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かわいいだけ?広瀬すずの演技は下手か上手いか?出演映画7作をレビュー

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https://www.amazon.co.jpより引用



※この記事は、約5分で読めます。

映画やドラマに引っ張りだこ。旬の女優、広瀬すずさん。抜群の可愛らしさを持つ彼女。その容姿と、はじける元気にファンは多いでしょう。一方で、バラエティ番組での不用意な発言から「性格ブス」「性格悪い」と彼女を嫌う人も一定数いるようです。

 

 

では、本業である女優としてはどうなのでしょう? 演技はヘタなのか上手いのか? 本ページでは彼女の出演映画7本を観て、広瀬すずさんの演技力をチェックしてみました。★★★★★で満点。

 

 

 

 

 

1:放課後たち(2014年)

 

新進気鋭の若手監督4人が、「放課後」をテーマにそれぞれ短編映画を撮影。その4つをまとめたのが本作です。広瀬すずは4作目の主演を務めています。なんですけど・・・

 

ふだん娯楽映画ばかり見ている人には、ついてゆくのが辛いでしょう。4作とも自主映画っぽさ全開だからです。出演者が微妙(ルックスも演技力も)だったり、なにを伝えたい話なのかわかりづらいのです。

 

 

肝心の広瀬すずさんが出てくるのは、4作目。家庭教師の大学生が、美少女の教え子にほんろうされる話。名作映画『ロリータ』にオマージュを捧げた作品のようです。

 

 

広瀬すずは、わざと消しゴムを落として大学生に太ももを見せたりします。うおおーーーっ!!

 

背伸びして年上の男性に恋する少女を、生き生きと演じています。綺麗に切りそろったおかっぱ頭もかわいらしいです。演技としては普通ですが、画面から伝わってくる恐ろしいまでのスター性。

 

演技力:★★★☆☆

 

Amazonプライムビデオ 放課後たち

 

 

 

2:海街diary(2015年)

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綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、そして広瀬すず。日本を代表する女優たちが姉妹を演じた話題作。『そして父になる』の是枝裕和が監督を務めます。

 

こんな美人4姉妹いねーだろ!とツッコミを入れたくなりますよね。そんな美人姉妹を本作ではあくまでも淡々と撮影しています。余計な照明を使わない、感情を高めるような音楽も極力使わないというドキュメンタリーのような演出。

 

街ですれ違ったら3度は振り返るであろう美女たちが、鎌倉の街に溶け込んでいるのです。

 

広瀬すずさんは、お姉ちゃん3人とは腹違いの末っ子を演じています。普段はしっかり者ですが、内に寂しさをかくしている難しい役。

 

 

是枝監督の演出もあって、広瀬すずさんは出演作の中でもベスト級の演技を見せています。特訓したというサッカーも本当にうまい。運動神経も抜群なんですね。さすが、サッカーどころ静岡県出身。

 

演技力:★★★★★

 

 

3:ちはやふる -上の句- (2016年)

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競技かるたの女王をめざす少女の成長を描く、同名マンガの実写化作品。

 

広瀬すずさんは全校でも評判の美少女ながら、かるた以外のことには興味がない荒っぽい女の子を演じています。コメディに重きをおいた演出のせいでしょうか、彼女の演技はややオーバーと言う気がします。

 

もっとも、彼女だけではありません。絵に描いたような“やまとなでしこ”の奏(かなえ)、自分の居場所がないとコンプレックスを持つ勉(つとむ)なども、いかにもマンガ原作らしいキャラクター。極端すぎて、実写映画の人物としては違和感を覚えてしまいます。

 

演技力:★★★☆☆

 

 

 

4:四月は君の嘘(2016年)

 

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新川直司の人気マンガを、広瀬すずと山崎賢人のW主演で実写化した青春ラブストーリー。

 

母親との確執から、ピアノを弾けなくなってしまった神童の公正(こうせい)。公園で楽しそうにヴァイオリンを弾くかをりとの出会いがきっかけで、もう一度ピアノと向き合うことになります。しかし、元気溌剌としたかをりでしたが、病に侵されていたことがわかるのでした・・・

 

愛した人が病気になってしまう、という典型的な泣かせる物語・・・のはずなんですが、広瀬すずさんのやたらと絶叫する演技のため、感動するよりも耳障りに思ってしまいます。

 

どうしてこうなった?

 

で、もう一つのマイナスポイント。実はこの『四月は君の嘘』、物語の最後にある秘密が明かされます。

 

ところが、この秘密が別のある映画にそっくり。竹内結子・中村獅童共演の『いま、会いにゆきます』という作品とそっくりなんです。演出もそのまんま。これにはちょっと興ざめです。

 

演技力:★★☆☆☆

 

 

 

 

5:怒り(2016年)

 

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閑静な住宅地でむごたらしくなき者にされた、夫婦。室内には被害者が書いたと思われる『怒り』の文字が。犯人の有力な情報が得られないまま1年が過ぎてしまいます。

 

千葉の漁港。離島。東京。接点のない3か所それぞれに、素性の知れない男が現れます。はたして、この3人の中に犯人がいるのか? 彼らと知り合った人々は、彼らを最後まで信じられるのか? 群像劇でありながら、ミステリーの要素を持つ作品。

 

広瀬すずさんは、離島で知り合った森山未來演じる怪しい男に食べ物をわけてあげる、心優しい少女を演じています。

 

 

中盤では、彼女が米兵に襲われるというショッキングな場面も。目をそむけたくなるような被害者の役を、体当たりで挑んでいます。出番こそ多くはありませんが、確かな存在感を放っています。

 

演技力:★★★★☆

 

  

 

6:チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜(2017年)

 

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 創部3年目で全米チアダンス選手権で優勝した、実在のチアダンス部『JETS』の活躍を描いた青春ドラマ。

 

明るく元気な高校生・ひかりは、サッカー部の幼なじみを応援したくてチアダンス部に入部。厳しい顧問の先生のもと、チームメイトとぶつかりながらも全米大会出場をめざします。

 

広瀬すずさんたち出演者は、実際にダンスを猛特訓。クライマックスでは、見事なダンスを披露してくれます。なんですが・・・

 

それ以前に、脚本や演出がダメダメすぎて、ストレスがたまります。

① なぜ、地方のふつうの女子高生たちが優勝できたのか、理由が伝わってこない。

モデルとなったチアダンス部『JETS』が優勝したことを、観客は知っています。では、なぜ彼女たちが優勝できたのか? 変わった練習をしたのか? チームの士気を高めるような特別な出来事があったのか?

 

そこが描かれません。ふつうの青春ものと変わりないのです。

 

② 初めから、部員のスキルが高すぎる!

ダンス部に集まった新入生たちは、教えてもらう前からキレッキレのダンスを披露。これでは、優勝してもさほど驚きません。

 

③ 「福井! 福井!」と地元を強調しているのに、ロケ地は新潟

これは問題。せめて福井で撮影すれば、町おこしにもなっただろうに。

 

さて、広瀬すずさんの演技は、というと・・・主人公ひかるの天真爛漫なキャラクターは、等身大の広瀬すずさんと重なります。どうしても、素の彼女がそのままスクリーンに映っている印象。それでも、イチから特訓したというダンスの腕前はなかなか。役にかける情熱が伝わってきます。

 

脚本・演出:★☆☆☆☆

演技・ダンス:★★★☆☆

 

 

7:三度目の殺人(2017年)

 

 工場の社長をなきものにし、遺体に火をつけた容疑で起訴された三隅。ほぼ100%クロ。「負け」が決定的な裁判に、弁護士の重盛はいどみますが・・・

 

容疑者の心の闇にせまるにつれ、事件はまったく別のものにみえてゆくという法廷サスペンス。

 

広瀬すずさんが是枝裕和 監督作に出るのは、『海街diary』に続いて2度目。この作品では、殺された工場長の娘で、容疑者とも顔見知りだった少女・咲江(さきえ)を演じています。

 

広瀬さんは、足が不自由で、感情を表に出さない咲江を熱演。特に、斉藤由貴さん演じる母・美津江(みつえ)とのやり取りがスゴかった!

 

セリフは穏やかなのに、自分に依存する母をつき放すような冷めた表情。鳥肌ものでした!

 

 演技力:★★★★★

 

 

まとめ

 

広瀬すずさんはあえてエゴサーチをして、自分に対するマイナスの書き込みをチェック。精神を鍛えたそうです。

 

20歳そこそこで数々の主演をつとめ、いまや国民的女優になりつつある彼女。これから年齢を重ねて、どんなお芝居を見せてくれるか楽しみです。