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縄文・弥生どっちの土器が好き?『コンフィデンスマンJP』第6話ネタバレ

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※この記事は約7分で読めます。感想&シナリオ分析だけなら約2分です。

長澤まさみ主演ドラマ『コンフィデンスマンJP』。第6話のあらすじ&ネタバレ、シナリオ分析や感想をまとめました。第6話の見逃し配信については、中断にまとめました。

 

第5話では嫌われ役のキャラクターの描き方に、苦言を呈しました。


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『コンフィデンスマンJP』第6話あらすじ&ネタバレ

悪徳コンサルタントの計画を止めろ!

 

自転車で一人旅をしていたボクちゃん(東出昌大)は、山深い十色村に立ち寄ります。ボクちゃんが何気なく入ったラーメン屋は、川辺守男(野添義弘)と美代(長野里美)の夫婦で営むお店でした。ラーメンの素朴な味に、ボクちゃんは感動します。

 

夫妻は、十色村に【ふるさとふれあいモール】の建設計画があることを語ります。村の特産品を自由に販売できる市場ができることに、夫妻も村のお年寄りたちも期待をよせていました。

 

しかし、2年後に十色村を訪れたボクちゃんは驚きます。【ふるさとふれあいモール】の計画はなくなり、代わりに産業廃棄物処理場が建てられることになっていたのです。このプロジェクトを仕掛けたのはコンサルタントの班井満(まだらいみつる・内村光良)でした。地方再生や町おこしを呼びかけて土地を安く購入しておきながら、その計画がうまくゆかないように仕向け、産廃処理会社に土地を転売していたのです。

 

発掘マニアだった父に対する恨み?

 

ボクちゃんは、ダー子(長澤まさみ)やリチャード(小日向文世)に助けを求めます。産廃処理場の建設工事をなんとか止めてほしい、と。

「工事を止めるだけなら簡単。土器やハニワなんかの遺跡が出てきた証拠があればいいのよ」とダー子は語ります。

そこでボクちゃんはリチャードの所有するホンモノの縄文土器を借ります。

 

工事現場にアルバイトとして潜り込んだボクちゃんは、土器を現場で見つけたとウソの報告をします。ところが班目は、土器を見るなり地面にぶちまけ粉々に壊してしまいます。

 

五十嵐(小手伸也)の調査で、班目の父・万吉はアマチュアの考古学者であったことがわかります。遺跡発掘に没頭するあまり、変わった学説を唱えては変人扱いされていたようです。班目は、父を反面教師として今の仕事についているようです。

 

ダー子は班目が父に対してコンプレックスを抱いているのでは、と推測します。ニセモノの土器を大量に作って工事現場にバラまく計画を立てます。ボクちゃんは、工事現場で土器が見つかったと騒ぎ立てます。そこへ、著名な考古学者・牛久に変装したリチャードがやってきます。

牛久(リチャード)は「歴史的な発見だ」と興奮し、産廃処理場の建設を思いとどまるよう進言します。ところが、班目は持ち込まれた土器をニセモノだと即座に見抜いていました。班目自身、考古学にかなり詳しかったのです。

 

ダー子は諦めません。動物型の土器を作り始めます。

 

考古学はとり憑かれるもの(← ネタバレしてます。気をつけて!)

 

数日後。班目が工事現場に足を運ぶと、全国から発掘マニアが集まっていました。そこへ考古学マニアの常滑富子(とこなめ とみこ)に扮したダー子がやってきます。

「歴史を変えるような大発見をしましょう!」

富子(ダー子)はテンション高く土を掘り続けます。富子は班目に、自分の父もバカにされていたと明かし、遺跡の証明ができれば父親たちの名誉も回復できると班目に訴えます。

 

ところがその後、本物の牛久教授が工事現場にやってきます。現場で見つかった土器はすべて模造品であることがバレてしまうのです。実は、教授に現場のことを知らせたのはボクちゃんでした。ボクちゃんはラーメン屋の夫婦をだまし続けることに、心を痛めていたのです。工事再開を決ししかけた班目ですが、そんな彼の前に秘書が届け物をもってきます。中身は、班目の父・万吉が書いた全18巻にもなる考古学の本でした。

 

数日後。現場に現れた班目は、土地を買い受けていたダー子から3億円で土地を買収します。業者に転売するのではなく、その土地でひとり発掘作業を始めたのです。

 

事態を知ったボクちゃんはダー子を問い詰めます。ダー子はいつの間にか土地を1億円で購入、班目を心変わりさせた上で高く売りさばいていたのでした。五十嵐から分け前をもらったボクちゃんは、十色村のラーメン屋を再度たずねます。

 

すると、お店は大繁盛していました。村では産廃処理施設の工事が始まり、お店には工事関係のおじさんであふれていたのでした。

 

第6話の視聴率は?

8.2%!   

 

これまでずっと9%台で推移してきましたので、ややダウン ↓です。

 

 

『コンフィデンスマンJP』第6話の見逃し配信は?

 

デイリーモーションやパンドラなどの動画サイトでは、アップされても速攻で消されます。フジテレビオンデマンドでしたら、第6話はもちろん放送済みのエピソードを全て視聴できます。フジのドラマやバラエティだけではなく、海外ドラマや洋画なども見ることができます。

 

ラインナップはその都度変わりますので、一度のぞいてみてはいかかでしょうか。

 

 

 

  

感想&シナリオ分析

ネットやツイッターのおもな感想をまとめると

・いい話だった。班目さん、ウッチャンそっくりのいい人っぽいキャラだった。

 

・間違いなくハッピーエンド。

 

・ダー子ちゃんが一番楽しそうで幸せそう。

 

・今回がいちばん退屈。

 

・産廃だろうと原発だろうと米軍だろうと、町が潤えば受け入れるものだ。

 

・いつもほど痛快さはなかったな。

 

・オチがいまいち。

 

・全然、詐欺じゃないじゃん。

 

第6話は敵をだまして爽快!というより、敵も改心してホロっとするいい話、という感じでした。“だまし合い”でなかったために、つまらないと感じた人もいたようです。

 

第6話の脚本は、アプローチが違う?

個人的に面白いと思ったのは、第6話が【相手をだます】ことでなく【相手を知る】ことに重きを置いていた点。

 

班目は父・万吉が家族もかえりみず遺跡発掘に没頭していたため、そんな父を恨みに思っていました。ところが、班目には考古学の相当な知識があることがわかります。ダー子は班目が父を憎んでいた一方で、父に憧れていたのでは?と推測します。

 

ダー子は班目の父が書いた本、全18巻を読んで考古学の本質を知ろうとします。本を読んで教えられたのは、【名誉よりも、探し求める行為そのものが幸せな生き方である】ということ。結果、班目をだますために蓄えた知識が、班目のかたくなな心を変えることに役立つのです。

 

第6話は地味ではありますが、班目をめぐる人間ドラマとしてよい出来でした。班目を演じる内村光良さんの繊細な演技も光っていました。自分としては第4話の次に好きなエピソードでしたが、皆さんはいかがだったでしょうか。

 

ひとつだけ疑問。動物をかたどった土器ってことはハニワですよね? 縄文土器が見つかったり古墳時代のハニワが見つかったり、そんな遺跡があるんでしょうか? ま、それをツッコむのは野暮というものでしょう。