映画ときどき海外ドラマ

ドラマや映画の感想・ネタバレ、シナリオ論など、エンタメ全般を考察するサイト

スポンサーリンク

【5本のバラ】とは?5分でわかる!『dele ディーリー』第3話のあらすじ・感想

 

f:id:entafukuzou:20180811041304j:plain

菅田将暉主演の金曜ナイトドラマ『dele ディーリー』。第3話のネタバレを含むあらすじをご紹介します。

 

第2話のあらすじについては、こちら。

www.entafukuzou.com

 

 

菅田将暉✖山田孝之=『dele ディーリー』?

依頼人の身に万一のことが起きた際、本人に代わってスマホやPCのデータを消去する・・・それが【dele. LIFE】事務所で扱う仕事です。

 

『dele ディーリー』第3話あらすじ 

 【dele. LIFE】の事務所に、写真館を営む浦田文雄(高橋源一郎)がやってきます。坂上圭司(山田孝之)が留守だったため、真柴祐太郎(菅田将暉)が応対します。浦田は自分が死んだ後のPCデータ削除に加えて、奇妙な頼み事をします。

 

削除する前にデータをコピーして、バラの花束と一緒に江角幸子(余貴美子)の元へ届けてほしい、というのです。ところが数日後。浦田が海に飛びこんで自殺した、という情報が入ってきます。

 

理髪店を営む幸子のもとを訪れた祐太郎は、客をよそおって浦田の情報を聞き出します。ところが幸子は、浦田が利用客ではなかったことを明かします。不思議なことに、浦田と幸子はそこまで親しくなかったようです。

 

そこで祐太郎は、浦田の経営していた写真館に忍びこみます。すると、何者かの気配が! 怪しい男が、浦田のパソコンを持ち出しているではありませんか!

 

祐太郎はこっそりと男の顔をスマホで撮影、データを事務所の圭司に送ります。

 

『dele ディーリー』第3話の再放送は?

放送終了から1週間先の番組表をチェックしてみました。残念ながら、今のところ再放送の予定はないようです。

 

ある人物を監視し続ける小説、といえば?

管理人は第3話を観て、ポール・オースターの短編『幽霊たち』を思い出しました。

 

あらすじは・・・

ある人物を監視するように頼まれた探偵の男が、長い時間その人物を監視しているうちにおかしな気分になります。自分が相手を監視しているはずなのに、いつの間にか相手から監視されているように感じるのです。ど、どういうこと?

 

『幽霊たち』は、哲学的な問いかけのある不思議な小説です。純愛を絡めた『dele ディーリー』の第3話とは方向性は違いますが、なんとも言えぬ余韻を残してくれる短編です。

 

『dele ディーリー』の原作者・本多孝好さん(または第3話の脚本家の方)も読まれているかもしれませんね。めっちゃくちゃ薄い小説なので、ご興味のある方は・・・

 

 

そういえばドラマの中で、舞が公安のスパイのことを「今じゃ幽霊みたいなものよ」と評するシーンがありましたね。ん? 幽霊? 偶然ではないような・・・

 

『dele ディーリー』第3話ネタバレ(← 未視聴の人は気を付けて!)

 

圭司はすぐに男の正体を突き止めます。その男は、公安と関係のある人物でした。どうやら、公安は浦田にある仕事を与えていたようです。それは、“幸子の監視をする”という任務でした。

 

「なぜ30年近くも、床屋のおばさんの監視する必要があるのか?」

祐太郎は不思議でなりません。

圭司は、黙って監視することに罪の意識を感じた浦田が、幸子へ謝罪する気持ちになったのでは、と推測します。

 

祐太郎と圭司は、バラを買って幸子の理髪店を訪れます。すると、理髪店には【閉店】を告げる張り紙が・・・幸子は姿を消していました。

 

祐太郎は、幸子の理容学校の同期に話を聞きにゆきます。すると、幸子は学生時代、【五藤】という過激派の男と付き合っていたことがわかります。五藤は43年前に爆破事件を起こし、事件後に姿をくらませていました。

 

彼女だった幸子に五藤が接触するかもしれない・・・公安が幸子をマークしていたのは、これが理由でした。幸子の監視役として、浦田は選ばれていたのです。

 

祐太郎たちは、浦田が利用していた旅行サイトを調べます。すると、幸子が年に1回、五藤に密会していたことがわかります。どうやら幸子は、五藤に逃走資金を用立てしていたようです。

 

実は、浦田は早い段階でそのことに気づいました。しかし、通報はしていませんでした。浦田にとっては、幸子を監視することが孤独な人生の支えになっていたのです。

 

幸子は、死の直前の浦田とかわした会話を思い出します。

幸子が浦田の髭を剃っていると、浦田は

「もう終わりにしました」

と告げたのでした。

 

幸子も、浦田の“任務”に気づいていました。監視されていると知りながらも、浦田と付かず離れずの関係を維持していたのです。

 

浦田の決心にうながされる形で、幸子も決意します。元・恋人だった五藤の居場所を、公安警察に通報したのです。

 

 

圭司は浦田の残したデータとバラ5本を、祐太郎に渡します。

「浦田の依頼通り幸子に渡して、早く帰るぞ」

と祐太郎をせかします。

 

祐太郎はデータとバラを無事に幸子に手渡します。しかし、そのすぐ後に幸子も逮捕されています。

 

「なぜ、5本だけだったんだろう?」

事務所に戻った祐太郎は【5本のバラ】の意味を調べます。すると・・・

f:id:entafukuzou:20180811041316j:plain

 

【5本のバラ】の花言葉とは?

バラは色や本数によって、花言葉の意味が違います。

【5本のバラ】の花言葉は、【あなたに出逢えて本当に良かった】という意味です。

 

1本・・・【あなたしかいない】

2本・・・【世界には2人だけ】

3本・・・【愛しています】

4本・・・【死ぬまで愛は変わらない】

 

感想

幸子にバラを送ろうとしたのは、浦田の意志。
しかし、バラを“5本”送ることにしたのは、圭司の意志。
浦田の孤独な気持ちを察した圭司が、花言葉で浦田の想いを伝えようとしたのですね。しかも、あえて花言葉の意味を作中で明かさない・・・なんと、上質なドラマなんだ!

 

幸子の会話を盗聴しながら共に泣き共に笑う浦田の姿を見て、管理人はもらい泣きしました。はげしく嗚咽しました。