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面白いの?【Hulu】『ハンドメイズ・テイル』シーズン1のあらすじ&感想

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※この記事は約4分で読めます。

 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』は、Hulu制作のオリジナルドラマ。2017年度のアメリカのドラマの祭典・エミー賞でドラマ部門の作品賞に輝きました。

 

シーズン1は全10話、シーズン2は全13話です。

 

この記事では、作品の見どころと第1話~第3話まで見た率直な感想を述べたいと思います。

 

 

 

 

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』は面白いのか?

 

 

『侍女』とは、メイドのことです。まず、大前提として、日本のアニメやゲームでよくあるメイドものとは全くの別物です。

 

男の願望を実現したような、献身的な女の子たち・・・

 

ああいうものを想像して視聴すると、衝撃でひっくり返ります。

 

 

女性の自由が奪われた近未来で、主人公が理不尽な制度と闘いながら、生き別れになった家族との再会をめざすドラマです。

 

女性が自立を求めるシリアスなドラマでありながら、どうしてそのような不平等な未来になったのかがSFタッチで描かれます。

 

今まであまり見たことのないような世界観で、この雰囲気を楽しめれば、間違いなく面白いドラマです。

 

 

 

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『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のあらすじ

 

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の舞台となるのは、ギレアド共和国。環境問題や避妊薬の影響から、妊娠できない女性が大幅に増えた世界です。

 

富裕層以外の健康な女性は、“侍女”として権力者の家に配属されるようになります。彼女たちの役目は、権力者の妻に代わって子供をもうけること

 

 

主人公ジューンは、ギレアドの司令官フレッドとその妻セリーナの家に配属されます。彼女は以前、結婚して娘をもうけていました。しかし、今は自由を奪われて権力者に仕える身。いつか自由の身となり、娘に再会する日を夢見ています。

 

“侍女”は常に監視され、厳しい規則のもと生活します。秩序を乱すような不適切な行動は、すぐに処罰の対象となってしまいます。ジューンは規則に従って生きながらも、自分の家族を取り戻すチャンスを待ち続けているのでした・・・

 

 

 

タイトルの意味は?

 

『ハンドメイズ・テイル』とはどういう意味でしょうか? タイトルは英語で表記すると、【The Handmaid's Tale】となります。

 

handmaid は、小間使いや侍女という意味です。上流階級の婦人に個人的に仕えて、身の回りの世話をする女性のことです。

 

Tale は物語や、作り話。

 

『ハンドメイズ・テイル』で、『侍女の物語』となります。

 

 

旬のキャストと確かな演出が、物語にリアリティを与える。

 

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』が描くのは近未来。女性が自由を奪われ、権力者の性奴隷として奉仕する・・・という設定は、ライトノベルやゲームではよく見かけますよね。しかし、必ずしも実写ドラマに適した題材ではありません。料理の仕方によってはうそくさいSFになってしまいがちです。

 

 

しかし、ドラマの制作陣は本気でした。まず、主演のエリザベス・モスを始めとして演技力と勢いのあるキャストを揃えました。そして、理不尽な状況の中で生きる女性たちを徹底的なリアリティをもって描いています。“ありえない未来”ではなく、現実と地続きの“ありえるかもしれない未来”を作り出すことに成功しているのです。

 

エリザベス・モスといえば、このドラマ。

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海外ドラマ好きならおなじみの顔ぶれが、わきを固めます。

『フラッシュフォワード』のジョセフ・ファインズ。

『オレンジ・イズ・ニューブラック』のマデリーン・ブリューワーとサミラ・ワイリー 。

『ギルモアガールズ』のアレクシス・ブレデル。

 

 

 

第1話から第3話までのあらすじ・ネタバレ&感想

 

 本作の構成は、次のようになっています。

 

ギレアド共和国の成立後、“侍女”として権力者に仕えるジューンの物語。

こちらがメインのお話で、現在進行形で描かれます。

 

それと、もう一つ。現代のアメリカがどのように崩壊していったのか。なぜ、夢も希望もないディストピア社会となっていったのか?

こちらがジューンの回想という形で、差し挟まれてゆきます。

 

 

 

クレジットカードの利用を止められ、女性だけが会社を解雇され自由を奪われてゆく。女性たちは社会に反発して、デモ行進をしようとします。すると、キリスト教原理主義団体が構成する軍が市民に発砲し始めるのです・・・

 

生殖能力にすぐれた女性たちは、なかば強制的に施設に入れられます。そこで徹底的に“侍女”としての教育を受けるのです。名前も奪われ、権力者の所有物となり、夜になるとご主人様の“種付け”をされます。

 

 

このときビックリなのが、必ず権力者の奥さんがその行為をじっと見ているのです。いわゆる“愛の営み”をず~っと第三者が見守っているのです! この異常な光景! 侍女はじっと耐え、夫は事務的に腰を動かし、妻はひたすら凝視する・・・すごいシーン。笑ってはいけないコントを見ているような感覚。

 

 

これだけ見ると、女性がしいたげられているヒドイ社会です。しかし、ただ男性優位かといえば違います。男性でもセクハラまがいの行為をしてしまうと、罰せられるのです。

 

その処罰の仕方がまたエグい。侍女たちがよってたかって男を取り囲み、ボコボコにするのです。真っ赤な服を着た侍女たちが、冷たい目で男を痛めつける。こ、こわ~。