《第2話までのあらすじ》
1970年。大阪万博が開催され、世界の文化が紹介されます。ファースト・フードが入ってきたのもこの頃。
世の中の変化に、鈴さんは戸惑っていました。【鈴ふり亭】のお客さんの中にも、料理に不満をもらす人が増えていたからです。
そんな折、優子の呼びかけで、【向島電機】の乙女寮のみんなで同窓会を開くことに。
幸子、優子、豊子、澄子、時子、みね子。そして、愛子さんが久しぶりに顔を合わせます。それぞれ、近況を報告します。
みね子は、ヒデとののろけ話をはじめます。
「愛してる! すごく好き! 大好きです!」
と、連発。
ヒデ本人が後ろにいると知ったみね子は、顔を真っ赤にして恥ずかしがるのでした・・・
『ひよっこ2』第3話あらすじ
鈴子さんたちは熱海旅行へ
みね子と愛子さんは、商店街の福引きに参加します。福引きを回すのは、【柏木堂】の一郎おじさんとヤスハルです。
みね子は、愛するヒデのために三等の『電気カミソリ』を狙っていましたが、ハズレ。
つづいて、愛子さんは・・・なんと! 一等の『熱海旅行のペアチケット』を当てます。
しかし、【鈴ふり亭】に戻った愛子さんは、なぜか浮かない顔。お店には、省吾の娘・由香(島崎遥香)も来ていました。
鈴子さんは、愛子さんに理由をたずねます。
愛子「2人はイヤなんです。鈴子さんと由香ちゃんと4人で行きたいんです。当たったのは2人ぶんだけど、あと2人ぶん払って家族みんなで旅行したいんです」
鈴子「もう! 最初っからそう言いなよ」
由香「そういう不意打ちの感動、苦手」
という訳で、【鈴ふり亭】は臨時休業して、省吾たちは家族旅行することに。ヒデとみね子は、この機会に奥茨城村に帰省することにします。
ひとり残される元治(やついいちろう)は、と言うと・・・福引きで『電気カミソリ』を当てます。
島谷さん(竹内涼真)のテレビ出演!
さて、【あかね荘】の管理人・富さんがテレビをみていると・・・みね子の元カレで、以前【あかね荘】に住んでいた島谷 純一郎(竹内涼真)が出演しています。
“話題の若手社長”として、インタビューに答えていたのです。
島谷「いちばん印象深いのは、大学時代に住んでいたアパートです。お化け屋敷みたいなアパートでした。
管理人さんも、お化けみたいでした。
いろんなことを教わったんです。みんな違っていいのだと」
富さんは、立派になった島谷くんをみて、誇らしい気持ちになります。
番組はCMへ。カレーのコマーシャルで、なんと、乙女寮の料理人・森さんが出ています!
『ひよっこ2』第3話ネタバレ
ちよ子の重大決意!
奥茨城村に帰ったみね子は、妹のちよ子の重大決心を聞いてビックリします。
みね子「大学どこ受けんの? 茨大?」
ちよ子「大学行かねーよ。就職する」
みね子の父・実(沢村一樹)や母・美代子(木村佳乃)も、驚きを隠せません。ちよ子は、学校でも成績優秀だからです。
ヒデ「ちよ子ちゃん本人の話聞きませんか? 大事なのは、本人の気持ちだから」
ちよ子「わたしは、総合的かつ現実的に考えて判断したの。
高度経済時代における地方と都市の関係。日本のコメ作り。谷田部家の経済事情と未来・・・」
進「わかんねーの、オレだけ?」
弟の進は、チンプンカンプン。要するに、家の経済状況を考えて、自分が勤めに出たほうがみんなのためになると考えたのです。
実「すげーな。すげーよ、ちよ子。親孝行だな、お前は」
実(みのる)はそう前置きしつつも、自分が記憶喪失になっていたことを振り返ります。
実「自然と親になった訳じゃない。選んだんだ、自分で。みんなが人として好きだから。
父ちゃんは、親としての歴史がまだ少ない。親孝行して返してもらうにはまだ早い。
だからな、ちよ子。もっと俺を困らせてからにしてくれ、親孝行は!」
家のことは心配せずに大学へ行って勉強してこい、というエールでしょう。
ちよ子の親に対する思いと、実(みのる)の家族に対する思いに、みな涙します。
宗男「おもしれーな、人間って。みな、ロックだよ!」
バス停での仲良しショット、頂きました〜♪#有村架純 #磯村勇斗 #宮原和 #髙橋來 #朝ドラ #ひよっこ #ひよっこ2 pic.twitter.com/P14MqMOCWJ
— 連続テレビ小説「ひよっこ」【公式】 (@nhk_hiyokko) 2019年3月27日
時子のスキャンダル
すると、そこへ時子の母ちゃん・君子(羽田美智子)や時子の父ちゃん・兄ちゃんたち3人がやってきます。
君子は、涙で顔がハレていました。
美代子が心配して、理由を尋ねます。
君子は、週刊誌を見せてくれます。雑誌には、女優として活動している時子のスキャンダル記事が載っていました。
なんでも、共演した俳優『京さま』から、茨城なまりをからかわれたため、怒って現場を放棄したというのです。
袋のなかは、同じ号の週刊誌でいっぱいです。
時子の父「なんか、誰にも見せたくない、と思ってな」
時子の兄「買い占めだ!」
そのころ。夜もふけた奥茨城村に、時子が帰ってきていました。自宅に誰もいないと知った時子は、谷田部家にやってきます。
時子「え? 何でみねこがいるの?」
時子は、記事の真相について語ります。
時子「北関東のなまりが抜けるの、難しくて・・・マネージャーさんも、わたしが母ちゃんに電話するの、嫌がって。
相手役の人ね。笑ったの。
“なんか、なまってねーか?”、って笑ったの。
頭きてちょっと、ボン、って押しただけなのに・・・大げさに“撮影中止だ”、って大騒ぎして・・・」
どうやら、プライドの高い相手役の俳優に、オーバーに騒がれただけのようです。
すると、時子の母・君子は、おかしな決意表明をします。
君子「今日から、なまりません。私は」
美代子「・・・なんか、違う気がするんだけど」
君子「だって、私がなまらなければ、時子が電話しても、帰ってきても安心でしょ?」
時子の兄「すでに、なまってんじゃん!」
しかし、君子の優しい提案にみな、賛同します。
宗男「おれも、やる(なまらないように話す)」
茂子「だな。みんなでやるっぺ」
そこへ、元・バスの運転手で、いまは村長選挙に立候補中の次郎さん(松尾諭)がやってきます。
次郎「やーどもども。選挙よろじく」
思いっきりなまってます。
ヒデ「なるべくなまりは止めよう、って流れになって・・・」
みね子「そうでござますわよ」
みね子の祖父・茂さん(古谷一行)は、次郎さんをみて一言。
茂「おめーは、顔がなまってる」
第4話(最終回)へつづく。