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10分でわかる!『下町ロケット』(前作)【ガウディ計画編】のあらすじ&ネタバレ

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2018年10月にスタートする『下町ロケット』のシーズン2。続編のドラマを観る前に、前作の内容を振り返っておきたいという人もいるでしょう。

 

でも10話分も観直す時間がな~い、という方のためにシーズン1のあらすじをまとめました。後半にあたる第6話から第10話までを、ネタバレありでお届けします。

 

2015年に放送されたドラマの第1話~第5話【ロケット編】のあらすじは、こちら。

www.entafukuzou.com

 

 

『下町ロケット』(2018)の放送はいつから?

シーズン2にあたる続編の放送開始は、2018年10月14日(日)の21:00からです。

 

【 シーズン1】第6話から第10話(最終回)の原作は、池井戸潤の『下町ロケット2 ガウディ計画』

シーズン1の第6話~第10話までの原作小説についてお知らせします。

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『下町ロケット2 ガウディ計画』

ロケットエンジンのバルブシステムの開発によって、倒産のピンチを乗り越えたから佃製作所。

部品の量産までみられていた契約は突然打ち切られ、NASAの技術をウリとするライバル会社とのコンペティションに参加することになる。

 

そんなとき、社長・佃航平はかつての部下から医療機器の開発を頼まれる。もしこの医療機器『ガウディ』が実用化されれば、心臓病に苦しむ多くの人を救えるという。

 

しかし、研究開発には長い時間と多額のコストが見込まれている。また、医療器具の開発にはさまざまな利権が絡んでいた。下町の町工場は、権力者や大手メーカーから妨害工作を受けるのだった。

 

『下町ロケット』(2015)第6話から第10話(最終回)のあらすじ&ネタバレ

ここからは、前作ドラマ『下町ロケット』の第6話から第10話【ガウディ計画編】のネタバレです。

第6話・・・今度のライバル役は、小泉孝太郎!

新たなライバル会社、サヤマ製作所の出現

純国産ロケット『X2A』から3年後。

 

【佃製作所】の社長・佃 航平(阿部寛)は、【帝国重工】の主催するパーティに招かれます。そこで航平は、ロケットエンジンの部品開発で協力した財前(吉川晃司)と再会します。製作所は、バルブシステムの部品を【重工】に納品していました。当然、量産品の開発も任せてもらえると思っていたのですが・・・

 

財前は、バルブ部品の開発メーカーはコンペティションで選ぶと言ってきたのです。

 

そのパーティにはNASA出身で、ベンチャー企業【サヤマ製作所】の所長・椎名 直之(小泉孝太郎)も出席していました。

 

さて、【佃製作所】に精密機器の大手【日本クライン】から開発依頼が届きます。人工心臓の<コアハート>に使うバルブの試作品を作ってほしい、とのことでした。

 

この【日本クライン】を始め、医療機器メーカーと深いパイプを持つ男がいました。アジア医科大学の教授・貴船 恒広(きふね つねひろ=世良公則)です。そんな貴船の前に現れたのが、椎名でした。彼は、

「バルブ製作を【佃】ではなく【サヤマ】に任せてほしい」

と頼みにきていました。

 

航平たちはバルブの試作品を納めにゆきますが、【クライン】の製造部長は別の試作品を製作を要求します。しかも資金は少なめ、納期も前回以上に短く、とのこと。

 

さすがの航平も、我慢の限界です。この依頼をつっぱねます。

ガウディは、私の夢なんです!

そんなとき、【佃製作所】に個人的に依頼してきた者がありました。元・社員の真野(山崎育三郎)です。航平との考え方の違いから退職した彼ですが、現在は先端医療研究所に再就職していました。

 

真野は過去のことを反省し、航平たちにあるプロジェクトへの参加を呼びかけたのです。それは、心臓弁膜症のための新型人工弁『ガウディ』の開発計画でした。真野は、航平を北陸医科大学の一村 教授(今田耕司)や、【株式会社サクラダ】の社長・桜田(石倉三郎)に引き合わせます。

 

しかし、【佃製作所】はロケットエンジンの開発を行なっている最中です。技術部の山崎は、

「人工弁なんかやってる場合じゃない!」

と強く反対します。航平も一度、一度はプロジェクトの参加を断ります。

 

しかし、【株式会社サクラダ】を訪れた航平たちは考え方を改めます。娘を心臓病でなくした無念さを切々と語る桜田の話に、胸を打たれたからです。当初は強く反対していた山崎も営業部の唐木田(谷田歩)も涙を流します。

夢を見つけられずにいた唐木田は

「私にとってのロケットを見つけました」

と語るのでした。

 

ところが、製作所に危機が迫っていました。山崎が生み出した改良型<コアハート>用のバルブ の設計図を、若手社員の中里(高橋光臣)が盗み出したのです。中里は、【佃製作所】を辞めたばかりでした。彼をヘッドハンティングしたのが、【サヤマ製作所】の椎名だったのです。

 

第7話・・・竹内涼真・朝倉あきの活躍に期待!

認可の厚い壁・・・Pmeaの厳しい審査

 人工弁・開発プロジェクト『ガウディ計画』に参加することになった佃製作所。

 

航平は、試作品の開発メンバーに立花 (竹内涼真)・アキ(朝倉あき)・鈴木(堀井新太)の若手社員を大抜擢します。

 

北陸医科大学の一村 教授(今田耕司)は、実用化には3つの障害があることを説明します。技術資金、そしてもっとも大きいのが認可の壁です。医薬品や医療器具の実用化について審査するのが、【Pmea】という独立行政法人でした。

 

さて、一村 教授には苦い過去がありました。人工心臓<コアハート>のときもアイディアを出したのは彼でした。しかし、上司だった貴船 教授(世良公則)が手柄を奪ってしまったのです。

 

今回も、貴船は一村の元を訪れ、人工弁の共同開発を持ちかけます。アイディアを横取りしようという魂胆です。

しかし、一村は

「<ガウディ>は私のアイディアです。<コアハート>のような事は勘弁して下さい」

と断ります。

 

さて、人工弁『ガウディ計画』の実用化に向けて、【Pmea】の事前面接が始まります。航平は、一村 教授・【株式会社サクラダ】の桜田 社長たちと会に参加します。

 

【Pmea】の審査員・滝川(篠井英介)は、佃やサクラダのことを“吹けば飛ぶような中小企業”と馬鹿にします。その上で、

「医療機器の開発には、しかるべき社会的基盤のある企業があたるべきだ」

と述べます。大手メーカーとコネがある貴船 教授に相談するよう持ちかけます。

 

滝川は、面接会の前に貴船と接触していました。わざと厳しい指摘をするように頼まれていました。現実を知れば一村は自分に泣きつくに違いない・・・貴船はこのように考えていたのです。

 

 『ガウディ』を完成できるのは、私達しかいないんだ!!

さて、人工弁の試作品の開発は難航していました。血栓が生じないような構造を見つけるのが、大変だったのです。

 

そんな状況の中、航平は立花たちを引き連れて福井に向かいます。共同開発にあたっていた【株式会社サクラダ】に見学に訪れると、桜田社長の元気がありません。資金繰りがうまくいっていないというのです。

 

航平たちは暗い気持ちのまま、北陸医科大の大学病院を訪れます。一村教授は、ある子どもの心臓手術を控えていました。航平たちはオペを見学させてもらいます。医療研究所の真野もやってきます。

 

比較的簡単といわれた手術ですが、人工弁のサイズが合わないこともあって、オペは困難を極めます。

「がんばれ!」「頑張れ!」

立花や真野たちの声が届いたのか、子どもは一命をとりとめます。

 

心臓の人工弁は、外国製品に頼っているのが現状です。そのため、日本の子どもには適合しないことが多かったのです。もし日本製の器具ができれば、もっと多くの子ども達を救えるはずです。

 

【Pmea】の2回目の事前面接が始まります。審査員の滝川は、またも難癖をつけます。製造販売の認可や、臨床治験を管理するにはやはり大企業の後ろ盾が必要だ、と説きます。そして、【日本クライン】を紹介します。貴船 教授と太いパイプのある会社です。

 

航平は立ち上がって意見します。

「開発者にとって製品は子供と同じです。その子を託す信頼できる相手・企業は、我々で探します!!」

第8話

山崎が開発中の『シュレッダー』

【サヤマ製作所】の椎名は、医学界に顔が利くアジア医科大の貴船 教授と結託し、人工弁開発『ガウディ計画』の横取りを狙っていました。さらに、椎名は【帝国重工】の石坂と富山にネマワシし、ロケットエンジンバルブの受注まで【佃製作所】から奪い取ろうとしていたのです・・・

 

 ロケットエンジンのバルブシステムの開発メーカーを決めるコンペが、目前に迫っていました。そんなとき、【帝国重工】の富山から航平に連絡があります。バルブの燃焼試験を1週間も前倒しして欲しい、というのです。

 

急な日程変更は、明らかに【サヤマ】びいきの嫌がらせですが、航平はこの条件を飲みます。開発チームの若手たちに発破をかけ、準備させます。

 

そんなとき、製作所に財前が訪ねてきます。航平は、彼に開発中の『シュレッダー』を見せます。それはセンサーで異物を排除するという、画期的な機械でした。この技術が実用化されれば、ロケットエンジンを塵やゴミから保護することができます。

 

財前はこの『シュレッダー』を共同開発したい、と申し出ます。航平は交換条件として、人工弁 開発を支援してもらえないかと持ちかけます。

 

財前は、この技術が人工弁の血栓を取り除くことにも応用が利く、と思いつきます。ロケットエンジンに役立つと知れば、本社も援助してくれるかもしれません。

バルブシステムの量産品の開発はどちらに?

 さて、バルブシステムの燃焼試験が行われました。【佃製作所】も【サヤマ製作所】も試験を成功させますが、すべてのポイントにおいて、佃側の技術がわずかに上回っていました。

 

財前は、バルブの提供元を決める重役会議に自信をもって臨みます。実験の結果から、佃との取り引きを続けた上で、さらに『シュレッダー』の共同開発をすれば【重工】にとっても大きな利益になると考えていたのです。

 

ところが、会議が始まる前から【サヤマ】を押す流れが決まっていました。宇宙航空部本部長の水原、調達部長の石阪、グループ主任の富山は結託していたのです。

 

その結果、【佃】はロケットエンジンの部品開発から外されてしまいます。

 

一村 教授や桜田社長は、製作所を訪ねてきます。

「『ガウディ計画』へ参加を呼びかけたために、柱だったロケットエンジン開発もダメにしてしまった」

2人は航平たちに謝ろうとしますが、立花やアキたち開発部の面々は生き生きと人工弁の開発に取り組んでいたのです。

 

さて、アジア医科大学では人工心臓<コアハート>の臨床試験が行われていました。責任者の貴船 教授は学会に出席していたため、手術には立ち会えません。そんな貴船に思いがけない連絡があります。

 

人工心臓の患者の容体が急変して、なくなってしまったというのです。

 

第9話・・・高島彩が女性ジャーナリスト役で登場!

臨床試験の失敗は、コアハートの欠陥が原因?

 患者が死亡し、遺族は病院側の初期対応を問題視します。しかし貴船は、手術を行なった研修医と彼を指導する立場にあった巻田(横田栄司)に責任をなすりつけます。

 

【サヤマ製作所】の中里は、コアハートのバルブ自体の問題を疑います。このコアハートは、【佃製作所】を退職した中里が、開発者の山崎から盗み出したものでした。

 

そんなとき、咲間 倫子(さくま のりこ=高島彩)というジャーナリストが【佃製作所】を訪れます。倫子は、アジア医科大の死亡事故は、バルブの欠陥が原因だと睨んでいました。彼女は、極秘入手していた<コアハート>の設計図を見せます。

 

設計図の数値は、山崎が試作していた試作品とまったく同じ値でした。山崎の発明を中里が持ち出し、【サヤマ製作所】を経て【日本クライン】の製造ラインに渡った可能性があるのです。

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【サヤマ製作所】の椎名は、倫子がコアハートの不具合の件について調査していることを耳にします。そこで、彼は先手を打ちます。

 

椎名は、貴船 教授が高知に左遷していた巻田を呼び戻すように助言します。

「裏切る可能性のある者は、身近においておいた方がよい」

という考えからでした。

 

 巻田が大学病院に戻ったことにより、倫子は設計図に関する情報提供を受けられなくなります。

 

最終決戦! 航平 vs 椎名

いっぽう、【佃製作所】では人工弁のバルブ部品の社内テストが行われていました。結果は、見事に合格! 実用化に向けて大きな一歩を踏み出します。

 

【Pmea】による4回目の事前面接がはじまります。審査員の滝川は、

「開発の後ろ盾となる大手企業は見つかりましたか?」

と尋ねます。

 

航平は、企業探しはまだだと断った上で、バルブが実用化されれば多くの心臓病患者を救うことができると熱弁します。

 

話をさえぎろうとする滝川に、航平はある写真を見せます。そこに映っていたのは、滝川や貴船がキャバクラで豪遊している姿でした。写真を見た【Pmea】の他の審査員たちは怒りをあらわにし、滝川を締め出すのでした。

 

そのころ、人工心臓<コアハート>の2回目の臨床試験が迫っていました。バルブ自体に欠陥があるならば、患者の命が危険です。

 

倫子は、【サヤマ製作所】の椎名を都内に呼び出します。航平と山崎も同席しました。

 

航平は、バルブの設計図を見せ、

「設計図通りにきちんと開発したのですか?」

と問い詰めます。山崎も、

「あれを完成させるのは難しい。ほんとは完成していないんじゃないですか?」

と尋ねます。

 

椎名の顔から、笑みが消えます。

「患者の命を危険にさらしているのは、おたくのようなジャーナリストだ!」

と倫子を責めます。

航平は黙っていられません。

「不完全な製品を世に出し、人を殺したのはあんただ!」

 

第10話(最終回)

完璧すぎる開発データ

北海道医科歯科 大学病院の少年患者・聖人の容態が思わしくありません。安全に手術を進めるためにも、新型人工弁<ガウディ>の完成が待たれるところです。

 

開発は順調に進み、動物実験の段階まできていました。しかし、気になることがあります。似たような技術を用いて、先に臨床実験にまで至った人工心臓<コアハート>が死亡事故を起こしていたからです。

 

航平たちは、【佃製作所】を退職して【サヤマ製作所】に転職した中里(高橋光臣)に話を聞きにいきます。中里は、コアハートバルブの安全性について、表向きは「問題ない」と答えます。しかし、実際は不安を抱えていました。

 

中里は【サヤマ】に戻ると、<コアハート>の開発責任者・月島(福田転球)に実験データを開示するよう求めます。データの数値に異常はありませんでした。

 

【佃製作所】でも、航平と山崎は同じ資料を見ていました。それは、ジャーナリストの倫子(高島彩)がサヤマの研究員・横田(バカリズム)から提供されたものでした。山崎は、完璧すぎる数値を疑問視します。普通なら、1/100ぐらいの確率で不良品が出るはずなのです。

 

航平は、データの改ざんを疑います。そこで、【帝国重工】の財前に数値の検証を依頼します。【重工】には、最新の高速耐久実験装置があったからです。

 

患者の命がかかっていると判断した財前は、この依頼を引き受けます。自ら実験装置を作動させますが、うまくいきません。この機械にくわしい富山(新井浩文)に操作を頼みます。富山は即座に断ります。

 

しかし、このあと彼の心は揺れます。調達グループ部長の石阪(石井一考)と【サヤマ製作所】の椎名の会合の席でのことです。椎名は、石阪に札束を渡していたのです。いわば、部品提供を続けさせるためのワイロでした。

 

富山は本社に戻ると、財前に代わり高速耐久実験装置を操作します。やはり、実験の数値は改ざんされていました。

利菜は帝国重工の面接に!

航平の娘の利菜(土屋太鳳)は、【帝国重工】の就職面接を受けていました。彼女は、自分が佃航平の娘であることを明かし、

「父が理想の技術者です!」

と堂々と語ります。(この姿、父親にも見せてあげたかった~)

ロケットをなめるな!

椎名は、自分たちが開発した<コアハート>バルブについて、航平や倫子たちが嗅ぎまわっていることを知ります。彼は、開発責任者の月島を呼んで、開発資料を処分させます。

 

いっぽう、倫子のつとめる【週刊ポスト】には貴船 教授から圧力がかかります。【佃製作所】にも迷惑がかかることを懸念し、編集長はスクープをあきらめようとします。

 

航平のもとに、中里がやってきます。中里は、山崎の開発したバルブ設計図を盗み出し、【サヤマ】に渡していたことを白状します。サヤマの椎名は、数値をごまかした上で実験データを【日本クライン】に提供しました。<コアハート>は、不完全なまま臨床試験にまわされていたのでした。

 

覚悟を決めた航平は【週刊ポスト】を訪れ、スクープ記事の公表をうながします。

 

【帝国重工】では、『スターダスト計画』(=国産ロケット打ち上げ)に向けた最終会議が行われていました。これは事実上、ロケットエンジン・バルブの開発に関して、【サヤマ】との取り引き継続を確認するためのものでした。

 

ところが、そこへ財前がスクープ記事のゲラ刷りを持ってあらわれます。それは、【サヤマ】が<コアハート>開発段階でデータ偽装していたことを告発する内容でした。

 

もしこれが事実なら、ロケットエンジン・バルブの信頼性にも関わってきます。石阪は激しい口調で財前をののしり、懸命にサヤマを擁護しようとします。試作段階では佃製のバルブのほうが完成度が高かったのですが、このことを軽く見るような発言をしてしまいます。

 

これに激怒したのが、社長の藤間(杉良太郎)でした。

「ロケット開発は完璧に仕事をこなした上で、二重三重のチェックをしなければならない。ロケットをなめるな!!

と、石阪を一喝したのです。藤間はサヤマとの取り引きを凍結し、【佃製作所】のバルブ採用を即決します。

技術者の心得

航平は、椎名の社長室を訪れます。この期に及んでも、椎名はデータ改ざんを少しも反省していませんでした。

「不完全な技術でも早く実用化されれば、助かる人がいる」

と、豪語するのです。

航平は、目的達成のために犠牲者が出てもいいという考えが許せません。

常に100%安全なモノを目指すのが、技術者だ。開発する努力を怠るなら、お前は技術者失格だ!」

と声を荒らげるのでした。

 

翌日、『業務上過失致死』の容疑で、椎名は逮捕されます。さらに、<コアハート>を製造していた【日本クライン】も痛い目を見ることになります。彼らは【佃製作所】のバルブ技術を特許侵害していたのです。

 

【佃】は、遂に新型人工弁<ガウディ>の開発にこぎつけます。このガウディを使用して、少年患者・聖人の手術は無事に成功しました。

 

そして、その数年後・・・

 

【佃】のバルブを採用したロケットの打ち上げを迎えます。航平や社員たちの見守る中、ロケットは無事に宇宙へと向かってゆくのでした。

 

帝国重工の社員たちも、打ち上げ成功を喜んでいます。その輪の中には、利菜の姿もありました。

 

さて、航平たちのもとへ、出所したばかりの椎名がやってきます。彼は自ら開発した新しいバルブを見せびらかします。

「私が作ったこのバルブ、佃のモノよりも耐久性も信頼性も30%も上だ。次のロケット打ち上げの契約は、私たちがとる!!」

“技術者の心”を取り戻した椎名を見て、航平は力強く言い返すのでした。

「望むところだ!」