《第32話までのあらすじ》
照男は、なつに映画のペアチケットをプレゼントします。本当は自分が一緒に行きたかった照男ですが、とっさに天陽くんと行くよう助言してしまいます。
いっぽう。 泰樹じいさんは、照男となつを結婚させようと考えていました。泰樹じいさんがその計画を話すと、剛生と富士子の2人からは猛反対されますが・・・
第32話の、詳しいあらすじについては、こちら!
5月8日(水)放送!『なつぞら』第33話・あらすじ・・・結婚話はしばらく内緒
泰樹じいさん(草刈 正雄)たちの話し合いは続いていました。
富士子「とにかく、なつには変なこと言わないでくださいね」
そこへ、なつ(広瀬 すず)が帰ってきます。
泰樹「おい、なつ。折り入って話がある」
なつ「え?」
富士子「なんもない。今日はない・・・でしょ?」
(⇦ 怖い顔で、威圧します)
泰樹「・・・ない・・・ない」
その日の晩ご飯の席。柴田家のみんなは、だまってご飯を食べています。
夕美子「なんだかおかしいよ。みんな、黙ったまま」
剛生「食事はだまって食べるもんだろう」
泰樹「うるさい!」
もう、会話はメチャクチャです。
明美「なつ姉ちゃんが黙ってるからじゃない? 悩みでもあるの?」
なつ「ないよ。なんでさ?」
明美「だって、お兄ちゃんの夢みたっていうから」
ドキッとした照男は、むせてしまいます。しかし、なつが見たのは実の兄・咲太郎の夢でした。
腕時計を盗んだ罪で警察につかまった咲太郎。その後、無実は証明されましたが、釈放後にまたも行方がわからなくなっていました。
カメラは見た!雪降るシーンの待ち時間に、雪と遊ぶ広瀬すずさんと清原翔さんがスタジオのモニターに...。かわいかったのでついモニターを撮っちゃいました。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #清原翔 pic.twitter.com/tVDPeDKu9R
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年5月7日
第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」33話・・・『ファンタジア』に感動!
なつと天陽くん(吉沢亮)は帯広にある劇場で、映画『ファンタジア』をみます。8つのオムニバスから成る物語では、クラシック音楽に合わせた美しい映像がつづられます。
なつは作品を観ながら、東京のスタジオでアニメーターの仲(井浦新)からかけてもらった言葉を思い出します。
仲「アニメーションは、動きが命だ。ちゃんと勉強すれば、(君も)アニメーターになれる」
映画が終わると、スクリーンには、【東洋映画】の大杉社長(角野卓三)のメッセージが映し出されます。
大杉「日本で初めて、総天然色の漫画映画の製作にいどみます。第1回の中国の民話を題材にした、『白蛇姫』です。
もし志のある若い人がおられたら、世界をめざす我々の力になってもらいたい」
なつの中に、漫画映画への憧れがふつふつとわいてきます。
映画館の撮影メイキング。後ろの席に座っている男の子が眠りそうになっていたので、本番を頑張れるように気にして話しかけていた広瀬すずさんと吉沢亮さん。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #吉沢亮 pic.twitter.com/st6gzXzmLk
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なつと天陽くんは、映画鑑賞後、お菓子屋さん【雪月】に立ち寄ります。妙子おばさんととよばあさんは、2人をからかいます。
妙子「2人で? 雪次郎を誘わずに?」
なつ「すみません」
妙子「映画はなんでもいいのよね~」
とよ「映画はなんだっていいのよ、2人には」
妙子ととよおばさんは、二人っきりでいることをおちょくりたくて仕方ないようです。
でも、なつはそれどころではありませんでした。アニメーション表現の豊かさに、すっかり魅せられていたからです。
なつ「あんな自由に音楽で表現できるなんて! 地球の誕生からこれまでを、表せるなんて!」
天陽「何でもできるって、何もないのと同じだよ。自分で土地を見つけて、何もないところに種をまいて・・・
それでも、そんな場所へ行ってみたいの?」
まだ未開の地である漫画映画の世界に飛びこむことは、荒れ野にいどむ開拓者と同じぐらいの心構えが必要だよ・・・と、言いたいようです。
天陽くんは、なつの覚悟を問うたのです。
なつ「無理だよね、そんなの。私にはできるわけないよね、アニメーションなんて・・・」
天陽「なっちゃんは、ホントはやりたいんだべさ?」
第34話へつづく。