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ガッキーだったらなあ!『コンフィデンスマンJP』第7話の感想&シナリオ分析

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※この記事は約10分、感想&シナリオ分析だけなら4分で読めます。

長澤まさみ主演ドラマ『コンフィデンスマンJP』。第7話のあらすじ&ネタバレ、シナリオ分析や感想をまとめました。

 

 

第6話は、ホロリとさせられるお話でした。ダマすことより相手を理解することがテーマであると考察しました。

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『コンフィデンスマンJP』第7話あらすじ

 

ダー子、お金持ちの末娘になりすます

 

 

鎌倉に住む元ヤクザで資産家の与論要造(竜雷太)の前に、末娘の理花になりすましたダー子(長澤まさみ)が現れます。本物の理花はケチな盗みをはたらいて、現在刑務所に入れられています。ダー子は、理花が要造の愛人の娘であること・家出をして10年近く家族と会っていないことを聞き出していました。

 

 

要造はしばらくぶりに現れた末娘を歓迎します。しかし、要造と本妻との間に生まれた

 兄の祐弥(岡田義徳)と姉の弥栄(桜井ユキ)は、理花(ダー子)を怪しみます。遺産目当てでやってきたニセモノだろうと疑っていたのです。その読みは当たっていました。

 

要造は現在闘病中で、10億円もの資産を子どもたちの内の誰かに譲ろうと考えていたのでした。ダー子はその資産を狙って、与論家にもぐり込んだのです。

 

 

先回り! 五十嵐が毛髪鑑定

 

 

疑りぶかい祐弥と弥栄は、理花(ダー子)の髪の毛を採取してDNA鑑定に出します。ところが、ダー子は先回りして危機を回避していました。祐弥と弥栄が鑑定を頼んだ相手は、医学博士に化けていた五十嵐(小手伸也)だったのです。

 

 ところで、本物の理花は結婚が破談となっていました。そのことを心配した要造は、「相手の男に会わせろ」と言ってききません。

 

そこでボクちゃん(東出昌大)が理花をフッた造り酒屋の息子・けいいちとして登場します。適当に話を合わすだけのつもりが、なりゆきで理花(ダー子)とけいいち(東出昌大)は結婚することになってしまいます。

 

 

 

 

 

『コンフィデンスマンJP』第7話ネタバレ

 

 

こいつらも詐欺師だった!

 

要造は理花(ダー子)に“アレ”の準備をしておいてくれ、と頼みます。適当に話を合わせたダー子ですが、家族のイベントらしいことしかわかりません。“アレ”とは何でしょう?

 

 

そこでリチャード(小日向文世)は刑務所を訪れて、本物の理花から情報を聞き出そうとします。リチャードは要造と理花(ダー子)、祐弥と弥栄が団らんする動画を見せて、“アレ”の正体を聞こうとします。

 

 

すると本物の理花は祐弥と弥栄を見るなり、

「誰、この2人?

と声を上げるのでした。

 

理花(ダー子)は女中のさと子から、驚くべき事実を知ります。

 

祐弥と弥栄も長い間家を空けていて、つい半年ほど前に戻ったばかりだというのです。この祐弥と弥栄もニセモノでした。キンタとギンコという2人組の詐欺師が、やはり資産を目当てに祐弥と弥栄になりすましていたのでした。

 

本物の祐弥と弥栄はそれぞれ独立して会社を持っていて、要造の資産に興味がなかったのです。

 

一時休戦

 

祐弥(キンタ)と弥栄(ギンコ)、理花(ダー子)は「要造の資産をもらうのは自分だ」と言わんばかり足の引っ張り合いをします。要造は「家族らしい振る舞いができないなら出ていけ!」と声を荒らげますが、その場で倒れてしまいます。

 

要造がこのまま死んでしまったら、大金が入っているであろう金庫の番号がわからないままです。

 

ダー子はキンタとギンコに休戦を提案し、ひとまず家族として要造に親孝行しようと持ちかけます。キンタとギンコも渋々了承し、それぞれ息子として娘として要造に接します。家族のぬくもりを得た要造は快復し、「花火大会ができる」と喜びます。

 

花火大会こそ、要造の言っていた“アレ”だったのです。しかし準備を進めている最中に、要造は再び体調を崩し入院することになってしまいます。

 

 

 

ダー子はその直後、キンタとギンコを屋敷から連れ出します。喫茶店で2人を待っていた男と女がいました。ダー子はキンタとギンコに紹介します。

 

「こちらが本物の祐弥(中尾明慶)と弥栄(前田敦子)さん」

 

祐弥と弥栄は、要造が資産を10億も持っているというのは嘘だ、と話します。株で失敗して家も担保に入っているというのです。

 

ダー子とキンタ、ギンコが要造の家に戻って金庫を開けると、そこには大量のエロ写真が。それは、要造の歴代の愛人のエッチな写真でした。お金がないとわかり、キンタとギンコは撤収します。

 

 

 

要造の夢をかなえてあげたい

 

ダー子も「家族ごっこはもうお終い」と撤収します。ボクちゃんは納得がいきません。最後まで要造に嘘をつき通すべきだと、病院へ向かいます。3週間後に、要造は息を引き取ってしまいます。

 

 

死ぬ間際、要造は金庫の本当の番号を教えます。そして、女中のさと子には、棺に家族の写真を入れてほしい、と頼んだのでした。

 

ボクちゃんから金庫の番号を聞くと、ダー子は喜んで屋敷に戻ります。

 

実は、ダー子がキンタとギンコに見せた金庫は、五十嵐の用意したダミーでした。本物の金庫の中には、10億円分の証券が入っていました。喫茶店に現れた祐弥と弥栄も、実はダー子の用意して子猫ちゃん(ニセモノ)だったのです。

 

お金を自分たちだけで分けようとするダー子でしたが、ボクちゃんは怒ります。

「金庫の番号を聞き出したのはボクだぞ! 取り分はボクが決める!」

 

しばらくして生前、要造の楽しみにしていた花火大会が開かれます。ダー子とボクちゃんとさと子が参加、要造の遺影も置かれています。そしてなんと、キンタとギンコも参加しています。ボクちゃんのはからいで、2人にも分け前が払われたのでした。

 

さと子はその様子をみて喜んでいました。というのも、要造が棺に入れておいてくれと言っていた家族の写真とは、本物の家族のものでなく、ダー子、ボクちゃん、キンタ、ギンコら疑似家族の写真だったからです。

 

 

 

第7話の見どころは?

 

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ダー子とボクちゃんの疑似結婚

ダー子とボクちゃんは要造をだますため、成り行きで結婚式をあげることになります。誓いのキスの場面で、目をつぶって口を突き出してキスを待つダー子。

 

それに対して、ボクちゃんは明らかに嫌そう。

ガッキー(新垣結衣さん)だったら良かった

と口を滑らせてしまいます。ボクちゃんのホントの気持ちはどうだったんでしょうか? 

 

新垣結衣さんといえば、古沢良太さん脚本『リーガルハイ』に出演していました。古沢ワールドのクロスオーバーといった所でしょうか。

 

脚本家が副音声に参加?

 

第7話では、『コンフィデンスマンJP』JPの脚本を書いている古沢良太さんが、副音声で五十嵐とやり取りしています。製作の内輪話もしゃべっていたようです。

 

 

ツイッターやネットの感想は?

 

・前田敦子さんの使い方がぜい沢すぎる~

 

・ええ話やのう。

 

・このドラマで泣くとは思わなかった。家族っていいな~

 

・今回が一番だまされたかも。にしてもゲストが豪華だな。

 

・副音声、見逃した~

 

 

疑似家族が本当の家族のように、和気あいあいとやっていることに「感動した!」「泣いた!」との声がほとんど。ここまで手放しにホメているのは、第7話だけかもしれません。

 

 

 

第7話のシナリオ分析

 

ここから先は、シナリオの分析です。やや辛口なので、第7話に「感動した!」という人は、見ない方がよいかも。

 

 

 

最後に疑似家族が集まって要造の遺影と一緒に花火を見る場面は、映像的にも物語のラストとしても印象に残るシーンでした。しかし、残念ながら筆者は泣くことはできませんでした。

 

なぜか? それはあまりにも作り手・主人公たちに都合よく話が進みすぎるからです。

 

今回のお話を成り立たせるのに必要なこと。それは、“要造の本当の息子や娘たちが、実家に戻ってこられないという状況”です。

 

彼らが同席していたら、ダー子たちがなりすましている事がバレてしまうからです。それでは、どういう理由で実家に来られなかったのでしょうか?

 

 

① 末娘の理花は刑務所に入れられている 〇

 

ダー子がなりすました、要造の末娘の理花。

 

本物の理花は、ケチな盗みをはたらいたため刑務所に入れられています。これでは、確かに実家に帰れません。しかも、資産家の娘である理花とダー子たちの接点のつくり方も見事でした。理花が盗みをはたらこうとした相手が、リチャードだったのです。

 

ダー子たちが要造を知るきっかけ、理花が実家に帰れない理由ともに上手く練られていると思います。

 

② 理花は、ダー子たちに要造の情報を教えてくれる △

 

理花はダー子たちが詐欺師であること、父親からお金をだましとろうとしていることを承知の上で情報を提供してくれます。自分は、父親の資産には興味ないというのです。

 

ここは、納得しづらい部分です。というのも、そもそも理花は盗みをはたらいて刑務所に入れられたのです。10億もの大金が手に入るかもしれないのに、その権利を赤の他人に簡単に渡すものでしょうか?

 

物語上では、理花がリチャードの詐欺師としての腕にほれこみ、尊敬しているから協力したと説明されています。リチャードも「分け前を理花に持っていく」と言っているので、いくらか支払われたのでしょう。

 

とはいえ、大金に興味のない理花が詐欺には興味がある、というのも理屈として苦しい。詐欺師はみんな、お金が大好きでしょ?

 

 

③ 本物の祐弥と弥栄は、要造の10億には興味ない ✖

 

祐弥と弥栄は要造を嫌っていて、実家には寄りつかない。ここまでは良しとしましょう。それぞれが独立して会社を経営している。ここまでも良しとしましょう。

 

でも、遺産で入るかもしれない10億円に興味がないって・・・どんだけデカい会社なんじゃ!! ここは、彼らに連絡がいかなかった事にしたほうがスムーズなのでは?

 

 

まとめ

 

コンフィデンスマンJPは、コンゲームもの(だまし合い)としてより、ダー子たちのハイテンションを楽しむドラマなのでしょう。

 

重箱の隅をつつくようなツッコミは、野暮なのかもしれません。でも、文句を言いつつも、毎週楽しみにしていることだけは付け加えておきます。