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『コンフィデンスマンJP』で注目。騙し合い!どんでん返し!コンゲーム映画7選

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※この記事は、読むのに約10分かかります。

コンゲーム。

音楽や書道などで技能の優劣を競い合う・・・それは、コンクール。

なめらかな舌触りとまろやかな甘みがおいしいよね・・・それは、コーンスープ。

 

コンゲームとは詐欺師が相手を信用させて、お金をだまし取る物語のこと。映画では敵もずる賢いヤツだったりして、騙したり騙されたり、二転三転するストーリーが魅力的なジャンルです。

 

月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』は、間違いなくこの中の何作かの影響を受けているでしょう。

『コンフィデンスマンJP』に関する記事は、こちら。

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1:コンゲームと言えばコレ! 不朽の名作。 『スティング』

新米詐欺師のフッカー(ロバート・レッドフォード)は、相棒のルーサーとケチな詐欺をはたらきます。だが、相手が悪かった。彼らが奪ったお金は、大物ギャング・ロネガン(ロバート・ショウ)のものだったのです。ルーサーは殺され、フッカーも悪徳警官から追いかけられる羽目に。

 

フッカーは相棒の仇を討つべく、凄腕の詐欺師と評判のゴンドルフを訪ねます。ところがゴンドルフはすっかり落ちぶれ、売春宿に身を隠していたのです。

 

それでも、親友であるルーサーの死を知ったゴンドルフは一念発起。フッカーの復讐を手助けすることになります。ロネガンがポーカーや競馬に目がないことを調べたゴンドルフは、昔の詐欺仲間を集めてロネガンに大勝負を挑みます。

 

『エンターテイナー』の軽快なリズムに乗せて繰り広げられる、一世一代の騙し合い。衝撃のラストに思わず「あっ!」と声が漏れてしまう、コンゲームものの最高峰!

 

 

2:西部劇でコンゲーム。一粒で二度おいしい! 『マーヴェリック』

 

舞台は19世紀。アメリカの西部開拓時代。賞金50万ドルをかけたポーカー大会の開催が、4日後にせまっていました。詐欺師マーヴェリックは大会への参加費用を稼ぐため、酒場で荒くれ者たちを相手に賭けポーカーをします。

 

ところが、せっかく稼いだお金を美人ギャンブラーのアナベルに取られてしまいます。カチンときたマーヴェリックは、急いでアナベルの後を追いかけます。そこへ2人を追いかける保安官のクーパーも絡んできて・・・3人の珍道中の始まり始まり~。

 

メル・ギブソンとジョディ・フォスター。2大スターの共演が楽しいコメディタッチの西部劇。騙し合いと恋のかけひきがミックスされた、小粋でオシャレな作品です。

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3:カジノに青春をかける天才大学生たち! 『ラスベガスをぶっつぶせ』

 

マサチューセッツ工科大学に通うベンは、授業料が払えず奨学金を得たいと思っていました。ベンには、数学と論理的思考の特別な才能がありました。その才能を見抜いたミッキー教授は、ベンをあるプロジェクトに誘います。

 

それは、『カード・カウンティング』の技術を使って、ラスベガスのカジノで荒稼ぎしようという計画でした。カウンティングは、ブラックジャックというゲームで行います。

 

まず、ブラックジャックとはトランプのゲームの一種。配られたカードの合計点数が21点を越えないように、プレイヤーとディーラーが1対1で競い合うゲームです。

 

カウンティングとはすでに開けられたカードを記憶して、残されたカードがプレイヤーにとって有利か不利か見極めた上で、賭ける金額を変える技術のこと。自分の利益が最大となるように、『期待値』を瞬時に計算する高度な数学的才能が必要です。

 

厳密にいうとイカサマとはちょっと違います。ただ、カウンティングをしていることがバレてしまうと、カジノには出入り禁止になってしまいます。カウンティングがバレないように、学生でチームを組んでゲームに臨むのです。ベンは、昼間は普通の学生、夜はギャンブラーとしての二重生活を続けてゆきます。そして、お店から目をつけられない程度にお金を稼いでゆくのです。

 

しかし、大金を稼いだからといって、心が満たされるとは限らないもの。やがて、仲間とは意見が対立するようになり、恋人のジルとの関係にも亀裂が入ることに・・・ギャンブル映画というよりは、青春映画として味わい深い一作。

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4:豪華キャストの競演が楽しいエンターテインメント! 『オーシャンズ11』

 

伝説の泥棒ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)は仮釈放中の身。彼は刑務所に入れられていた4年間、途方もない犯罪計画を立てていました。ラスベガスの3大カジノの現金倉庫からお金を奪おうというもの。お金だけが目当てではありません。

 

カジノのオーナーであるテリー・ベネディクトは、オーシャンから妻を奪い取った男だったのです! オーシャンの呼びかけによって、現金強奪のために仲間が集められます。

① いかさまポーカーの腕前とダチが多いのが自慢さ。ラスティ(ブラッド・ピット)

② 潜入するなら僕に頼って、元カジノの従業員だもん。フランク(バーニー・マック)

③ カジノを潰された恨みは決して忘れねえ。ルーベン(エリオット・グールド)

④ 金庫を爆破するなら、俺しかいないよな? バシャ―(ドン・チードル)

⑤ ラジコンの操作なら任せてくれ。バージル(ケイシー・アフレック)

⑥ 車の運転から変装まで。使い勝手のいい男だぜ。ターク(スコット・カーン)

⑦ ワタシ、雑技団の曲芸師アルよ。イエン(シャオボー・チン)

⑧ と、特技っスか? で、電気とか配線っスかねー。リヴィングストン(エディ・ジェイミソン)

⑨ ガキども。じじいを舐めるなよ。往年のテクニック、見せてやるわい。ソール。(カール・ライナー)

⑩ 俺は名の知れたスリ師だぞ。地味な仕事ばっかさせやがって。ライナス(マット・デイモン)

 

オーシャンを含めて、全部で11人。個性豊かなメンバーがそれぞれの特技を生かし、にっくき大富豪に挑みます。

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5:どんでん返しってのはこういう事を言うんだ! 『テキサスの五人の仲間』

 

舞台は、西部開拓時代のテキサス。片田舎のある家で年に1度のポーカーの大勝負が行われていました。そこへ、旅の途中でこの街に立ち寄った3人の家族が現れます。ギャンブルに目がない亭主メレディス(ヘンリー・フォンダ)は、自分も参加したいと申し出ます。

 

ところが、あっという間に負けがこんでしまい、全財産をスッてしまいます。もうお金がありません。妻がちょっと席を外したすきに、メレディスはなんと!奥さんを賭けの対象にしてしまいます。そこへ奥さんが帰ってきて・・・

 

知る人ぞ知る、コンゲーム映画の隠れた名作。

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6:ほろ苦いラストは大人の味。 『マッチスティック・メン』

 

詐欺師のロイ(ニコラス・ケイジ)は、強迫性障害をわずらって身も心もボロボロ。精神科医に相談すると、原因は10年前に妻と離婚したことだ、と指摘されます。精神科医は、ロイに妻との間にできた娘・アンジェラに会うことを勧めます。

 

アンジェラと会い、親子としての時間を過ごすうち、いつしかロイも心のやすらぎを得ます。ロイは、娘に詐欺師としての才能があることに気がつきます。「いかん。いかん。大事な娘を犯罪者の仲間入りさせてはいかん!」

 

そう自分に言い聞かせるロイ。ところが、ひょんなことから詐欺の仕事に娘を巻き込んでしまいます。ロイは、娘への愛をつらぬけるのか? ちょっぴり切なくなるラストの大どんでん返しが、深い余韻を残します。

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7:ジョン・トラボルタが悪いヤツを演じてるだけで、もう100点! 『ソードフィッシュ』

 

スタンリー(ヒュー・ジャックマン)は元・天才ハッカー。彼は、FBIが個人のメールを監視していたことに抗議して、システムを破壊してしまいます。そのため逮捕され、愛する娘とも接見禁止となっていました。元妻に、親権も奪われてしまいました。

 

そんなスタンリーの元へ、謎の美女ジンジャー(ハル・ベリー)が現れます。彼女は、「話を聞くだけで10万ドル払う。娘に会えるようになる」と話を持ちかけます。スタンリーは、ガブリエル(ジョン・トラボルタ)という男に引き合わされます。

 

ガブリエルは、次のように語ります。「政府が不正に隠し持っている闇資金をコンピュータ・ハッキングで奪いたい。そのために力を貸してほしい」と。スタンリーはシステム侵入のため、プログラムを完成させます。ところが、政府の闇資金をめぐって、麻薬取締官・警察・あくどい上院議員まで絡んでくるから、さあ大変!

 

大爆破のアクションあり、お色気あり、三つどもえの騙し合いあり・・・見どころの多い作品です。

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番外編:ツッコミどころ満載だけど、妙な面白さがある。 『サンブンノイチ』

 

物語が始まるのは、銀行強盗を成しとげた直後から。ケチな小悪党3人が、盗んだ現金をめぐって壮絶な騙し合いを繰り広げます。

 

木下半太の同名小説を、お笑いコンビ『品川庄司』の品川ヒロシが実写化。品川は、自ら脚本も書くほどの力の入れよう・・・なんですが、コンゲームものとしては「これ、成り立ってんのか?」というツッコミ要素が満載。正直、ほめられた出来ではありません。

 

それでもあえてここで挙げたのは、個性豊かなキャストが見ていて楽しいから。ブラックマヨネーズの小杉。田中聖。池畑慎之介。他の映画ではあまり見ないような面々が、生き生きと演技していて新鮮です。そして、何といっても闇の帝王に扮した窪塚洋介の怪演がスゴい。

 

テンポのよさ・ギャグの詰め込み具合は、もしかしたら月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』に一番近いかもね。

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まとめ

詐欺師たちが騙し合う映画としては、他にも次のような作品があります

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

『スパニッシュ・プリズナー』

『カラスの親指』

 

いや~。どんでん返しってほんっとにいいものですよね~。私も、ちゃぶ台返しよりどんでん返しのほうが好きです。