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『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』の元ネタ?米ドラマ『PERSON of INTEREST』とは?

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沢村一樹主演の月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』の滑り出しが好調のよう

です。でも、SNS上では海外ドラマのパクリでは?という声もちらほら。

 

もともと、絶対零度の第1シリーズ・上戸彩さん主演の『絶対零度~未解決事件特命捜査~』だって、海外ドラマ『コールドケース 迷宮事件簿』にそっくりでした。未解決事件のファイルが並んだ資料室なんか、そのまま再現されていたと言ってもいいぐらい。

 

この記事では、絶対零度の第3シリーズ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』が参考にしたであろう米ドラマ、『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』についてご紹介したいと思います。

 

『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』の概要

 億万長者のフィンチは9.11の後、将来のテロ攻撃に備えるべく、国内の監視装置を統合したコンピュータシステムを作り上げました。そのコンピュータは、テロ事件以外の普通の計画犯罪も予見することができました。

 

もともとは政府に依頼されてつくった、コンピュータシステム。ところが政府は、

「一般人の犯罪を止めたところで、お金にならない」

と、興味を示しません。

 

そこでフィンチは、自分のお金を投資して、一般人を巻き込む犯罪を防ごうと考えます。でも、フィンチ自身は足が不自由です。実行してくれる人間が必要です。

そこでフィンチは、仕事にあぶれていた元CIA工作員・リースに声をかけ・・・

  

『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』の見どころ

 犯罪を予見するスーパーコンピュータ【マシン】は、未来に起こる事件の関係者の社会保障番号を割り出すことができます。フィンチに指示されたリースは、事件の関係者と接触を試みるのですが・・・

割り出された人物が犯罪の加害者か、被害者かまではわかりません。

 

リースが接触した時点では、その関係者が止めるべき存在なのか、守るべき存在なのか不明なのです。物語が進むうちにその人物が加害者か被害者か、判明する作りになっています。

 

また事件を未然に防ぐリースですが、いくつもの現場に姿を現すため警察から怪しまれます。複数の事件に関わっているのでは?と疑われてしまうのです。

 やがて、リースの目的を知った警察関係者の中から、リース達に協力する人物も出てきます。警察関係者とリースが繰り広げるドラマも、本作の見どころのひとつ。

 

圧倒的に面白い! 本家は、大人向けの上質サスペンス!

パーソンオブインタレスト シーズン1(吹き替え版)

 

『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』の概要

 それでは、沢村一樹主演・絶対零度のシーズン3の概要も確認しておきましょう。

 

『絶対零度』のシーズン2で桜木(上戸彩)の相棒だった山内(横山裕)は、資料課分室に配属されました。

この課では国民の行動データを集めて、重大な犯罪を犯す可能性がある人物を割り出すシステムの開発が進められていました。そのシステムこそ、『未犯罪捜査システム』=【ミハン】だったのです。

 

そして、シーズン3の第1話。

 

【ミハン】が割り出した危険人物が、富樫(武井壮)でした。ところが、井沢(沢村一樹)や小田切(本田翼)が事務所にかけこむと、富樫はすでに何者かに殺されていました。第1話にして、いきなり予測を外してしまう【ミハン】。

だ、大丈夫なのか~

 

・・・もう、『パーソン・オブ・インタレスト』のパ〇リですね。アレンジとかいうレベルではなく。

どうして、海外ドラマそっくりの作品が製作され続けるのか?

 ドラマのプロデューサーは、たくさんの海外ドラマや映画をみています。『24』『プリズンブレイク』『SUITS/スーツ』『コールドケース』『グッドワイフ』など・・・全米で話題になったドラマは、間違いなくチェックしています。

 

大手の芸能事務所の影響力が大きい日本のドラマ界。連続ドラマが作られるとき、次のような流れがあります。

 

だいたいは、主演俳優と放送枠(日曜よる9時に木村拓哉さんとか、月曜よる9時に上戸彩さんとか)が決まっていて、

① マンガや小説の原作でいくか?

② オリジナルでいくか?

2パターンにわかれます。

 

オリジナル作品でいくと決まった場合、プロデューサーから

「24みたいなドラマを作りたい」

とか、

「SUITS/スーツみたいなドラマでいきたい」

のような要望が、脚本家に出されます。

 

 脚本家が企画書(こんな作品でいきますよ~という概要をまとめたもの)を提出。主演俳優とその所属事務所の承諾を得ます。

 

さらに、テレビ局の上層部を納得させ、スポンサーを集める必要があります。

(⇦ あらかじめ、放送枠にメインスポンサーがついている場合もあり) 

このとき、ヒットした海外ドラマみたいな作品を企画したほうが、ドラマの専門家ではない局の上層部スポンサーの同意も得られやすくなります。

 

 

これは、洋画でも同じようなことがいえます。リメイク作品やアメコミ原作が多いのは、出資者からお金を集めやすいからです。スポンサー達からすると、まったく新しい作品の企画書や脚本を渡されても、作品をイメージしづらいのです。

「ダークナイトみたいな映画を作ります」

「スパイダーマンをリメイクします」

 と言われたほうが、お金を出しやすいという事ですね。

 

ただ、日本のドラマ界の将来を考えると、「これでいいの?」と思います。

マンガの原作ばかり、海外ドラマの真似ばかりでは、いつまで経ってもオリジナルドラマを書ける脚本家が育たないことになります。