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結末のルイスの台詞の意味は?マーベル映画『アントマン』のネタバレ

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※この記事は、約10分で読めます。

体長1.5センチ。アリのように小さなヒーローが活躍するアクション映画『アントマン』。この記事では、映画のネタバレをお届けします。

 

また、主人公のスコットの仲間・ルイスが、ラスト前に語った言葉の意味を解説したいと思います。

 

 

『アントマン』のあらすじ

前科者はつらいよ

1989年。平和維持組織シールドに所属するハンク・ピム博士は、物体を縮小したり拡大したりするピム粒子の開発します。しかし、研究所ではハワード・スターク(アイアンマンの父)たちが、ピム粒子を無断で複製しようとしていました。

 

技術の悪用をおそれた博士は、シールドを辞めます。

 

現代。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でヒーローたちが、東欧のソコヴィアでウルトロンと戦ってから数か月後のこと。

 

泥棒のスコット・ラングは刑期を終えて、出所したばかりでした。妻は別の男と婚約し、愛娘のキャシーとも思うように会えません。

 

世間の風は冷たく、ようやく仕事を見つけても前科がバレるとクビになってしまいます。娘の養育費をかせぐため、スコットは仲間のルイスたちと盗みに手を出してしまいます。富豪の家に侵入した彼は金庫を開けますが、中にあったのは奇妙なスーツとヘルメットだけでした。

アントマン、誕生!

スコットがスーツを着用すると、あらビックリ! 身体がアリのように縮んでしまったのです。

 

気味の悪くなった彼は、屋敷にスーツを返しに戻ります。しかし、待ち構えていた警察に逮捕されてしまいます。“弁護士”と名のってスコットの前に現れたのが、ピム博士でした。また、通報したのは博士の娘・ホープでした。

 

実は、博士は以前からスコットに目をつけていました。スコットはかつてヴィスタ社で働いていました。ところが会社が不正をしていることを知り、会社がだまし取ったお金をお客に返していたのです。このとき彼は、防犯システムを破って保管庫に侵入していました。

 

博士は、スコットに協力を求めます。ピム粒子の原理を用いて作ったスーツを着用し、【アントマン】として潜入任務にあたってほしいとお願いしたのです。

 

『アントマン』『アントマン&ワスプ』吹き替え版の声優のキャストは、こちら。

www.entafukuzou.com

 

ネタバレ(⇦ 未視聴の人は気をつけて!)

イエロージャケットの軍事利用を防ぐために

実は、物体縮小させる技術の一部が、博士の弟子のダレンに盗まれていました。ダレンは、ピム粒子と似た性質を持つクロス粒子を応用、無機物だけでなく生物も縮小させるイエロージャケットを開発していました。もしこのスーツが悪者の手に渡って軍事利用されたら、大変なことになります。

 

そこでピム博士は、イエロージャケットを盗み出すよう、スコットに頼んだのです。スコットは味方となるアリ達に電磁波で指示を出す方法と、スーツを操縦する技術を学びます。

 

ダレンの研究所に侵入するのは、ある装置が必要でした。通信ブロッカーに対抗するための【信号デコイ】という機械です。博士が作ったものですが、現在はシールドが所持しています。そこで、スコットはアントマンとなり、スタークの倉庫へ盗みに入ります。施設にはファルコンがいて、邪魔をします。

 

アントマンは拡大・縮小を使い分け、ファルコンの翼を破壊、【信号デコイ】を持ち帰ります。

キャシーの声がアントマンを救う

さて、ダレンが博士の屋敷にやってきます。彼はイエロージャケットの発表会に協力するよう求めますが、ピム博士は断ります。自信満々のダレンを見て、ホープは不安になります。ジャケットを盗む計画がバレている気がしたからです。

 

案の定、敵の研究所は警備が3倍に強化されていました。そこで、スコットはルイスたち仲間の協力をあおぎます。給水管から侵入するため水圧を下げ、侵入者を感知するレーザーの装置を切ることに成功します。

 

スコットは研究所に潜入すると、アリ達とともにサーバーを破壊します。爆弾をしかけ、ジャケットもろとも研究所を吹き飛ばそうとします。

 

ところが、ダレンはスーツを1着もち出します。自らスーツを着用して【イエロージャケット】となったダレンは、スコットの娘・キャシーを襲おうとします。スコットは縮小して相手のジャケットに入り込み、内部から破壊します。

 

ところが、大きさを制御する装置が壊れ、アントマンは亜原子レベルまで縮んでしまいます。あきらめかけたその時、キャシーの「パパ、戻ってきて!」という声が聞こえてきます。

 

スコットは拡大装置をベルトの調整機に入れて回しました。間一髪、元の大きさに戻ることができたのでした。

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ラスト前のルイスの言葉の意味は? 結末を考察

スコット(アントマン)の泥棒仲間のひとり、ルイス。彼は、興奮すると話が脱線してしまいます。

彼は、前半でも面倒くさい説明をしています。金持ちの屋敷の主人(=ピム博士)が1週間不在となることを仲間に教える場面なのですが、ま~回りくどい。

 

試しに、本筋と関係ないところを () でくくってみました。

ルイス、ピム博士の家に金庫があることを伝える

「従兄のアーネストと飲んでいた。ワインの試飲会でさ、(赤よりロゼがいい。)エミリーの話が出てさ、(俺の初体験の相手だ、)彼女はいま家政婦をやっているんだ。

 

顔役のカルロスと付き合っている。彼に雇い主の話をした。会社のCEOで引退したけど金がある。

 

カルロスとアーネストはソフトボール仲間。2人は話した。カルロスが言った。“知ってっか? そいつ、地下にデカい金庫をもってる”

 

アーネストに聞いて、俺はたずねた。“エミリーに金庫の種類、聞いた?”

“いや、とにかく本格的な金庫だと、中身もたんまり。爺さんは金持ち。1週間不在”」

 

・・・要は、【ピム博士の屋敷にお金がたんまりある。博士は1週間留守にする予定だから、忍びこむチャンスだよ】と伝えたいのですが、説明がヘタなのです。

 

結末のセリフは、こんな感じ

「イグナシオと美術館へ行った。(抽象表現主義の展覧会だ。俺はネオキュビズム派、だがロスコが崇高さ。)

 

イグナシオがさ、“超美人ライターにバーで会ったぜで”

その彼はバーテンダーで、“見ろ、俺の連れ、スゲエ美人だろ?”

(バーテンダーは“スゲエ美人”って言った。)

 

女ライターが“私って、市民記者のボスよ。やばい知り合いも多いわ”

イグナシオは“マジ?”

女は“アベンジャーズにもコネがあるわ”

 

そのコネがやばい大物らしくて、

“スゲエ動きをするやつ探してんだ、今までに見たことない?”

女、

“何ができるわけ? 跳ぶ、ぶら下がる、壁をよじ登る・・・具体的に言って”

“そいつ、縮むんだ”

 

コネ男へ記者を通じ、アントマンの友の俺がね・・・

“彼に何の用?”

“会いたい”

説明の意味するところは

あるバーに、ヒーローの情報に詳しい記者の女がいました。彼女はアベンジャーズにも人脈があったのです。

 

その女に、サム・ウィルソン(=ファルコン)が話しかけます。サムは、スゴイ動きができる男を探していました。

 

記者の女は、スゴイと言ってもいろいるある。どんな能力を持つ者なのか、具体的に言って、と話します。この時、【彼女は跳ぶ、ぶら下がる、壁をのぼる】と能力の例をあげていますが、これはスパイダーマンを指します。

 

サムは、「そいつ、縮むんだ」と返答します。

サムはスタークの倉庫でスコット(=アントマン)の能力を見たときから、味方に引き入れようと考えていたのです。

エンディング後のやり取り

1:『アントマン&ワスプ』への伏線

ピム博士は、

「見せたいものがある」

と言って、娘のホープをある部屋へと案内します。

 

そこには、羽根の生えたアリのスーツがありました。これは、ホープの母親・ジャネットが使っていたスーツの改良バージョン。かつてジャネットは、夫のピムとともにアベンジャーズの一員として戦っていました。ピムが【アントマン】、ジャネットは【ワスプ】として・・・

 

しかし、1987年、ソ連がアメリカに大陸間弾道ミサイルを発射したとき、ジャネットは分子の大きさまで縮小してミサイルを食い止めたのです。本来ならピムが行おうとした任務を、妻が身代わりとなっていたのです。

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娘を妻の二の舞にしたくない、という思いで博士はスーツのことを黙っていました。しかし、今回のスコットの活躍を見て、ホープにスーツを渡すべきだと考えを変えたのです。

2:『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』への伏線

エンドロールの後、スティーブ(=キャプテン・アメリカ)とサム(=ファルコン)は、倉庫のような場所でバッキ―(=ウィンター・ソルジャー)を発見します。

 

ウィンター・ソルジャーは以前はキャプテンアメリカの親友でしたが、敵国ソ連にあやつられ暗殺者と化していました。

 

 

 キャプテンアメリカは、

「1週間前なら対処できたが・・・」

と語ります。

 

そして、ウィンター・ソルジャーを見つけたことをトニー(=アイアンマン)に報告しようとします。しかし、ファルコンはトニーは信じないだろうからムダだ、と止めるのです。

 

どうも様子がおかしい。1週間前に何があったのでしょうか?

『エイジ・オブ・ウルトロン』の後、アベンジャーズは分裂状態に

前作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では、アベンジャーズはウルトロンに勝利するものの、ヨハネスブルグの街を破壊してしまいます。このため、アベンジャーズの活動は国連の管理下に置かれることになります。この取り決めが、【ソコヴィア協定】です。

アベンジャーズの面々は、この協定を支持するグループと反対するグループに別れてしまいます。

 

メンバー間に亀裂が入っていたのです。

 

スティーブが

「我々だけか・・・」

とつぶやくと、サムは

「そうでもない。一人、あてがある」

と答えます。

 

言うまでもなく、この“一人”がアントマンです。こうしてアントマンは、『シビル・ウォー』ではキャプテンアメリカ側に引き入れられることになるのです。