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独学で英会話を学ぶ教材として、海外ドラマ『フレンズ』は効果があるか?

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 「いや。ちょっと何言ってるか、わかんないですけど」

 

外国人に話かけられても、早すぎて聞き取れない。中学・高校・大学と英語を勉強したのは何だったのだろう? そう思う事ありませんか?

 

英語教材としての『フレンズ』

 

英会話力アップに効果がある、と昔から言われているのが、ドラマ『フレンズ』で学習する方法です。

 

『フレンズ』は、1994年から2004年まで放送されたアメリカのシットコムです。シットコムとは、観客の笑い声が入っているコメディドラマのこと。

 

男女6人の恋愛や友情を、洗練されたジョークを交えながら描いた『フレンズ』は、英会話学習に最適だと言われてきました。生きた日常会話が多く、短いダイアログで構成されているのが、その理由です。

 

すぐに使えるフレーズが満載!

 

実際にどんな会話があるのか? シーズン1を中心に、ドラマで使われている会話を幾つかピックアップしてみました。黒字は覚えておきたいフレーズです。

 

 

Ross: I hope she’ll be very happy.    

    彼女の幸せを祈るよ。

Monica: No,you don't.    

    嘘でしょ

 

 

 Marsha: Speaking of issues, isn't that your ex-wife?

    問題と言えばさあ、あれ、あなたの前の奥さんじゃない?

 

 

 Carol: Guess what?  Ben is gonna be in a TV commercial!

            ねえ、聞いてよ。ベンがTVのコマーシャルに出るのよ。

 

 

Mon:Do you want me to stay?
   側にいて欲しい?

Ross:That would be good.
   そのほうがいいな

 

 

 Joey:I can't believe what I'm hearing here.

   自分の耳が信じられない。

 

 

 Monica:Who wasn't invited to the wedding.
    結婚式には、呼んでもらえなかったけどね
Rachel:Ooh, I was kind of hoping that wouldn't be an issue...
    いやだ、それ、言わないで欲しかったな。

    (be kind of ~ どちらかと言えば)

 

受験英語を勉強していれば、I would be = I'd bethat would be = that'd beなど の言い回しがあることや、whatthat で始まる関係代名詞節があることは、誰でも知っているでしょう。でも、それが実際の会話でどう使われているかは、イメージしづらいのではないでしょうか?

 

『フレンズ』では、それらがごく自然にダイアログに組み込まれているので、生きた英語を学べるのです。

 

 

効果的な『フレンズ』学習法

 

『シャドーイング』という学習法をご存じでしょうか? 英会話や英文を聞きながら、聞こえた通りに真似をして発音する勉強法です。頭で文法を組み立てるのではなく、耳に入ってきた文章を、そのまま音として口から出す。そう、オウムになったつもりで、相手のしゃべった内容を、リピートするのです。 

 

 

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『シャドーイング』は、「英語耳」を育てる学習法で、通訳を目指す人の訓練法としても知られています。

 

この『シャドーイング』を行なうと、英単語同士の音の繋がりがわかるようになり、リズムイントネーションもよくなります。

 

シャドーイング学習に、短い会話の多い『フレンズ』は適しています。ただ、あくまで耳で聞こえたものをそのまま復唱する勉強法なので、字幕があると集中できません。

 

そこでおススメなのが、 hulu などの動画配信サービスで『フレンズ』を視聴すること。なぜかと言うと、hulu には英語字幕の機能があり、字幕を off にすることもできるからです。

 

①字幕を消して、『シャドーイング』を行なう。ひとつの会話が終わったらそこで映像を止め、耳に入ってきた音をそのまま大きな声でまねる。

②英語字幕をつけて、正しく聞き取れていたか確認する。

③できていなかったら、できるまで同じ会話を何度も発音してみる。

④止めて、確認する、をひたすら繰り返す。

 

英語の発音に慣れることが目的なので、登場人物が何を言っているかわからなくても構いません。聞こえたままを自分の口で真似をする。完全に聞き取れるまで、何度も繰り返すのがポイントです。

 

リスニングが苦手な人は、なかなか先に進めないかもしれません。しかし、それで良いのです。

 

『フレンズ』は、1シーズン24話、全10シーズンあります。ですが、これを全部やる必要はありません。シーズン1だけ繰り返しやるほうが、はるかに効果があると思います。当面は、シーズン1の第1話だけ完璧に聞き取れるように頑張りましょう。

 

英語学習に限ったことではありませんが、中途半端な知識がたくさんあるより、完全に使える知識が少しでもあったほうが役に立ちます。

 

 

誰もが知っている単語の、意外な使い方

 

 

中学レベルの英単語でも、意外な使い方をすることがあります。覚えておくと便利な単語の使用例を、ドラマからピックアップしました。

 


Chandler:You got way too much free time,man.
    お前って、超ヒマだな。

    (way は強調の副詞)

 

 Monica: Well, go over to her!  She's not with anyone.
    じゃあ、彼女のところに行ったら! 彼女ひとりじゃん。
Chandler: Oh yeah, and what would my opening line be? 
     うーん、でも。何て声かけたらいいんだよ?

(line文句 opening line で最初の文句 pick up lines なら口説き文句)

 


Rachel: Mindy?! My maid of honor, Mindy?

   ミンディですって? 私の(結婚式で)付き添いだった、あのミンディ?

Barry: Yeah, well, uh, we're kind of a thing now.

   ああ、そのー、僕らは今そういう関係(=恋愛関係)なんだ。

   (thing は、ここでは事情、というニュアンス)

 

Monica: Okay, he's a senior in college.

    彼は大学4年生なのよ。
Ross: College?

    大学?

 

1年生  freshman

2年生 sophomore

3年生 junior

4年生 senior

 

まとめ

 

『フレンズ』をシャドーイングで学習すれば、英会話の上達が見込めるでしょうし、TOEICのリスニング対策にもなります。

 

英語学習の教材は、様々なものが世の中に出回っています。しかし、無味乾燥な勉強は辛いものです。生きた英語を楽しみながら学びたい。そんな人に『フレンズ』はぴったりなドラマです。