《第6話までのあらすじ》
小学校に通うようになったなつは、クラスメートの山田 天陽となかよくなります。天陽の馬の絵をみると、絵の上手かった父親のことが思い出されます。
なつは東京の兄に手紙を出しますが、返事はきません。
「お兄ちゃんと、妹の千遥(ちはる)に会いたい」
いても立ってもいられなくなったなつは、夜が明ける前に柴田家を飛び出し、東京を目指すのでした・・・
4月8日(月)放送!『なつぞら』第7話・あらすじ
富士子(松嶋菜々子)が牛舎に迎えにゆくと、なつ(粟野咲莉)の姿がありません。なつが東京から持ってきたカバンもなくなっていました。
夕美子「あの子。なに考えてるのか、わかんない!」
泰樹「東京か。東京へ行ったのかもしれない・・・」
柴田家は、家族みんなでなつの行方を探します。
その頃。なつは、帯広の繁華街にきていました。食べる物も、東京への切符を買うお金も持ってません。
なんと、なつは自分でお金を稼ぐつもりでした。
彼女には、自分で小銭をかせいだ経験があったのです。北海道へやってくる少し前のこと・・・
なつは、上野の“浮浪児”でした。家を持たず、路上や地下道で寝泊まりしていました。兄の咲太郎(さいたろう=渡邉蒼)、妹の千遥(田中 乃愛)、そして幼なじみの佐々岡 信哉と子供たちだけで生き抜いていました。
お金をかせぐ方法も、それぞれ。兄は、街ゆく人々に、芸を見せていました。
咲太郎「俺は村中で一番 モボ(モダン・ボーイ)だと言われた男~
うぬぼれのぼせて 得意顔~」
兄の咲太郎は、当時人気だったエノケンのヒット曲に乗って、見事なタップダンスを披露していました。アメリカ兵と仲良くなり、チョコレートや缶詰などを安くゆずり受け、それを闇市で転売していたのです。
歌とタップダンスが好きななつの兄・咲太郎役の渡邉蒼くん。ダンスの経験はあったけど、タップダンスは初めてだったそうです。たくさん練習をし、本番では軽やかなステップを披露してくれました。#朝ドラ #なつぞら pic.twitter.com/xzvViH0NZf
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年4月7日
第2週「なつよ、夢の扉を開け」7話あらすじ・・・“かりこみ”とは?
いっぽう。なつは、靴磨きで小銭をかせいでいました。咲太郎は、そんななつにアメリカ製の靴クリームをプレゼントしてくれます。
咲太郎「いつか、千遥となつと、3人で暮らそう。兄ちゃんが父さんがやっていた店を継ぐ・・・」
信哉「・・・オレは?」
咲太郎「ノブも一緒だ!」
信哉「なんだよ。最初は忘れてたくせに」
咲太郎たちが、夢を語っていた時のことです。
「刈り込みだ~っ!!」
子どもの誰かが叫ぶ声が聞こえます。“刈り込み”とは、いわゆる浮浪児狩りです。
当時、アメリカ占領軍から命令を受けた役人が、浮浪児をつかまえ、収容所に送りこんでいました。収容所では、粗悪な食事と体罰が待っています。つかまっては大変です。
信哉は自分を犠牲にしてなつを逃がそうとしますが、結局なつも捕まってしまいます・・・
なつは、東京での出来事を思い出しながら、帯広で靴磨きをしていました。すると、警察官が声をかけてきます。
なつは、帯広署まで連れてゆかれます。
警察官となつの会話はかみあいません。
警察官「どうして帯広にいるの?」
なつ「お願いします。わたしを東京に戻してください」
警察官「東京には誰かいるの?」
なつ「お兄ちゃんです。浅草の孤児院にいます」
警察官は、すぐに動いてくれそうもありません。今晩は泊まるように、と提案してきます。なつは、話題を変えます。
なつ「あの。すみません。お便所をかしてください」
本当にトイレでしょうか? もしや、逃げるつもり?
第8話へつづく。
あさイチの朝ドラ受け・・まるで『おしん』?
藤井「いかだで川を下るシーンで、泣きそうになりました」
博多大吉「それ、BSでやってる『おしん』でしょ? 『なつぞら』の話をしてよ」
近江アナ「華丸さんが舞台出演のため、木曜までお休みです。藤井隆さんがピンチヒッターです」
博多大吉「藤井くん。今日の特集は?」
藤井「昭和の歌姫、中森明菜さんです!」
博多大吉「違います! チーズです」