映画ときどき海外ドラマ

ドラマや映画の感想・ネタバレ、シナリオ論など、エンタメ全般を考察するサイト

スポンサーリンク

検証!おっさんがガチで子ども向け映画『しまじろう』を見るとどうなるのか?

f:id:entafukuzou:20180209144311j:plain

 

これから見る映画は、2014年公開の『しまじろうとくじらのうた』です。

 

『しまじろう』は、猫(とら?)を擬人化したキャラクター。乳幼児向けの通信教育テキスト『こどもチャレンジ』で連載されていた作品です。当然、作品は子供向け。一方の私は、いい歳したおっさん。ふだん、アニメは見ません。

 

 

このバカげた企画の意味

 1:大人が真剣に子ども向け映画を観たら、どうなるのか?

小さな子どもと一緒に観るのではなく、1対1で真剣に向き合ったとき何が見えてくるかを検証します。

2:大人だからこそ、見えてくるものがある?

大人になることで忘れたもの、捨ててきたものは何なのか、確かめます。

いきなりの劇中劇

 

スタート直後。いきなり、やどかりと花が登場。「はじまるよ。はじまるよ。今から映画がはじまるよ」と歌い出します。「わかっとるわ、はよ始めてくれや!」と、ツッコんでしまいます。大人になると、こらえ性がなくなっていけません。すると、やどかり、「今からしまじろう達を呼ぶぜ」と言うのです。私(=観客たち)にも声を出して呼びかけるように促します。こ、こっちは狭いアパートに独りなんだぞ。

 

心の中で「しまじろう!」と呼びかけると、花からは「声が小さい!」と怒られる始末。仕方ないから、か細い声をふり絞ります。「し、しまじろ~」

さて。ようやく登場したしまじろう達は、なんと着ぐるみです。えっ? これ、アニメじゃないのか? パッケージと違う・・・超展開にとまどう私をよそに、しまじろう、うさぎ、猫、インコの4人は、海中へ。酸素ボンベもなく普通に息していても、あえてツッコまないことにします。

 

海中では、オニヒトデ海の妖精さんが登場。オニヒトデも妖精も、ただのコスプレした大人です。教育テレビによくあるような、コスプレさんたちによる寸劇が始まります。これ、思ったよりハードル高いぞ。妖精さん役の女優さんがカワイイのが、せめてもの救い。

 

www.youtube.com

 

近づくな、危険

 

さて。オニヒトデは、全身が毒のとげに覆われているため、友達がいないようです。でも、暗い身の上話をミュージカル調で歌いながら語るため、悲壮感は伝わってきません。するとしまじろう、「みんなで歌えば友達になれる」と言い出します。「一緒に歌えば、みんな友達~」とオニヒトデに接近します。無防備で近づくしまじろう。

 

歌うだけで仲良くなれるのか? しまじろうが言うから、そうなんでしょう。陰湿な合唱部だってあるに違いない、と考える私のほうがきっと陰湿なんです。しまじろう達は、オニヒトデと手を取り合って、輪っかになって回り始めています。あっ! 笑ってる! 友達のいなかったオニヒトデが、あんなに楽しそうに笑ってる!

 

私なら、警戒する。あんなに自分をさらけ出せない。しまじろうに対して軽い嫉妬をおぼえた所で、着ぐるみパートが終了。どうやら、この後、アニメパートがあるようです。

まとめ

子どもの時に持っていたもの。それは、作品の設定に難なく入りこむことができる “素直さ”  ではないでしょうか?

 

大人になると、常識が身に付きます。しかし、それによって「こんなことあり得ない」「この設定、おかしい」とツッコミを入れるようになってしまいます。子どもがゲームの世界にすんなり入りこめるのも、この“素直さ”にある気がします。