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地上波放送!『インデペンデンス・デイ』簡単なあらすじ&銀魂との関連も

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地球を侵略しようとたくらむ宇宙人と、それをむかえ撃つ人類の攻防を描いたSF映画『インデペンデンス・デイ』。

 

劇場公開版に未公開シーンをつけ加えた『エクステンデット版』がこのほど、地上波放送されます。

 

この記事では、『インデペンデンス・デイ エクステンデット版』の簡単なあらすじをご紹介します。また、アニメ『銀魂』とこの映画の関連について、考察もしています。

 

 

 

地上波テレビ放送はノーカット?

 

 『インデペンデンス・デイ エクステンデット版』の放送日時は、

 

5月25日(土)、フジテレビ系列にて。

 

20:00 ~ 23 :10

 

 

よる8時からの放送となります。よる9時ではないので要注意!!

 

  エクステンデット版がテレビ放送されるのは初めてで、本編ノーカットとなります。

 

 

『劇場公開版』と『エクステンデット版』の違いは?

 

 

 『インデペンデンス・デイ』の劇場公開時間は、145分。これに、未公開シーンを9分くわえて154分となったのが、『エクステンデット版』です。

 

・ストリッパーのジャスミンが劇場のオーナーとけんかするシーンが追加。

・技術者レヴィンソンとオークン博士が、過去に墜落したUFOを調べるシーンが追加。

・元・戦闘機乗りのラッセルと息子の会話シーンが、長くなっている。

などです。

 

関連:全部で何作?『インデペンデンス・デイ』シリーズは偽物に気をつけろ!

 

 

 

『インデペンデンス・デイ 』簡単なあらすじ【ネタバレなし】

 

 

 

ビックリ! 超巨大な宇宙船が空をおおう

 

7月2日。

 

独立記念日を2日後に控え、アメリカ国民はお祭りムード一色でした。

 

ところが何の前ぶれもなく、大都市の上空に巨大な宇宙船が出現します。ニューヨークにも、ロサンゼルスにも、ワシントンにも、太陽の光をさえぎってしまうほど巨大な宇宙船が現われたのです。

 

米国のホイットモア大統領(ビル・プルマン)は、宇宙船と交信しようとしますが、反応はありません。

 

そんなときケーブルテレビで働くデイヴィッドは、宇宙船から発せられる電波の中に、秘密の信号が隠されているのを発見します。それは宇宙人同士に通じる信号で、まもなく地球へ総攻撃するぞ、という指令だったのです。

 

デイヴィッドは、元妻で大統領の側近であるコニーの助けを借りて、地球の危機がせまっていることを政府に伝えます。

 

 

しかし、時はすでに遅く、宇宙人たちの攻撃が始まっていました。

 

 

絶望! 核兵器さえ通じない

 

7月3日。

 

軍隊は宇宙船へ総攻撃を開始しますが、バリアーにはじかれてしまいます。海兵隊の部隊は、ヒラー大尉(ウィル・スミス)をのぞいて全滅します。

 

ヒラー大尉は負傷しながらも、宇宙人の1人を捕まえることに成功します。政府高官たちは、宇宙人を研究施設【エリア51】に連れてゆき、情報を聞き出します。

 

その結果、彼らの目的が「人類を絶滅させること、地球を占領すること」だと判明します。

 

 

ホイットモア大統領は、ついに核兵器の使用を決断します。ところが、宇宙船の強力なバリアーは核攻撃すら無効化してしまうのでした。

 

そして、独立記念日の7月4日をむかえますが・・・

 

 

 

 

考察:梅雨のことは 『インディペンデン・スデイ』と呼ぶ? アニメ『銀魂』との関連は?

 

『ハッピーバースデー梅雨』? 『女の子の日』?

 

アニメ『銀魂』に、『インディペンデンス・デイ』という言葉が出てくる回があります。

 

それが、第111話のBパート(CM後の後半)、「ほぼ100%の確率でビニール傘を置き忘れてくる自分が嫌い」というお話です。

 

季節は梅雨。じめじめした日が続いて、銀さん、神楽ちゃん、新八たち3人の気分もゆううつです。

 

 

銀さん「嫌いなんだよ、梅雨って。そもそも、『梅雨』って名前もいかがなもんかな。名前からして、湿っぽいだろ?」

新八「しょうがないでしょ、梅雨なんだから」

 

銀さん「もっと別の名前で呼ばね『ハッピーバースデー梅雨』とかにしね?」

新八「長くないですか?」

神楽「言いづらいアル。『女の子の日』がいいアル」

新八「いや、違う日に聞こえてしまうから。もっと言いづらいから」

 

銀さん「じゃあ、真ん中とって『インディペンデンス・デイ』にしよう」

新八「どこが真ん中なんですか? 何から独立したんですか?

 

銀さん「以後、『梅雨』のことは、『インディペンデンス・デイ』と呼ぶように!」

 

 

なぜ、『インディペンデンス・デイ』という言葉をチョイスした?

 

『梅雨』のことを、『インディペンデンス・デイ』と呼ぶことにした銀さんたち。

 

『インディペンデンス・デイ』には、2つの意味があります。

① アメリカの独立記念日。7月4日のこと。元々の意味です。

② 映画『インディペンデンス・デイ』。

 

アニメ『銀魂』に出てくる『インディペンデンス・デイ』は、第一義的には“アメリカの独立記念日のことを指しています。

 

『インディペンデンス・デイ』という言葉のひびきが面白いから、この単語を選んだと考えるのが普通です。

 

 

しかし、本当にそれだけでしょうか? もう少し掘り下げてゆくと、“映画 『インディペンデンスデイ』”のことを指しているようにも聞こえてくるのです。

 

つまり、何らかの主張かメッセージがあって、意図的にこの言葉を選んだ可能性があるのです。

 

 

アニメ『銀魂』の会話の続きをみてゆくと・・・

 

銀さん、神楽ちゃん、新八の3人は、雨の降る中を傘をさして歩きます。3人は、きれいな柄の傘をさした女の子たちとすれ違います。

 

銀さんたちの傘は、無地で模様もなし。地味な傘をさしているのが恥ずかしくなった神楽ちゃんは、傘をたたんでしまいます。

 

新八「神楽ちゃん。カゼひくよ」

神楽「ぶっ壊れたアル。ほっとけよ。女には、雨に打たれて歩きたい時もあるねん!」

 

神楽ちゃんは雨にぬれながら、先に行ってしまいます。

 

新八「なんだろう?」

銀さん「ほっとけ。ガキは、雨だの嵐だの台風だのが好きなんだよ!

 

このあと銀さんは、神楽ちゃんに花柄の傘を買ってあげる、という微笑ましいエピソードなのですが・・・

 

 

大作映画ばかり注目されることへの皮肉?

 

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気になるのは銀さんのセリフ、「ガキは、雨だの嵐だの台風だのが好きなんだよ」です。同じセリフが2回出てきます。

 

『銀魂』の作者・空知英秋さんは、作品の中で時おり社会風刺をすることがあります。このセリフにも、ダブル・ミーニング、つまり2つの意味があるとは考えられないでしょうか?

 

 

『銀魂』の連載が開始されたのが、2004年。いっぽうで、映画『インディペンデンス・デイ』の公開は1996年。連載の始まるちょっと前ですので、作者の空知英秋さんが映画の存在を知っていたのは間違いないでしょう。

 

ちょうどこの時期、災害をテーマにしたパニック映画がたくさん作られていました。

 

・竜巻をモチーフにした『ツイスター』が、1996年。

・溶岩から人々が逃げまどう姿を描いた『ボルケーノ』が、1997年。

・大雨によって、街中が水びたしになってしまう『フラッド』が、1998年。

・小惑星が地球に激突しそうになる『アルマゲドン』が、1998年。

 

『インディペンデンスデイ』は、形の上ではSF映画です。しかし、人類への危機が突然やってくると言う意味で、災害映画に近いものがあります。

 

 

これらの映画には、共通点があります。大げさで、とんでもない話の展開が持ち味。危機を回避する方法にツッコミたくなることも、珍しくありません。

 

おせじにも、中身の濃い映画とは言えないでしょう。そのため皮肉をこめて、“トンデモ”映画、“バカ映画”などと呼ばれることがあります。

 

しかし、多くの観客は、これらの大作映画に夢中になります。製作費は少ないけれど、人と人との関りをていねいに描いた作品には、見向きもしません。

 

 

銀さんのセリフ、「ガキは、雨だの嵐だの台風だのが好きなんだよ」は、観客が深い人間ドラマよりも、内容のうすい災害映画ばかりに興味を示すことへの皮肉ではないでしょうか?

 

 

『インデペンデンス・デイ』、捨てたもんじゃない

 

しかしこれでは、ただ批判しているだけ。ここで終わらないのが、漫画家・空知英秋さんのすごいところ。

 

 

アニメ『銀魂』第111話「ほぼ100%の確率でビニール傘を置き忘れてくる自分が嫌い」には、こんな続きがありました。

 

銀さんから買ってもらった傘が気に入った、神楽ちゃん。毎日のように、傘をさして遊びにゆきます。ぼろぼろになっても、自分で補修して使い続けます。

 

 

ある雨の日。貧しい兄妹が雨に打たれているのをみた神楽ちゃんは、自分の花柄の傘をあげてしまいます

 

神楽ちゃんは、道ばたで拾った骨組みだけの傘をさして帰ります。布の部分がないので、傘の役目をはたしません。途中、通行人から笑われてしまいます。

 

そんな神楽ちゃんに、銀さんと新八は声をかけます。二人は、傘を持っていません。

 

銀さん「お嬢ちゃん、お嬢ちゃん! なかなかイカした傘、持ってるじゃねーかい。ちょいと、俺たちも入れちゃあくれないかい?」

新八「へへへ・・・」

 

神楽ちゃんは、2人を傘に入れてあげます。もちろん、雨は素通りです。

 

銀さん「あ~あ。『インディペンデンスデイ』は、気持ちまで陰気くさくなっていけねーな。だから嫌いなんだよ

神楽「いや。『インディペンデンスデイ』、捨てたもんじゃないアル

 

もちろん、このやり取りの表の意味は、

「『梅雨』だって、嫌なことばかりじゃないよね」ですが・・・

 

 

裏の意味を深読みしてみると・・・

「大作映画だけじゃなくて、他の作品にも目を向けろよ! オレは、大作映画も好きだけどね」

 

そんなメッセージがこめられている気がしてきます。