萬平は、お湯をかけて戻す麺の開発に苦戦していました。
そんなとき、福子の
「高野豆腐はどうかしら?」
という言葉に、萬平はハッとします。
高野豆腐のつくり方を調べ、麺を冷凍させてはお日様にあてて水分を蒸発させる、というやり方を試します。
この方法で、水分を抜ききることには成功します。しかし・・・お湯で戻した麺は、うす味でおいしくありませんでした。
ここでヒントをくれたのは、またも福子でした。
妻が天ぷらを作っているのを見た萬平は、何かをひらめいたようです。
「これだっ! 福子!」
と、叫ぶのでした。
第109話のあらすじ&ネタバレは、こちら。
2月11日(月)放送!『まんぷく』110話・あらすじ・・・ついに完成?
萬平は、蒸した麺にスープエキスをかけます。そして、その麺を油で揚げてみます。天ぷら鍋から、ジュワ~ッという音がします。これが、水分が蒸発しているときの音のようです。
福ちゃんの天ぷらをきっかけに、ついに萬平さんが「揚げる」という画期的な乾燥方法を発見!
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2019年2月10日
安藤百福さんの即席麺開発物語は読んだことありましたが、どれも天ぷらを発見したら完成でした。でも「これからだ」と宣言した萬平さん。
やっぱり、大発明も一歩一歩なんですね。
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油で揚げた麺を、お湯で戻してみると・・・
福子「んん~。おいしいおいしい、おいしいです、萬平さん!」
萬平「麺がちゃんと、戻ってる!」
福子は
「これは、完成ですね?」
と喜びますが、萬平は考えこんでいます。
「どうして油で揚げると、お湯をかけて麺が戻るようになるんだ?」
そのころ。克子の家では、家族みんなが集まって、萬平のラーメン作りについて話していました。
吉乃(深川麻衣)が
「私は手伝いたい! 萬平おじちゃんを応援したい」
と話すと、克子やタカ、神部は
「私も」「俺も」
と同意します。
唯一、鈴さんだけが
「私はごめんよ、ラーメン作りなんて。だいたい私は武士の・・・」
と言いかけますが、克子たちは安定のスルー。
(⇦ 最後まで、言わせてあげて!)
第20週「できたぞ!福子!」110話・ネタバレ・・・近江谷教授(=マッド・サイエンティスト)の再登場!
すると、萬平から神部に電話がかかってきます。ダネイホン作りを手伝ってくれた大宮教授を呼んでほしい、というのです。
萬平の研究室に、大阪大学の近江谷(おうみや)教授がやってきます。
油で揚げた麺をみた教授は、
「これは! 麺が多孔質化(たこうしつか)している!」
と、興奮します。
【多孔質化】
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2019年2月10日
油の熱で麺の中の水分が蒸発し、麺にスポンジのような空洞ができた状態になることです。「孔」は「穴」という意味らしいです。
この穴にお湯が入って、麺が柔らかく戻るんですね。高野豆腐の考え方は間違ってなかった!#まんぷく #朝ドラ pic.twitter.com/CJsxsqDc9d
油で揚げた麺には、スポンジのようにたくさんの穴が空いていました。お湯をかけると、その穴に水分が入り込んで、めんが元に戻るようです。
原理は、高野豆腐(こうやどうふ)と同じだったのです!
近江谷先生、お久しぶりです!
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今度はきっと何も爆発しないと思います(笑)!#まんぷく #朝ドラ #小松利昌 pic.twitter.com/GrgvjQCDaL
福子は
「とうとう完成ですね?」
と同意を求めますが・・・
萬平「何を言ってるんだ、これからだよ。ねー、先生?」
近江教授「だーはっは!」
(⇦ まったく! 研究者って人たちは!)
実は、福子には心配ごとがありました。生活費が底をつきかけていたのです。
第111話へつづく。