』シリーズは偽物に気をつけろ!

1996年に公開されたSF映画『インデペンデンス・デイ』。軍と民間人が協力して宇宙人に立ち向かう姿が感動を呼び、大ヒットしました。

 空をおおうほどの巨大な宇宙船も、話題となりました。

 

ところが、この大ヒットにあやかって本シリーズとは関係のない映画も作られています。この記事では、正規の『インデペンデンス・デイ』シリーズと、タイトルが似ているだけのB級映画についてお伝えします。

正統な続編は『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』だけ!

  前作『インディペンデンス・デイ』の公開から20年。2016年に公開されたのが、2作目の『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』です。

 

 あらすじは、こんな感じ。

  

 エイリアンの襲撃から20年。

撃墜した宇宙人の船から技術を学んだ人類は、ますます進歩していました。再び宇宙人が襲来してくる日にそなえて、月や火星に防衛システムを作ります。さらにエイリアンのテクノロジーを応用して戦闘機を開発し、エリート部隊『レガシー飛行隊』も結成します。

 

そんなとき、異変が起こります。20年前にアフリカに不時着していた大型宇宙船が、起動し始めたのです。地球防衛司令部のレヴィンソンたちは、宇宙船からSOS信号が発信されていることを突き止めます。


やがて、土星に建設していた防衛基地からの連絡が突如、途絶えてしまいます。さらに、月面基地の上空には、正体不明のワームホール(=時空の穴)が出現。

そして、ワームホールの中から宇宙船が現われます。ただ、今回の形状は球体。前回の円盤型とは違います。

地球防衛司令部のレヴィンソンは、

「あの宇宙船の乗組員たちは、人類に好意的だ。攻撃してはならない」

と進言します。

 

ところが現職のランフォード大統領は、宇宙船の破壊命令を出してしまい・・・

『インデペンデンス・デイ+年号』には要注意! 7つのばったもんに気をつけろ!

残念ながら、興行的にパッとしなかった2作目。しかし、そんな『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』よりはるかに完成度が低い映画があります。

 『インデペンデンス・デイ+〇〇』というタイトルの作品。全部で7つ。題名は似ていますが、CGはチープで役者の演技もヒドかったりします。

本シリーズとはまったく関係ない作品をDVD販売会社が集めて、勝手に『インデペンデンス・デイ』とタイトルを付けているのです。

 

※これらの映画が決してつまらない訳ではありません(いや、つまらないかも)。

こういったB級作品を楽しめる人もいるでしょう。ただ、知らずに見てしまうと「ひどい! だまされた!」と感じる人もいるかもしれません。

 

ややネタバレしてますので、閲覧にはご注意ください。

 

関連:B級の宝庫「エアポート」シリーズ!

おすすめはどれ?映画「エアポート」本家シリーズ&タイトル似のB級作品

『インデペンデンス・デイ 2014』

 原題は、『Independence Daysaster』。カナダ映画です。

(⇦ day(日)と、disaster(災害)をかけてるんですね)

 
宇宙から、無数のUFOが飛来します。そして、地底からは謎のドリル・ポッドが出現。(つくしじゃないよ、ドリルだよ!)

 

地底と空から、宇宙人の襲撃を受ける人類。

 

宇宙人の攻撃から生きのびた大統領と、彼の息子、女性科学者、ハッカーたちは、田舎の納屋で作戦会議

彼らは、小さなUFOたちが母船からの電波で動いていることを突き止めます。ここで、奇跡が起こります。女性科学者がたまたま持っていた装置が、宇宙船の電波に有効であることがわかるのです・・・ 

『インデペンデンス・デイ 2016』

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 原題は、『Independents' Day』。アメリカ映画です。

(⇦ 本家のタイトルの原題は、『Independence Day』。まぎらわしすぎるでしょ!)

 
大都市の上空に、空をおおうほどの巨大宇宙船が現われます。アメリカ軍は調査のため、偵察機を派遣します。

すると、友好のために来ていた宇宙人は、地球から先制攻撃されたとカン違い! 偵察機を撃ち落とします。さらにホワイトハウスを攻撃、大統領たちはあっさりやられてしまうのです。

 

偶然にも他の場所にいた女性副大統領のレイニーは、大統領に就任。

そこへ、オリオンと名乗る宇宙人のリーダーから連絡が入ります。

「我々は、地球に移住したいと思ってる。君たち地球人は邪魔だから、我々の星に移ってくれないか? 争うつもりはないんだ」

(⇦ 好意的なのに、ムチャクチャな提案!)

 

オリオンは、障害をもっているレイニーの息子の足を治してくれます。レイニーは悩みます。

「宇宙人の言うことを信じてよいものか・・・」

そこへ、地球外生命体 探査部のフライ少佐が現われます。彼は、なくなった宇宙人から特殊なフェロモンのサンプルを入手していました。フェロモンを使って、宇宙船に侵入したレイニーたちは、やがて恐ろしい陰謀に気づくのでした・・・

 

あれ? ストーリーだけなら本家より面白いぞ・・・ただし、しょぼいCGとひどい演技力で、始まって5分で観たことを後悔します。

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『インデペンデンス・デイ2017』

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 原題は、『Drone Wars』。アメリカ映画です。

 

 宇宙人の技術は、進歩していました。今度は、ドローンをともなって現れたのです!(⇦ テクノロジーが進歩するスピードが、地球と同じじゃねえか!)

ドローンの集中攻撃を受けた人類は、絶滅寸前。アメリカ政府も機能を失ってしまいます。

 

米軍基地に勤務するイライアスは生きのび、廃墟と化した医療施設に逃げこみます。そこには、軍事や化学の専門家たちが集まり、ドローンに対抗する手段を考えていました。彼らは、ひそかに抵抗運動をしていたのです。

専門家たちに認められたイライアスは、安っぽいビームライフル銃をもらいます。

 
ところが、敵は宇宙人だけではありませんでした。技術者集団ホーネットが、この混乱のスキに、自分たちが支配者になろうと企んでいたのです・・・

『インデペンデンス・デイ 2018』

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原題は、『Battalion』。オーストラリア映画です。原題の日本語訳は『大部隊』。

 
またも、突然現れた宇宙船。宇宙人たちは、7カ月かけて太平洋沿岸を制圧します。

 
アメリカ人の青年ジョンには、海兵隊員の兄・クリスがいました。ある日、クリスの家族を空港まで送ろうとしたジョンですが、不手際で家族がなくなってしまいます。

ジョンは家を飛び出し軍に入隊、鬼教官のしごきを受けて、海兵隊員となります。

折しも、宇宙人との戦争は激戦となっていて、兵士の数も足りていませんでした。ジョンはすぐに前線に派遣され、そこで兄・クリスと再会します。

クリスはなんの脈絡もなく、突然発狂!  ジョンたちに銃を乱射しはじめます・・・

 

 ばったもんシリーズの中では、いちばん鑑賞がキツイかも。時系列がゴチャゴチャになっているからです。こういうバカ映画は、わかりやすさが大事なのに・・・

『インデペンデンス・デイ 2019』

 原題は『Horizon』。意味は【地平線】。イギリス映画です。

 
イギリス西部の都市・ブリストル上空に、巨大宇宙船が出現します。スティーヴンは家族を連れて、街の外れに脱出しようとします。

 

しかし、街は大混乱。秩序がみだれ、無法地帯と化していました。
さびれた農場に逃れてきたスティーヴンは、エドワード・コールリッジという謎の男に出会います。コールリッジは160年前に宇宙人に拉致され、人類を助けるために戻ってきた、と語ります。

(⇦ お、おう・・・飲みこみづらい設定だけどな)

 

上空で猛威をふるう巨大宇宙船に対抗するには、宇宙人が160年前に地球に残した船を起動させるしかありません。しかし地球には、すでに宇宙人の手先たちが乗りこんでいたのです・・・

 

5分に一度、ツッコミたくなるようなストーリー展開。ハリボテのCG。大げさな演技。これだ! このB級感を持ってたんだ! くそつまらねえ!!

 

「人類よ、これで終わりだ!」と言いつつ、どうせあんた達、来年もくるんでしょ?

『インデペンデンス・デイ 2021』

原題は『Attack of the Unknown』。意味は【未知からの攻撃】。アメリカ映画です。

WOWOWでは、「アンノウン・アタック 未知からの襲撃」というタイトルで放送されました。

 

ロサンゼルスの上空に、巨大UFOが出現! 市民は大パニックになる。

凶悪犯を護送していたヴァーノンたちSWAT隊員も、その異変に気づく。エイリアンの攻撃から逃れ、行き着いたのは刑務所。

 

弾薬はあとわずか。エイリアンと囚人。2つの敵から身を守れるか?

 

 

【未知からの攻撃】というタイトルなのに、昆虫なみの攻撃方法

何より“B級感”を感じるのは、編集の拙さ。シーンとシーンの繋ぎがヘタで、場所移動がわかりにくい。

地球人よ、想像力と忍耐力を鍛えよ!

『インデペンデンス・デイ 2022』

原題は『War of the Worlds: Annihilation』。意味は、【世界戦争“全滅”】。

 

突如、地球に隕石の雨が降りそそぐ。

アメリカ軍の情報官・アシュラヤは、通常の隕石とは異なる不可解なシグナルを感じ取った。予感はあたり、隕石から戦闘マシンに乗った未知のエイリアンが現われた!

 

エイリアンの狙いは、“地球の植民地化”だ。

アシュラヤやスカラー将軍たちは、エイリアンの母船をドローン兵器で攻撃する計画を立てるが・・・

 

 

えっ!? エイリアンの戦闘ロボ、かっこよくない?

と、褒めたのも束の間。

大切な人をなくしたのに、あっさり立ち直る薄っぺらい人間ドラマが待っている。

 

それは、“始まりの終わり”に過ぎなかった、だって?

もういい加減、終わってくれ!