《第28話までのあらすじ》
なつと富士子は、新宿にある【川村屋】の従業員寮にとどまりながら、咲太郎のゆくえに関する情報をあつめていました。
すると信哉が、浅草の劇場にそれらしき人物がいるという情報を伝えてくれます。
咲太郎は、浅草のストリップ劇場【六区間】にいました。彼は、ここの舞台でコントをする役者の付き人をやっていたのです。
咲太郎となつ・・・生き別れとなった兄と妹の再会のときが迫っていました。
第28話の、詳しいあらすじについては、こちら!
5月3日(金)放送!『なつぞら』第29話・あらすじ
なつ(広瀬すず)と富士子(松嶋菜々子)、信哉(工藤 阿須加)は、劇場【六区間】の観客席にいました。
ステージでは、セクシーな衣装の女性ダンサーたちが踊っています。最後にダンサーは、下着をはぎとります。
富士子は、思わずなつの目を隠します。
ダンサーたちが退場すると、若い男がステージに立ちます。咲太郎(岡田 将生)です。
咲太郎「ああ、星がきれいな夜だ。
オレはこの街で生まれた浮浪児。
いい人も悪いヤツもわたしは知っている。でも・・・
私は愛してる この街角を~
私は好きなのだ この街角が~」
ステージの咲太郎は、歌いながらタップダンスを披露します。
なつは、思い出します。空襲で荒れはてた東京の街角で、進駐軍にタップダンスを見せていた兄の姿を・・・
歌とタップダンスが好きななつの兄・咲太郎役の渡邉蒼くん。ダンスの経験はあったけど、タップダンスは初めてだったそうです。たくさん練習をし、本番では軽やかなステップを披露してくれました。#朝ドラ #なつぞら pic.twitter.com/xzvViH0NZf
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年4月7日
客1「もういい、ひっこめ!」
客2「女を出せ!」
ストリップを見にきた客たちは、咲太郎にヤジを飛ばします。
咲太郎「うるせえ! 女の子たちだって少しは休ませろ!」
なつ「お兄ちゃんだ! お兄ちゃん・・・なつです」
咲太郎「なつ・・・お前、なつか」
思わぬ場所での感動の再会。さっきまで怒っていた客たちも、拍手を送ります。
客1「よっ! いいぞ~」
咲太郎「ばかやろう! この子は見世物じゃねー」
(⇦ ストリップ劇場で、感動の再会。今までにないドラマ!)
なつや咲太郎たちは、近くの天丼屋さんで再会を祝します。咲太郎は、富士子に感謝の気持ちを述べます。
咲太郎「いま、新宿に泊まってるのか?」
なつ「【川村屋】さんに泊まってるの」
咲太郎「・・・マダムはなんか言ってなかったか?」
なつ「お兄ちゃんは新宿の【ムーラン・ルージュ】を愛していて、そこの皆からも愛されてる、って」
咲太郎「それだけか?」
なつ「他になにかあんの?」
ちょうど天丼が運ばれてきて、咲太郎は話をそらします。父親の作る天丼は、日本一のうまさだったと語ります。
なっちゃん、やっとお兄ちゃんに会えてよかったね。久しぶりの再会を祝して、天丼屋さんでのオフショット。広瀬すずさん、カットがかかった後も天丼を食べ続けてました。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #松嶋菜々子 #岡田将生 #工藤阿須加 pic.twitter.com/6CKt1qIFGH
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年5月2日
第5週「なつよ、お兄ちゃんはどこに?」29話
なつと咲太郎は、無事に再会できました。問題となるのは、これからです。
富士子「これからどうするの? どうしたいの、なつを?」
咲太郎「俺は・・・なつはどうしたいんだ?」
なつ「お兄ちゃんに会えたから、今度は千遥(ちはる)に会いたい」
咲太郎はすこし困惑します。
妹の千遥は、親戚のおじさんにもらわれました。ところが咲太郎が手紙を出しても、おばさんからは『すっかりこの家になついているから、手紙をよこさないでくれ』と返事がきていたのです。
おじさんたちは引っ越したため、いま千遥がどこにいるか、咲太郎も知らないのでした。
なつ「それでも会いたい」
咲太郎「・・・わかったよ。俺にまかせろ」
現在の咲太郎は、劇場のみんなと全国を飛び回っていました。いわば、宿無しの状態です。
なつ「これから、一緒に新宿に行かない? みんなお兄ちゃんのこと、心配してるよ」
咲太郎「・・・あした行くよ。明日の昼かならず行く、って【川村屋】のマダムに伝えといてくれ。
オレが必ずお礼に行くから、って」
なつ「わかった」
咲太郎は、笑顔で天丼をパクつきます。なつは、咲太郎がムリして笑っているように感じていました。
第30話へつづく。