《第37話までのあらすじ》
雪原で遭難してしまったなつは、山奥で暮らす弥一郎・沙良の親子に助けてもらいます。
彼らの家で泊めてもらったなつは、まだ夜が明けないうちに帰路につきます。その途中、高い山からさす朝日を見たなつは、雄大な大自然に思わず泣いてしまうのでした。
第37話の、詳しいあらすじについては、こちら!
5月14日(火)放送!『なつぞら』第38話・あらすじ・・・天陽くん、告白できず
柴田家のみんなと天陽くん(吉沢亮)が探しに出かけようとした時、なつはスキーのストックをつきながら帰ってきます。
なつの元気な姿をみて、みんなは心から安堵します。
なつ「じいちゃん。いろいろごめん。みんな心配かけてごめん」
泰樹「・・・いや」
激怒すると思われた泰樹じいちゃん(草刈正雄)は、言葉少なでした。
なつは、心配してきれくれた天陽くんを送ってゆきます。天陽くんにどうしても伝えたいことがありました。
なつ「わたしね。やっぱり漫画映画をやってみたい。アニメーターになりたい。なるって決めたんだ、今朝」
天陽「なっちゃんがそう決めたなら、いいと思うよ。頑張れ!」
帰ってゆくなつの背中を、天陽くんはじっと見つめていました。
(⇦ 告白のタイミングを逃がしても、顔が崩れないのはさすが!)
冬の北海道ロケでスキー姿の広瀬すずさん。冬ロケではほぼ毎日のように、スキーのシーンをたくさん撮影したそうです。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず#北海道ロケオフショット pic.twitter.com/ms1dPReDya
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年5月13日
その夜。晩ご飯の席で、なつはみんなに決意を語ります。
なつ「父さん。母さん。じいちゃん。みんな・・・お願いがあります。わたしを東京に行かせてください」
剛生「どうしたいのさ?」
なつ「ちょっとでも近くでお兄ちゃんを支えたい。千遥にも会いたい」
(⇦ アニメーターの件をあえて伏せた理由は、近いうちに明らかになります)
しかし、今すぐにではなく、高校まで行かせてもらったお礼をしてから・・・なつがそう説明すると、突然じいちゃんは声を荒らげます。
泰樹「お前に牛飼いの仕事をさせたのは、わしの勝手じゃ。わしの勝手につきあう必要はない。お前の顔は二度と見たくない。勝手に出ていけ!」
なつ「わかりました。どうもすいませんでした」
なつは泣きながら、部屋にかけこみます。
第7週「なつよ、今が決断のとき」38話・・・泣ける、富士子さんのセリフ!
なつが荷物をまとめ、壁に貼ったお父さんの手紙をはがそうとした時です。富士子さん(松嶋菜々子)が追いかけてきます。剛生さんや夕美子たちもついてきます。
富士子「どこ行くの? こんな時間に出れば、みんなに迷惑をかけることくらい、わかるべさ」
なつ「ここにはもう、申し訳なくて、いられない」
パシッ!
富士子さんは、なつの頬を平手打ち! さらにもう一発、たたこうとする勢いです。
富士子「出ていくあんたに『申し訳ない』なんて言われるぐらいなら、憎まれたほうがましだわ!」
ものすごい剣幕! なつは言葉もでません。
富士子「一人で苦しみたいなら、家族はいらないっしょ」
この人は、一緒に苦しんでくれるんだ。なつは、富士子さんの胸に泣き崩れます。
食卓には、泰樹じいちゃんと照男(清原翔)の2人が残っていました。じいちゃんは、照男に謝ります。
泰樹「すまんかったな。お前まで巻きこんでしまって・・・」
照男「じいちゃん・・・」
剛生さんは、とりあえず学校だけは卒業するように、となつを説得します。夕美子たちも、なつを気遣ってくれました。
夕美子「途中でやめるほうが勿体ないよ、お金が!」
明美「ねえ。なつ姉ちゃんのお兄ちゃん(=咲太郎のこと)はこっちで暮らせないの? 東京から、ここへ呼んだらいいべさ」
剛生「いずれにしろ、じっくり答えを出せばいいさ」
なつは、受験勉強中の夕美子に謝ります。
なつ「大事なときに、ごめんね」
夕美子「だ~れがあんたなんかに振り回されるもんか! あー勉強しよー」
強がる夕美子。素直じゃないだけに余計、優しさがしみます。
第39話へつづく。
感想
富士子さんのセリフ、「一人で苦しみたいなら、家族はいらないっしょ」にはしびれました。
富士子さんは、第36話では
「何があっても受け入れる。それが家族でしょ?」
とも言っていました。
他人行儀な、なつ。
「家族」という形にこだわりすぎる、じいちゃん。
2人を成長させてくれるのが、富士子さんなのかもしれませんね。