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ここでしか見られない!【Amazonプライムビデオ】『ゼルダ~すべての始まり~』

 

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※この記事は約4分で読めます。

Netflixの『ハウス・オブ・カード』や『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』、Huluの『ハンドメイズ・テイル』。最近は動画配信サービスを提供する会社が、自らオリジナルドラマを制作しています。これがまた、抜群に面白い。

 

そんな中、後発組のAmazonのプライムビデオでもオリジナル作品が作られるようになりました。Amazonのオリジナル作品は、どちらかというとアート志向。ヨーロッパの映画が好きな人に向いているかもしれません。

 

今回ご紹介するのは、そのうちの1本。クリスティーナ・リッチ主演『ゼルダ~すべての始まり~』です。

 

 

『ゼルダ~すべての始まり』は、作家・フィッツジェラルドの妻の話

 

『ゼルダ』とはハイラル王国のお姫様。悪者にとらわれて、リンクの助けを待っている・・・って違~う! そのゼルダじゃな~い!

 

『グレート・ギャツビー』で知られるアメリカの小説家スコット・フィッツジェラルド。彼の妻となり、のちに社交界の花形となる女性、ゼルダ・セイヤーのことです。芸術家肌で大胆な彼女は、夫スコットの創作に多大なるインスピレーションを与えました。

 

彼女の存在なくして、文豪フィッツジェラルドは誕生しなかったでしょう。裕福で連日パーティに明け暮れていた、フィッツジェラルドとゼルダ夫妻。世間は彼らを『失われた世代』の代表として、嫉妬と羨望の目で見ていたのでした。

 

ちなみに『失われた世代』といえば、『老人と海』や『陽はまた昇る』のアーネスト・ヘミングウェイも有名ですね。事実、フィッツジェラルド夫妻はヘミングウェイとも交流がありました。

 

しかし実際の夫妻の生活は、決して人々が憧れるようなものではありませんでした。フィッツジェラルドはアルコール依存症に苦しみ、ゼルダは情緒不安定におちいってゆきます。2人の結婚はジェットコースターのような浮き沈みを繰り返し、最終的には破綻してゆきます。

 

Amazonプライムビデオ 字幕版

 

 

クリスティーナ・リッチが、自ら持ち込んだ企画!

 

ゼルダを演じるのはクリスティーナ・リッチ。『アダムスファミリー』で無表情な女の子を演じていた、あの子役です。印象的な瞳と広いおでこ。最近は映画のほうではヒット作に恵まれず、どうしていたのかと思っていました。このゼルダ役で健在ぶりをアピールしたと言えるでしょう。

 

奔放で気分屋で扱いづらいゼルダは、まさに彼女にとってハマリ役。いや、あくまで気の強そうなイメージなので・・・見せ場の一つが、第4話。結婚初夜にも関わらず、夫スコットは友達を呼んで大騒ぎ。しびれを切らしたゼルダは、招待客たちの前にまっ裸で現れます。

「夫を返してくださる?」

あっけにとられる客たちをよそに彼女は、スコットを寝室に連れて帰るのです。

 

このシーンでクリスティーナ・リッチは、大胆にもヌードを披露しちゃっています。あの『キャスパー』の女の子がこんな大人になって・・・親戚のおじさんのよう感慨深い。ふう。

 

それと、金髪のウィッグのせいでしょうか。若い頃のミシェル・ファイファーに見えなくもない。

 

ドラマは1話あたり約25分で、全10話。気軽に見ることができます。

 

おまけ:クリスティーナ・リッチのおすすめ映画を2本

 

バッファロー'66

 

ダメで弱くて情けない男の前に、天使が現れた・・・刑務所から出たばかりのビリーは、電話で両親に「フィアンセを連れて帰る」とつい口を滑らしてしまう。

 

フィアンセどころか恋人もいないビリーは、ダンス教室にいたレイラを連れ去りフィアンセのふりをするように強迫する。最初はいやいや妻のふりをするレイラであったが、やがてビリーに愛情を抱くようになる。

 

締めつけるような切なさと乾いた笑い。オフビートなインディーズ映画の傑作。

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ペネロピ

ご先祖様が魔女にいじわるしたために、豚の鼻と耳を持って生まれた女の子・ペネロピ。魔女の呪いをかけられたみたい。「これじゃあ、お嫁にいけない」

 

そんなペネロピの呪いを解く方法はたったひとつ。由緒正しい家柄のご子息が、彼女に永遠の愛を誓うこと。

 

とってもかわいらしいガールズムービー。イギリス人俳優・ジェームズ・マカヴォイのイケメンぶりも際立つ。

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小説で読むフィッツジェラルド

 

『ゼルダ~すべての始まり~』の舞台となるのは1920年代。ちょうどドラマ『ダウントンアビー』と同じぐらいの年代ですね。豪奢な社交界のようすと共に、当時のファッションも見どころ。シンプルな色調の洋服と帽子が、とってもおしゃれです。  

 

フィッツジェラルドというと、有名な小説は『グレート・ギャツビー』(または、『華麗なるギャツビー』)、『楽園のこちら側』の2つの長編です。