《第31話までのあらすじ》
天陽くんの兄・陽平とバッタリ会ったなつは、 彼が手伝っているというアニメスタジオを見学させてもらいます。
簡単なテストを受けたなつは、アニメーターの仲から素質を認められます。
仲は
「女でもアニメーターになれる。勉強はどこでだってできる」
と、なつを勇気づけてくれるのでした。
第31話の、詳しいあらすじについては、こちら!
5月7日(火)放送!『なつぞら』第32話・あらすじ・・・ぺチケットの行方
なつ(広瀬すず)が、北海道・十勝の家で眠っていると、窓の外に兄・咲太郎(岡田 将生)があらわれます。
咲太郎「なつ、ここまで来たぞ。一緒に行こう! お前をむかえに来たんだ」
なつが戸惑っていると、泰樹じいさん(草刈 正雄)や警察官たちがやってきます。警官たちはタップを踏んでいます(?)。
と、思ったら、それはなつのみた夢でした。明美(平尾 菜々花)は、なつの顔に雪を落として起こします。
十勝は、冬をむかえていました。
なつが登校しようとすると、照男兄ちゃん(清原 翔)が声をかけてきます。
照男「たまたま、こんなのもらった。見に行かないか?」
それは、ディズニー映画『ファンタジア』のペアチケットでした。
なつ「じゃ、明美と行こうかな・・・もしかして、お兄ちゃん、一緒に行く?」
照男「い、いや・・・その・・・天陽と行けば? 東京でお兄さんにお世話になったんだろう? 2人で行ってこいよ」
(⇦ 照男自身はなつに好意を持っているだろうに・・・)
なつ「そうする。楽しみ~」
集乳場でモニターチェックをする広瀬すずさんと戸村親子(小林隆さん、音尾琢真さん)。戸村親子がいると、いつも現場が和みます♪#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #小林隆 #音尾琢真#北海道ロケオフショット pic.twitter.com/JnSR8UhhGt
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年5月6日
映画『ファンタジア』とは?
1940年に公開されたアニメ映画です。ディズニーの長編アニメーション映画としては、第3作にあたります(第1作は1937年公開の『白雪姫』、第2作は1940年公開の『ピノキオ』)。
ふつうのディズニー映画とは異なり、わかりやすい物語はありません。物語を盛り上げるために音楽があるのではなく、クラシック音楽に合わせて映像をあてはめたような内容です。
セリフはほとんどなく、魔法使いの格好をしたミッキーが登場するのも、実はほんのわずかです。
公開当時は観客に受け入れられませんでしたが、後年になってその芸術性が高く評価されるようになりました。
第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」32話・・・よっちゃんのツッコミ
さて、十勝農業高校では、太田先生(ノブ)がバターのつくり方を講義しています。生徒たちは牛乳を棒でかき混ぜながら、バターを作ります。
雪次郎は、なつに【柴田牧場】のバターづくりはどうなっているのか、質問します。実家のお菓子屋さん【雪月】では、バターを用いたお菓子を作ろうとしていたからです。
すると、よっちゃん(富田 望生)はツッコミを入れます。
よっちゃん「それなら、牛飼いの娘と結婚すればいいべさ」
雪次郎「ええっ? 夕美子ちゃんと、ってこと? そ、それならなっちゃんが作ってくれたほうが早いべさ」
雪次郎は動揺しすぎて、高速で牛乳をかき混ぜます。
(⇦ だれも“夕美子”とは言ってないのに・・・)
なつは、学校の帰りに天陽くんの家に立ちよります。天陽くんは、兄・陽平さんから手紙を受け取り、なつがアニメスタジオを見学したことも知っていました。
天陽「なっちゃんは、漫画映画を作りたいの? あの会社、こんど映画会社のもとで漫画映画を作るんだって。
兄ちゃんもそこの会社を受けて、採用されたんだ」
なつ「映画はみるだけでいい。牧場もあるし・・・」
(⇦ 本心で否定したというより、なつ自身もまだどうしたいのか、決めかねているのです)
いっぽう、柴田家では・・・泰樹じいさんがなつのことで、剛生(藤木直人)と富士子(松嶋菜々子)に話をしていました。
剛生「照男となつを結婚させろ、ですって!?」
富士子「なにを馬鹿な・・・私たちに相談もなく、そんなこと」
泰樹「考えてみろ。それが一番いいことだと思わんか?」
泰樹じいさんは、早口であせっているようにも見えます。冷静さを欠いているのです。
富士子「なにを怖がってるの? なつが本当のお兄さんに会ったから? 東京に連れ戻されると思ったの?」
泰樹「なつのためにも、そうしたほう(=照男と結婚させる)がいい。正式に“柴田 なつ”になれるんだ」
第33話へつづく。