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【あらすじ&ネタバレ】『激レアさんドラマ!!~ヤンキーからW杯へ-野人の奇跡~』前編

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※この記事は約5分で読めます。

元サッカー日本代表で、ワールドカップ初出場を決める得点を奪った岡野雅之さん。圧倒的なスピードから“野人”の愛称で親しまれ、浦和レッズを中心に活躍しました。

 

そんな彼が経験した、高校時代の部活動は『ルーキーズ』もびっくりのドラマチックなものでした。『ヤンキーからW杯へ-野人の奇跡』は、バラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』で岡野さんが披露したエピソードを元に作られたドラマです。

 

『ヤンキーからW杯へ-野人の奇跡』完結編(後半)は、こちら。

www.entafukuzou.com

 

2018年版の放送前に復習しておきたい、『下町ロケット』(2015)【ロケット編】のあらすじ

www.entafukuzou.com

 

 

超快足フォワード! 岡野はこんな選手だった

犬があきらめる

学生時代のある時。犬に追いかけられ、逃げ出した岡野さん。気づくと気配がありません。なんと!あまりに足が速すぎるので、犬が追うのをあきらめたのです。

ババンギダより速かった!!

サッカーゲームの『ウイニングイレブン』には、多くのプレイヤーがお世話になった伝説の選手がいます。それがナイジェリアのババンギダ。ゲームでのスピードが反則的になるほど、本人も快足の選手でした。相手を置き去りにするウィングとして、アヤックスなどで活躍しました。

 

岡野さんは浦和時代にアヤックスの練習に参加し、この選手と速さを競ったことがあります。しかし、このレジェンドを相手にしても余裕で勝ったというのです。

一人スルーパス

ふつう、前方の味方へ送るのがスルーパスです。ところが岡野さんの場合、自分で前に蹴り出して自分で追いつく、という離れワザをやってのけます。

 

Abema TVでは特別版『激アツ!! ヤンキーサッカー部』を独占配信!

地上波放送の終了後の9/23(日)、9/30(日)の両日には、ドラマ本編と合わせて「激レアさんを連れてきた。」の岡野さんの出演回が放送されます。

どちらも夜11時からの放送となります。
Abema TVは無料のインターネットTV局です。


abema.tv

 

『激レアさんドラマ!!~ヤンキーからW杯へ-野人の奇跡~』あらすじ

おじさんから、「環境を変えてみろ!」と言われて・・・

1987年、横浜。中学生の岡野雅之(竜星涼)は、プロのサッカー選手になりたいと思っていました。ブラジルへサッカー留学することも考えますが、おじさん(若田哲郎=若林正恭)が助言をくれます。

 

なんでも、島根県にある全寮制の松王高校が素晴らしい学校だというのです。卒業生はみな礼儀正しく、立派な社会人になっているらしいのです。雅之は、

「そこならサッカーに打ち込めるかもしれない」

と思い、入寮を決意します。

 

ところが、いざ入学してみるとそこはとんでもない学校でした。クラスメートは誰も彼もが「けんか上等!」のヤンキーばかり。ちょっとした事ですぐに殴り合いが始まってしまいます。

 

先生(勝村政信)は教室に現れるなり竹刀を振り回し、

「静かにしろっつってんだー」とわめく始末。ここは、不良たちが全国から集まる更生施設のような場所だったのです。

サッカー部がない!?

とんでもない所にきたと後悔する雅之でしたが、部活が楽しければつらいことも我慢できます。ところが担任の剛田先生によれば、この学校にはサッカー部がない、というのです。これでは、何のためにはるばる島根までやってきたのか分かりません。

 

松王高校は全寮制です。寮の生活は厳しいものでした。先生は、1年生の行動をガチガチに管理します。

「メシの時間は10分! 食事中の私語は厳禁!」

「1年生の入浴時間は3分!」

「明日の起床時間は午前3時!」

もはや、刑務所です。

 

授業も独特。他の学校にはない、【不動】という科目がありました。これは、1時間も校庭にただ立っているだけ、というもの。静止していなければいけません。少しでも動いたら、監視役の蹴りが飛んできます。ただのキックではありません。テコンドーの日本チャンピオンである「イシ」(浅香航大)という上級生の強烈な蹴りです。

 

クラスメートもケンカ自慢の猛者ばかり。頭突きの「マサ」(稲葉友)。逃げの「ウエ」(堀家一希)。ニラみのホソ(平埜生成)。不良ばかりで心の休まる暇がありません。

 

雅之が絶望的な思いで校庭を歩いていると、校舎の裏でボールを蹴っている生徒がいました。彼の名は「トガ」。サッカーをやりたくて入学したのに、部がなくてガッカリしているというのです。初めて雅之と気が合う人間がいました。

 

彼らは、理事長(小野武彦)に直談判しにゆきます。

「この学校にサッカー部を作らせてください。全国大会に行きたいんです

理事長はあっさり創部を許可してくれます。ただし、

「行けなかったら、ケジメをつけてもらいますよ」

と念を押します。

 

 

前編のネタバレ(⇦ 未視聴の人は気をつけて!!)

そんなに楽しいか、サッカーって?

雅之とトガはあちこちで部員を勧誘しますが、

「サッカー? それ、人を殺していいの?」

「誰に口きいとるんじゃ、ワレ!」

と言われて、相手にされません。

 

ようやく、ドッジボールをしている生徒の武蔵(山本涼介)をみつけます。スポーツ好きならもしかしてと期待しますが、武蔵は

「俺はスポーツが好きなんじゃない、相手の顔から血が出るのを見るのが好きなんだよ!」と、雅之にボールをぶつけます。

 

トガがこの学校じゃ部活なんて無理、と思った時でした。マサ、ウエ、ホソの3人が話しかけてきます。

「何で俺たちに声かけないんだよ?」

マサは、断られてもあきらめずに勧誘を続ける雅之に興味があると語るのです。3人は部員になってくれますが、サッカーは11人でする競技。まだまだ人数は足りません。

 

マサが

「イシ先輩を誘えばいい」

と言うと、ホソも

「確かに。あの人が入れば他の奴も増えるかも」

と同意します。

 

「イシ」とは【不動】の授業で1年生の尻を蹴っていた先輩。テコンドーのチャンピオンで、暴走族3000人の頂点に立っていたという噂のある人です。

松王高校サッカー部、始動!!

雅之たちが会いにゆくと、イシ先輩は廊下でチェーンを回していました。

イシは

「ぶん回しているチェーンにぶつからずに、雑巾がけをしてオレの横を通過したら、サッカー部に入ってやろう」

と語ります。無茶苦茶な理屈です。

 

それでも雅之は、トガの合図に合わせて猛スピードで雑巾がけ。奇跡的にチェーンに当たらずにイシの横をくぐり抜けたのです。こうして、イシの友達や後輩も部に参加。松王高校サッカー部の活動が始まります。

 

ところが、みな腕っぷしは強くてもサッカーは初心者。まともにドリブルができないばかりか、ボールを手に抱えてゴール前に走り出す生徒もいます。雅之が先頭に立って、基礎からていねいに教え始めました。しかし、なかなか上達しません。

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キックがうまくなる方法

 ある日のこと。練習中に隣の高校のボスである島田が、イシをからかいにきます。

「もしかして、俺に勝てないからスポーツに逃げたの?」

イシはブチぎれそうになりますが、雅之が前に進み出ます。

「イシさんにケンカ売るならオレに売ってください」

島田は

「誰に口をきいてんだよ!」

と、殴りかかります。すると、イシ達と隣の高校の不良たちが全面対決が始まります。相手は強敵です。イシ達をボコボコに殴ると、島田たちは立ち去ってゆくのでした。

 

トガは、すぐにケンカするチームメイトに怒りを爆発させます。

「みんな、やる気あるのかよ!」

 

マサは

「やる気はあってもよ、あんな小さなボールをうまく蹴れないんだよ」

と答え、イシも

「人だったらうまく蹴れるのにな」

とつぶやきます。

 

雅之は発想を変えてみます。サッカーボールを競技用の球と思わずに、頭にくるヤツの体だと思ってけとばしてみてはどうだろう、と提案するのです。

 

試しにイシがボールを島田の体だと思って蹴ると、あら不思議! 勢いよく飛んでゆくではありませんか。雅之の号令のもと、部員たちはいっせいにキックの練習をします。

「島田のケツ!」

「島田のわき腹!」

みんな、急にキックの精度があがりました。「ボールはトモダチ」ではなく、「ボールは憎いヤツ」だと考えるなんて・・・斬新。

初めての練習試合

こうして、松王高校サッカー部は練習試合をすることになりました。相手は、大技高校。雅之たちが相手の学校を訪れると、ガラの悪い不良がたくさん出迎えます。

 

相手チームはみな学ランを着たまま試合をする、と意気込んでいます。試合開始前から、両チームとも殺気立っています。そして、開始のホイッスルが鳴りました。

 

その瞬間、両校の生徒が入り乱れて激しいケンカが始まります。まさに『ルーキーズ』や『クローズZERO』の世界。この日のために用意した手作りのユニフォームも、ボロボロになってゆきます。

 

雅之とトガがあっけにとられている間に、イシやマサ達はあっという間に大技高校の連中をブチのめしてしまいました。

 

「勝ったぞー」

イシたちは勝利のおたけびをあげます。

 

雅之も我慢の限界です。

「やめる。俺はこんな部、やめる。サッカーの素晴らしさを皆に知ってもらいだけなのに」

立ち去る彼の背中を、みんなだまって見つめるしかありません。

 

翌日。雅之が登校すると、教室にイシやマサ達が集まっていました。

マサが

「これ、俺たちで縫ってみた」

と仕立て直したユニフォームを見せると、イシも

「こんな小さなボールひとつ思うように扱えないなんて、納得いかねえ。俺たちとサッカー続けてくれ」

と土下座をします。

 

雅之は、みんなが心を入れ替えてくれたことが、嬉しくて仕方ありません。

「うおおおっ!!絶対全国行くぞー! うおおおっ!!」

と吠えます。

 

そのようすを見ていたイシは

「岡野。お前、野人みてーだな」

と話すのでした。

                           《つづく》

 

感想・・・マンガみたいな実話

まさにサッカー版『ルーキーズ』という感じの、破天荒な物語でした。こんな状態から、よく日本代表に登りつめたものだと心から感心します。このドラマは二部構成。9/28(金)の深夜に後編となる完結編が放送されます。